「赤ふんどし」姿でナニがわるい!
なんでこんなことが問題視されて全国紙に報道され、本人は停職処分をくらったあげく、退職にまで追いこまれなくてはならないのだろう。
鹿児島県姶良地区の中学校の男性事務職員が、9月9日午後1時ごろに、赤いふんどしを締めて上半身は裸で乗用車を運転していて、歩いていた男子中学生の近くに車を止めて声をかけ、車内から姿を見せた。
生徒の母親から通報を受けた警察がこの男性を県不安防止条例違反容疑で事情聴取し、県教委は「ひわいな行為」と判断して、停職6ヶ月の処分にしたというものだ。
ふんどしを締めた男が、男子中学生に姿を見せたというだけのこと、どこにも問題はないし、まして事件性などカケラもない。
ふんどし姿が「ひわい」だというなら、NHKの大相撲中継は即刻中止しなくてはならないだろう。あれは女性だって大勢見ているのだ。
古来から我が国では「褌(フンドシ)」を下着として、仕事着として、祭礼のときの礼装として使用してきたし、現在でも使われている。
私の父親なぞは、真夏になると下はふんどし一丁、上はチジミのシャツという姿で外を歩いていた。
今だって海水浴場にいけば、若い女性たちがふんどしビキニ姿で闊歩しているではないか。
ふんどしは外せば「卑猥」だが、締めていればなんら問題にはならないはずだ。
だいたいこんな細かな問題で騒ぎすぎる。
世の中、もっと大事なことが沢山あるだろう。
そういってはナンだが、近ごろの薩摩隼人もヤワになったもんだ。
日常会話でも「褌を締め直す」という表現が使われているが、「ふんどし」を含んだ慣用表現は他にもある。
「見上げたもんだよ、屋根やのふんどし」
「川流れのふんどしで、食い(杭)にかかったら離れない」
「娘のふんどしで、食い込む一方」
ハイ、確かに食い込んでおりますデス。
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