【ツアーな人々】撮影中の事故にご注意!
「クレヨンしんちゃん」で知られる人気漫画家の臼井儀人さんが、群馬/長野県境の荒船山のがけ下で遺体で見つかりましたが、臼井さんが所持していたデジタルカメラに、山のがけ下を上から写した写真が残っていることが分かりました。がけ下を撮った瞬間に足を滑らせてしまったものと思われます。
なににしても残念な事故となってしまいましたが、添乗員などの話によると、観光ツアーでも稀にこうした転落事故がおきるのだそうです。
私が目撃した例では、クロアチアの世界遺産のひとつプリトヴィッツェ湖畔での出来事でした。
公園内は木製の遊歩道が設けられており、観光客はその上を歩きながら観光していました。そのうち同じツアー参加者の男性が、写真を撮られている最中に足を踏み外し、背中から湖に転落してしまいました。
狭い橋の上でポーズをとっていたところ、すぐ傍を別の観光客が通ろうとしたので少しよけた瞬間の出来事でした。
幸いその男性が泳ぎができたのと、周囲に沢山の人がいたので事なきを得ましたが、ひとつ間違えば人身事故になりかねないできごとです。
それでも全身ずぶ濡れ状態で、着替えができる場所までおよそ1時間歩かねばならず、真夏だった(それでもプリトヴィッツェは十分涼しかったが)からまだ良かったものの、冬場だったら厳しい状況だったと思われます。
これが山の上だったらと想像すると、ぞっとしました。
断崖絶壁に行くと、人間というのはどうしても下をのぞきたくなります。それも真下を。だから限界ギリギリまでそろそろと前に進みカメラを構えたりするのですが、こういう時が危ないんです。
又、同伴者のために良い写真を撮ろうと夢中になり、崖や河川に転落するケースも少なくないそうです。
海外旅行中の安全というと、ややもすると戦争だとかテロだとかに目が向きますが、実際に死傷するケースは、本人の不注意による事故が大半です。
これもツアーの同行者からきいた話ですが、ホテルのベランダに出てうっかり窓を閉めたところ自動でロックがかかって取り残され、死ぬ思いをしたそうです。
一人部屋で季節が真冬(暖房をしていたから扉を閉めた)、薄着に着替えてしかも超高層ホテルの上階のべランダとくれば、たまたま大声に気付いてくれた人がいて助けられたから良いものの、命にかかわりますよね。
事故にあったのではせっかくの旅も台無しになるので、注意が肝要です。
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こんにちは。いつも拝見させて頂いております。
このような事故のニュースを見るに付けほんの小さな注意があれば防げたと思うと痛ましく感じます。
私の職場では仕事の前に当日行なう仕事に関して想定しうる危険を洗い出しそれに対する対策を講じるという危険予知を行なっていますが、それでも100%事故が防げる訳では有りません。
仕事に限らずごく普通の日常生活にも周りに沢山危険が転がっていますからちょっとした想像力を働かせ危険を予知する習慣をつけるのも必要かと感じる次第です。
ほめくさんも旅行中などの事故などには気を付けて下さいね。
投稿: Fumin | 2009/09/21 21:46
Fumin様
コメント、そしてお気遣い有難うございます。
実は今までに何度も危ない思いをしてきたので、あまり偉そうなことは言えないのですけど。
「危険予知」は会社の中では意識するのですが、一歩外に出ると頭の中を離れてしまいがちです。
特に旅行中は気分がハイになるので、やはり要注意ですね。
投稿: home-9(ほめく) | 2009/09/22 10:26