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2009/10/13

国立演芸場10月中席・昼(10/12)

以前に国立演芸場が、定席を全席指定で前売り有りというシステムにしたことに対して、寄席文化の精神に反すると批判してきたが、問題はもう一つある。
出演者の予定が前売り時点では明らかにされない。この中席でいえばトリのさん喬は2日休演があるが、これではさん喬目当てでチケットを購入した人は詐欺にあったようなものだ。
前売りをする以上は、最低でもトリと中トリの予定は事前に示すべきだろう。
どうも「お上」というのはロクなことをしない。
それはさておき、10月12日は中席昼の部へ。

<番組>
前座・柳家いっぽん「子ほめ」
・柳家さん若「饅頭こわい」
二ツ目にしては落ち着いた高座だと思ったら、40歳だそうだ。遅い入門でハンディだろうが、頑張ってほしい。
・ホンキートンク「漫才」
久々にみたが面白くなっている。ここのところ、東京の若手漫才に勢いがでてきた。
・橘家文左衛門「二人癖(のめる)」
毎度お馴染みのパターンで八つぁんがご隠居さんを訪れ、さて今日は?と思ったらこのネタだった。
近ごろはあまり頻繁に高座に掛らなくなったが、よく出来た噺なのだ。文左衛門のアクの強さが生きていた。
・ダーク広和「奇術」
アピールの仕方が控えめだが、この人の手品は見事だ。薀蓄系の奇術である。
・金原亭伯楽「宮戸川」
こういうオーソドックスな演出で聴かせるというのは、芸の力だ。

―仲入り―
・大空遊平・かほり「漫才」
数が少なくなってきた夫婦漫才の中で気を吐いている。相変わらず面白い。
・三遊亭吉窓「都々逸親子」
こういう他愛もない噺を聴くのも寄席だからこそ。今日は踊りのサービスは無し。
・ぺぺ桜井「ギター漫談」
好きだなあ、この人の芸。
・柳家さん喬「妾馬」
さん喬の魅力は心地よいリズムの語りと、あたたかく包み込むような人物描写にあると思う。落語というより民話を聴いているような心持にさせるのは、そのためだろう。
この人の手にかかると、八五郎も荒くれ男というよりは、妹思いの優しい兄になる。
殿の御前で八五郎が妹・お鶴の近くにいって声をかけるシーン、周囲の人々に妹を宜しくと頭を下げてまわるシーンにはジンときた。

冒頭に国立演芸場を批判してしまったが、今日の入場料1800円は安い。
今月の中席はお勧めです。

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コメント

>さん喬の魅力
おっしゃるとおりです。いつだっか出番が終わって帰るとき、係の人に丁寧なことばをかけていました。
「落語ファン倶楽部」VOL.5には、五代目小さん直系の弟子に「馬風」「小三治」「扇橋」「さん喬」「権太楼」の一門が挙げられています。さん喬一門では喬太郎は別格として、さん弥がうまいと思います。

福さま
コメント有難うございます。
さん喬は、人柄の良さが高座に現れているんでしょうね。
チョットはにかむように俯き加減でマクラに入る高座姿が、堪りません。
今の落語界、人気者の半分ぐらいが五代目小さん一門の直系の噺家です。
恐るべし!柳派。

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