今日の名言「裸になって何が悪い」
ご存知、SMAPの草彅剛が警察に捕まるときに吐いた言葉です。
「裸になって何が悪い」、この産経新聞も裸足で駆け出すほどの「正論」には、だれも反論できませんね。
べつに騒いだり叫んだりしなければ、深夜のひと気のない公園で裸になったって、他人に迷惑はかからないでしょう。
世の中には裸になることを生業に、裸になることによって生計を立てている人たちも少なくありません。
書店に行けばヘアーヌード写真集といった裸の本が山積みされ、それを何千円も出して買っていく人もいます。男性向けの雑誌では、グラビアにヌード写真は不可欠でしょう。
同じ裸でも、商売にしている場合は罰せらず、趣味で裸になると逮捕されるって、なんかヘンです。
銭湯や温泉に行けば、誰もが公衆の面前で裸になっています。
それでなくとも、宴会のたびに酔っぱらうと裸になる癖のある人が、必ず会社に一人や二人いたものでした。しかも踊りのサービス付き。でも警察に逮捕されたり、家宅捜索されたりという話は聞いてことがないですね。
この世の中、もっともっと悪いことをしている奴らがウヨウヨいますよ。
経歴を偽って選挙民を騙して知事になったり、ゼネコンから金を貰って公共工事に便宜をはからっていた議員とか、警察はもっと巨きな悪をしっかり取り締るべきではないでしょうか。
裸といえば思いだすのがブリジッド・バルドー。1950~60年代かけて活躍したフランス女優で、アメリカのマリリン・モンローと当時の男性の人気を二分しておりました。
愛称は「B.B.(ベベ)」、その名の通りあどけない表情と豊満な肉体が特長的でした。
初期の主演映画に「裸で御免なさい」という作品があり、バルドーがストリッパーの役を演じていて、とても面白かったですね。
もっとも学校の教師からは、「新東宝とバルドーの映画は見にいっちゃいかん」と注意されていましたけど。ダメだと言われると余計に見たくなるのが人情、同級生もけっこう見に行っていました。
なかには映画館で先生とバッタリという生徒もいて、お互い気まずい思いをしたようです。
同じ裸でも、一方は持てはやされ、一方は捕まる。世の中って不思議ですね。
そんなわけで下の画像は、BBことブリジッド・バルドーの懐かしい写真です。
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