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2009/10/26

ハローワークで仕事はみつからない

失業率は高どまりに、求人倍率が過去最低水準を記録するなか、新聞やTVの報道番組で、ハローワークで就職先を探す人の姿をしばしば目にする。
なかなか適当な仕事先がみつからないという人が大半のようで気の毒に思うのだが、反面ハローワークで仕事が見つかるのだろうかという疑問がわいてくる。
5年ほど前にリタイアーするまで40年以上サラリーマン生活を送った経験からいうと、
・勤務先をはじめ、取引先、下請け、外注先の企業で
・友人、知人、親類の人たちで
ハローワークを通して従業員を採用したり、就職や転職をした例はごく稀だ。
ほとんど期待できないと言ったほうが正確だろう。

先ず、採用する側からすると、ハローワークに求人募集をかけても応募する人がいない。
たまに応募してきても、大半が雇用保険(失業保険)受給のための回数稼ぎであり、最初から就職の意志のない人なのだ。
手間がかかるだけなので、次からは求人をかけなくなる。
私自身の経験では、短期間の軽作業でハローワークから数名紹介を受けたことがある。ところが目を離すと直ぐにサボり始める人ばかりで、一度でコリゴリした。
地元のハローワークからは、「何とか求人募集をお願いしますよ」と頼まれても、事情を話して断ることになる。
企業の側からすれば、ハローワークはあてに出来ないのだ。

会社を定年退職してから、雇用保険を受給するために数ヶ月間ハローワークに通った。
求職のフリをするだけだし、また実際にこれといった特技のない高齢者の就職先などない。
ハローワークの職員も事情はわかっているので、職業紹介も形だけで済ませる。
同僚で新たな企業に就職した者もいたが、いずれもハローワーク以外で仕事先を見つけている。
ここ数年で劇的な変化がないとすれば、今もハローワークは職業紹介所としての役割は期待できないと思われる。

マスコミはそうしたハローワークの実態を隠して、失業や求職難の「絵」作りのために利用している、そんな気がしてならない。
それよりハローワークに職業紹介の機能を持たせるためにどうしたら良いかを、真剣に考えるべきではなかろうか。
ハローワークに行けばいい仕事先がみつかる、ハローワークに求人を出せば優秀な人材が確保できる、そういう役割が持てないなら存在意義が問われる。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
通りすがりの落語好きです。

私は以前ハローワークを通して再就職したことがあります。
当時立ち上げたばかりの小さな会社でしたから、求人誌に何度も掲載し続けるのはキツかったのでしょう。
私も一人暮らしで早く生活費を稼がねば、安定して健康に務め上げられる再就職先を探さねばと必死でした。
会社が大きくなってからも何人かハローワークで求人を見つけて応募してきて、戦力になってくれました。
若い人の募集だったせいか求人誌のほうが数は集まりましたが、ハローワークを見た人がやる気がないというのは全く感じたことがありません。
(私は採用面接もしています。)

若い世代からすれば求人広告に記載されていた条件と違うという経験があったり、身近な人から聞いていたりしますが、自分ではそのような会社を見破ることも、直談判することもできない。
ハローワークの求人ならばその点安心できる(実際にはハローワークにチクれる、という程度にとどまるかもしれませんが)という考えもあります。

また強いて言えば求人内容や記述の仕方で応募してくる人の質もガラッと変わってきます。
やる気のある人を集めるのも、入ってきた人が心を開いて職務に励むことができるように導くのも、頑張った先に希望が見えるような環境を作るのも、募集する企業側の仕事だと思います。

就職する気のない人を採らざるをえなかった状況にはご同情いたしますが、ハローワークを含めさまざまな方法で募集先を探している方、ハローワーク経由で応募して一生懸命働いている方にとっては、悲しい偏見のように思えます。

確かにハローワークの職員が真剣に就職活動の相談に乗ってくれたとか、自分に合いそうな求人を見つけてきてくれたという話は聞いたとこはありませんが。
まぁ、社保庁の人がどんな働き方をしようと、社保庁が扱うものを必要としている人はいる、というようなものではないでしょうか。

もなか様
コメント有難うございます。
他のサイトでも当記事を読んで不快な思いをされたというご指摘がありました。
決して本意ではありませんが、そのように受け取られるとしたら、私の表現の拙さに因るもので、先ずお詫びせねばなりません。
記事の趣旨は最後の部分、『ハローワークに職業紹介の機能を持たせるためにどうしたら良いかを、真剣に考えるべきではなかろうか。ハローワークに行けばいい仕事先がみつかる、ハローワークに求人を出せば優秀な人材が確保できる、そういう役割が持てないなら存在意義が問われる。』として点に集約されています。
機能強化のために、ハローワークの機構改革が必要なのではないか、というのが主張点でした。
ニュースなどでハローワークの利用者にインタビューしている姿がしばしば流されていますが、そのマスコミ自身が果たしてハローワークに求人募集をかけているのでしょうか。
いないと思います。
同情するようなフリをして、自分たちとは異なった世界に身を置いている。
それは違うのではないでしょうか。
それには、もっと積極的に求人を集めてくるような営業努力が必要だし、職員の質や人員も見直さねばならないでしょう。
以上のような事を訴えたかったというのが、この記事の真意です。
今から振り返ると言葉足らずの箇所も多いのですが、敢えて公開当時そのままにしてあります。

ゴミ糞みたいな仕組みの世の中WWWW

たかが金もくれない糞みたいな世の中WWWW
そして糞みたいに陰湿な糞三次元面接官WWWW死ねよWWWW

糞三次元面接官は早く死ねよWWWW

ハローワークで仕事が見つからないと絶望的ですね。

どうするばいいのかな。

はなし様
ハローワークの本来の仕事は職業紹介ですが、実態はかつての「職安」の領域を出ず、求人情報が集められない。
その隙をついて次々と民間の職業紹介企業が業績を伸ばしています。
先ず求人情報を取れるような組織にする改変する必要があるのではないでしょうか。

ハローワークは 今年の4月から全国のハローワークの2/3にあたる2万人の非正規社員を一斉解雇しました。
私の利用していた埼玉の某ハローワークも4月から1/3に人が減ってました。
失業者が年々増えているのにどうして、この時期にハローワークの非正規を解雇したのか理由が不明です。
ニュースの記事にはハローワークの非正規社員が職を紹介する立場から職を探す立場へ と書かれていました。
みなさんの利用しているハローワークでは職員の数は変わり無いでしょうか?

ハローワークが2万人も雇い止めをしたとは驚きです。
人員を減らすのではなく、もっと求人情報を充実させることが求められている筈です。
ハローワークが失業者を増やしてどうする。

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世間の、失業者に対する見方ってこんなのばかりなの? http://home-9.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-b576.html このブログは落語の記事を時折読んでいますが、それだけでなく、一般世相の記事を読んでいると、いつかはこんな記事が載るのではないかとおもっていまし... [続きを読む]

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