【街角で出会った美女】中国・四川省編
ドッグイヤーという言葉があります。人間と犬の成長の比率から、通常の7倍位のスピードで進んでいくという意味ですが、中国を訪れるとこの言葉を実感します。
経済成長率が高いということは勿論ですが、何より公共工事のスピードが速いのに驚かされます。例えば空港ですが、日本だと10年位かかるのが、あっという間に建ってしまう。続いて、空港までの高速道路もまた瞬く間にできあがる。1年後に行ったら周りの景色が激変していたなどということも、中国では珍しくありません。
一つには土地が国有化されていること、これが大きな要因です。何しろ国家が大地主ですから、開発と称して古い町並みがブルドーザーでこわされ、郊外に大団地群が建てられ、移住させられるわけです。だから成田空港の反対運動のようなことは、中国では起こらないのです。
日本政府やゼネコンも、これだけは中国がウラヤマシイでしょうね。
反面、成長が急速になればまた歪みも大きくなります。ドッグイヤーは、経済の歪みをも7倍に加速すると考えて良いでしょう。
先年、青島を訪れた際、海外沿いの戸建て住宅の価格が1億円で、それが予約の時点で完売していて、それも殆んどがキャッシュで買っていると聞いて、更にビックリ。
でも住んでいる人は少なく、転売目的が多いと聞かされました。これは明らかなバブルです。
今の世界同時不況の影響ですが、わたしは中国が最も深刻になるのではないかと睨んでいます。
金儲けに関心が集まりすぎて、倫理観が失われていることも危惧されるところです。
ホテルに宿泊している男性客に対して、毎晩のように売春の勧誘電話がかかるのは困ったことです。
それも国営の五つ星ホテルでもやられているのですから、オドロキです。
まあ、買春を目当てに行く人にとっては、便利でしょうけど。
一つだけ中国を見習って欲しいと思うことがあります。
これは中国に限ったことでは無いのですが、大学生がとにかく良く勉強しています。
大学で日本語学科をとり4年間勉強しただけで、日本人と電話でコミュニケーションができるようになり、ちょっとしたビジネス文書も書けるようになります。そのかわり大学の4年間は朝から晩まで勉強漬け、日曜日は学費を稼ぐために終日アルバイト。遊びなどというのは殆んど経験することなく卒業する。
中国では教育が、階層や身分を乗り越える唯一のチャンスのようですから、意気込みが違う。
この点だけは日本の学生はもっと頑張らないと、中国に負けます。
もう一つ、優秀な学生は更に海外で出て勉強しますが、アメリカで学んだ人は概して親米になり、日本で学んだ人は概して反日になるといわれているようです。
これはチョット考え物ですね。
中国を旅行すると、日本語の現地ガイドが若い女性で、例外なく可愛らしい人が多いのに気付きます。
どうも、これは日本人に沢山土産物を買わせようという魂胆ではないかと、想定をしています。観光客の子どもや孫の世代に人間に勧められれば、ついつい財布の紐も緩むというものです。
そんなわけで、写真は四川省の日本語ガイドです。
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