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2009/03/02

「諸悪ノ根源ハ小沢一郎ニ在リ」再論

民主党の小沢一郎代表が米軍再編に絡み「(在日米軍は海軍)第7艦隊で十分」などと語ったことが党内外に波紋を広げ、自民党はハシャギ、マスコミも大騒ぎしているが、そんなにビックリすることだろうか。
小沢本人は「当然の話」としているが、その通りなのだろう。
小沢一郎の政治信条を過去の発言などからまとめてみると、おおよそ次のように整理できる。
【外交】日米同盟を基軸とする。明治以来の日本の繁栄は、アメリカとの友好関係により保たれてきたという主張。
【防衛】集団的安全保障を基本として、日本の自主防衛力を強化するという主張。従って改憲論者でもある。
【経済】新自由主義経済論に近い。
【政治体制】政権交代が可能な二大政党論。政権が交代しても基本政策は変らないというのが前提。
今回の「第7艦隊」発言も、発言のタイミングを別にすれば、過去の文脈からすればそれほど外れたものではない。

それじゃあ、自民党とあんまり変らないではないかという思われる向きもあるだろうが、これも当然なのだ。
元々が自民党の中枢にいた人間であり、そういう意味では骨の髄から保守政治家である。
今は民主党代表におさまっているが、その民主党も主流を占める執行部の大半は元はといえば自民党。両者の間に差が無いのは当たり前で、せいぜいアサヒビールとキリンビールの違い程度だ。
もしズレがあるとすれば、マスコミが作り出し一部の国民が幻想を抱いている民主党のイメージと、小沢一郎の信条に食い違いがあるからだ。

第7艦隊で十分かどうかは別として、小沢が主張する自主防衛論は、自民党内にも同じ考えを持つ議員も多い。もちろん民主党内にも同調者はいる。
今回の騒動も、しょせんはコップの中の嵐である。

二大保守政党による政権交代だが、別に小沢の専売特許ではない。これも米国の受け売りなのだ。
それより我が国でも戦後から1955年の保守合同までの間は、自由党と民主党の二つの政党により政権交代が行われていた。
小沢の二大政党論は、半世紀前への「里帰り」なのである。
彼が主導した小選挙区制と政党助成金制度により、日本の議会制民主主義は危機に瀕してしまった。
やっぱり諸悪ノ根源ハ小沢一郎ニ在リなのだ。

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