「田中美絵子」の過去は女の勲章だ
今回の衆院選で当選した民主党・田中美絵子議員の過去の経歴が問題にされているようだ。風俗ライターであったとか、出演していた映画でヌードになっていたとか、大川興業に所属していたとか。
そうした経歴が「仰天過去」として報道されているのだが、私にはナニが問題になのか、どこが仰天なのか、サッパリ理解できない。
こうした批判する人々は、定職を持たない、あるいは自由業の女性が自立して生きていくことの大変さを知らないのではなかろうか。
もう10年ほど前になるが、ふとしたきっかけから、地方から上京して東京で自活している女性と知り合った。名前を仮に“泉”としておこう。
当時27歳だった泉は、服飾デザイナーを目指していた。デザインだけでなく縫製までして、商品に仕上げて客に提供する仕事である。
店舗を持たない個人営業で口コミが中心なので、収入が不安定だ。
生活のために、夜はクラブのバニーガールのアルバイトをして、それで生活はカツカツだと言っていた。
彼女の仲間には女優やタレントのタマゴもいたようだが、やはりホステスをしたり、時にはAVに出たりといった生活だったようだ。
泉の話によると、バニーガールとかバドワイザーの宣伝をする“バドガール”などの仕事は、年齢は27-28歳がいっぱいいっぱいだそうで、彼女も真剣に新たなアルバイト先を探していた。
そう簡単には見つからず、そのうちに“SMクラブの女王様”という口がかかった。給料は確かに高いけど、さすがに決心がつきかねていたようだ。
やがてバニーガールの仕事を失った彼女は、家賃負担を軽くするために男性と同居するようになる。さらにその友人という男が加わり、女一人に男二人という奇妙な共同生活が始まった。
本人いわく、いわゆる男と女の関係は無かったそうだ。
世間からみればナントふしだらなと思えるだろうが、本人たちから見ればそれほど不自然なことではない。
その頃から連絡が途絶え今は消息が分からないが、もしかして今ごろは本当に“SMの女王”(似合っているとは思うけど)になっているかも知れない。
会いに行ってもよいが、ピンヒールで顔を踏んづけられるのもナンダシ。
バーやスナックでホステスをしている女性の多くは、地方出身か又は家族から離れて自立しているOLなどで、会社の給料だけでは生活ができないので、やむなく夜のアルバイトをして糊口をしのいでいる。
そこから風俗関係への壁は、それほど高くない。特にルックスが良ければ、それだけ誘惑も多い。
田中美絵子の前にも、太田和実という議員が、やはり過去にキャバクラ嬢だったと週刊誌が書きたてたことがあった。
いいじゃないか、過去に映画でヌードになろうと、キャバ嬢だろうと。それは下から這い上がってきた勲章ではないか。
小泉某のように四代続いた世襲議員や、麻生某のような財閥のお坊ちゃまや、東大を出てキャリア官僚から横すべりしたような議員であれば、そうした醜聞は起こりようがない。
それとも彼女たちの経歴を非難している人たちは、議員が世襲や金持ちや高級官僚で占められるのを願っているのだろうか。
そこがどうも分からない。
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ご無沙汰してます。
所詮、メディアというのはこういうものなんでしょうね~
私がキャバクラで知り合った女性は山女でして、いろんなバイトをしては海外の山にも遠征していました。
愛人稼業でもやれば好きなことをやらせてもらえるのではないかという器量ですが、気が強いのが玉に疵で、それを良しとしなかったようです。
さて、人には現在がある限り、当然過去もある訳でして、それがどんなものであろうと、罪を犯してなければ取り立ててあーだこ-だいう必要もないはずですが、そこが低脳児集団のメディアの性なのか!
何か変わった経歴でもあれば、鬼の首を取ったかのように暴露せずにいられないようです。
そのくせ、北野誠の真相についてはうんでも寸でもない。
要はその場限りの目を惹く三面記事のスクープ狙いしか頭にない。
文屋はいるんでしょうか?
投稿: nikonfe | 2009/09/16 22:49
nikonfeさま
こちらこそご無沙汰です。
どうも最近の若い人の論調というのは、生きることの大変さがどこまで分かっているのか、ヌルサを感じてしまいます。
親の脛をかじって暮らしていれば、一人で生きていかなくてはいけない苦労が理解できないのかも知れません。
容姿に恵まれている女性が、容姿を武器にお金を稼いでどこが悪いのでしょうか。
そうした逞しい女性の中に政治を目指す人が現れても、少しも不思議ではありません。
可愛い女と見るとチョッカイが出したくなる、そんな未成熟な男たちの姿がちらついています。
議員になって成果が上がらなかったら、その時は批判しましょう。
投稿: home-9(ほめく) | 2009/09/17 10:59