閣議の「クールビズ」姿って、みっともないね
毎年6月初めの閣議で、クールビズとして閣僚全員が「かりゆし」姿を披露するのが恒例となっている。確か小泉政権時代に始められ、今年で5年目だと思う。
閣議といえば政府としての最高決定機関だろうに、あのカッコウは無いだろう。あれじゃ、閣議だかハワイアンセンターの宴会だか分からない。
かたいと言われるかもしれないが、オフィシャルな場ではきちんとしたカッコウをすべきではなかろうか。
麻生首相は、野田聖子大臣から「首相が一番すっきりしていた」と持ち上げられていたようだが、写真で見る限りでは、昔の日本映画に出てくる東南アジアの麻薬密売人みたいだ。
要は、似合わないのだ。
それに写真を見れば分かる通り、上下のバランスが悪い。
わたしの母親が、「軍服が似合わない男と白衣が似合わない女は死んだ方がマシ」と言っていたが、一面の真実だ。
ダサイだの暑苦しいだのいわれながら、ビジネスマンがスーツにネクタイ姿にこだわるのは、あのカッコウだと、どんな男でもサマになるからだ。
哲学者ヘーゲルがいうように、「現実的なものは理性的である」のだ。
以前、羽田という元首相がさかんに半袖スーツ姿を売り物にしていたが、誰も真似しようとしなかった。
エコのPRなのか、普段あまり気にかけない沖縄へのエクスキューズなのか知らないが、付け焼刃でなにかやっても効果があるとは思えない。
クールビズのデモストレーションも、そろそろ「脱小泉」したらどうか。
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