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2009/06/01

「認知検査」は全てのドライバーを対象に

今年12月1日以降に免許の期限が切れる75歳以上のドラーバーに、免許を更新する際、記憶力などの認知機能の検査を義務づける制度が今日6月1日から始まる。
この制度は、認知症による判断力の低下が原因とみられる事故が相次いでいることから導入されたものだ。
検査方法は、日付や時間などを紙に書かせたり、イラストを見せてから一定の時間をおいて何が書いてあったかを回答させるなど、記憶力や判断力をチェックする。
検査で認知症の疑いがあると判定されたドライバーのうち、
・免許更新の1年前から次の更新までの間に信号無視などの違反があった場合は、専門医の診察が義務づけられる。
・診断の結果、認知症と診断された場合には免許が取り消される。
なお検査は半年前から受けることができる。

この制度は高齢者運転手に限定されているが、歩行者の立場から言わせてもらえば、全てのドライバーに適用して欲しいところだ。
近所に大きな幹線道路が二本あるせいか、歩いていると毎日10件以上の交通違反を目にしている。スピード違反や駐車違反を加えればこんなものではない。
先ず多いのは信号無視である。
横断歩道を渡るときも、車が完全に停止するのを確認してからでないと、恐くて渡れない。赤信号に変わってから車が数台通過するなぞは日常茶飯事である。
2,3日前も、道路の3分の1を渡った所で乗用車が猛スピードで突っ込んできて、危ない思いをしたばかりだ。
何を勘違いしているのか、こちらが横断している最中に、クラクションを鳴らしながら横切ろうとする無謀なドライバーもいる。
歩行者の信号が青なのに、右折や左折の車が強引に横断歩道に進入してくるケースも多い。
事故になれば運転手の過失となるのは間違いないが、死傷すればこちらの轢かれ損である。

運転手の顔を見ると、若い人や中年のドライバーが多い。
恐らくは信号や標識を認知できないのか、あるいは故意に認知しようとしないのか、そのいずれかである。前者なら病気で、後者なら性格異常ということになる。
認知症は若い人でも発病するのだから、認知検査は年令に関係なく全ての免許更新者に実施したらどうだろう。
性格異常は検査では分からないが、認知検査を行うことにより本人に一定の注意を喚起させる効果は期待できるのはなかろうか。

ここ数年減ってきたとはいえ、毎年数千人が交通事故で命を落としている現実に変りはない。
テロだの新型インフルエンザといった、被害の大きさが予想できない事柄には大騒ぎするくせに、交通事故のような毎年確実に犠牲者が出るようなことに対しては、あまり関心を払わない傾向があるのは残念だ。

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