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2009/04/10

金正日が支える自民党政権

もし北朝鮮の核と拉致問題が無ければ、自民党政権はとっくに倒れていただろう。
自民党が危機を迎えると決まって、狙いすましたように北朝鮮がミサイルだか人工衛星だか飛翔体だかを発射してくる。その度に日本に落ちるぞ落ちるぞと大騒ぎして、政権の支持率が上がる。
小泉政権の高支持率も、数名の拉致被害者を帰国させたことが大きく影響した。
こうなると本当に金正日政権が打倒されると、一番困るのは自民党ではなかろうかと思ってしまう。
まさに「金正日大明神」サマサマである。

4月7日の自民党役員連絡会で、坂本剛二組織本部長も「国連で日本の主張が通らないなら、国連を脱退するとか、北朝鮮が核保有している限り、日本も核を持つぐらいのことを言うべきだ」と主張した。
北に対抗するために、日本を北朝鮮のような国にしてしまえというわけだ。もっとも北朝鮮だって国連脱退はしていないから、更に日本をカゲキな国家にして対抗しようという構想なのだろう。
軍事独裁国家志向という点については、北朝鮮と「同工異曲」である。

今年中に行なわれる衆院選だが、どうやら
・小沢一郎疑惑
・北朝鮮のミサイル発射
・バラマキ予算による大盤振る舞い
の3点セットで、自民党勝利に終わりそうだ。
最後の今年度予算だが、史上はじめて一般会計が100兆円を突破するもようだ。
ついこの間まで、予算がない予算がないと政府が言っていたのが、ウソみたいだ。
麻生首相は打出の小槌か金の生る木でも手に入れたかといえば、そうではない。原資は税金、つまり国民のフトコロから出ている。
なんのことはない、自分の金を自分で使うわけだ。
季節にちなんでいうなれば、「花見酒の経済」というところか。

「花見酒」、落語を知らない方のために、こんな噺だ。
花見の季節、二人の酒好きな男が酒屋で酒をツケで仕入れ、花見客にそれを売って、儲けを自分達の酒代にしようと企てる。
天秤棒に酒樽を下げ売りに出掛けたが、後棒を担いでいる男が酒の匂いにたまらなくなり、
”俺に一杯売ってくんねぇ。”
と言い出し、釣り銭として用意してあった十銭を差し出し酒を一杯飲む。
見ていた相棒もたまらなくなり、受け取ったばかりの十銭を後棒の男に渡して、一杯飲む。
後棒の男は、その十銭でもう一杯買って飲み、またその十銭で相棒が一杯買って飲み・・・。
十銭の金が二人の間を行ったり来たりしているうちに、気が付いた時には酒樽は空。
後には、最初の元手の十銭と、酒屋への借金だけが残ったというお話。

定額給付金だなんだと色々と恩恵を受けて喜んでいたら、気が付いた時には赤字国債という膨大な借金だけが残されていた。
そんな事にならなきゃ良いが。

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コメント

前も同様な論証を出されていたと覚えています。ということはたまたまではなかったですね。
ひょっとしたら、ホント?

まさか自民党を救うためにミサイルを打っているわけでも無いでしょうが、結果としては後方支援に役立っているということです。
政府としては、北のミサイル問題を最大限に利用したことだけは確かです。
敵対しながら相互の依存し合っているという関係、例えば米国ブッシュ政権とビン・ラディンの間柄にも見られました。
いつも米軍がビン・ラディンを後一歩まで追い詰めながら、スルリと逃げられてしまう、そんな事の繰り返しでした。
生かしておいた方が利用価値があると判断したのでしょう。一種の「泳がせ政策」だったと私は見ています。

拉致問題もなかなか解決できないような気がします。

拉致問題については書きたいことが一杯ありますが、また時を改めてと思っています。

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