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2009/11/01

チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団(10/31)

日時;10月31日(土) 14時
会場:横浜みなとみらいホール
<演奏者>
指揮者:レオシュ・スワロフスキー
管弦楽:ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
ピアノ:ベン・キム
<プログラム>
スメタナ;交響詩「モルダウ」
ラフマニノフ;ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:ベン・キム)
ドヴォルザーク;交響曲第9番「新世界より」
(他にアンコール2曲)

チェコといえばチェコ・フィルハーモニー管絃楽団が有名だが、こちらはチェコ第二の都市ブルノの本拠をおくブルノ・フィルハーモニー管弦楽団だ。
欧州の中堅楽団という位置になるだろうか。
協奏曲で共演したベン・キムは新進の米国人ピアニストで、国際的コンクールで優勝をしているとのことだ。

まあそういうことより、土曜日の午後にノンビリと名曲の数々を楽しもうという趣向である。
今回演奏されたようないわゆる名曲は耳に親しんでいるという利点はあるが、反面数々の名演、名盤が存在し、そういう音が耳に残っているため、どうしても比較してしまう。
これは演奏者にとっては、なかなか苛酷なことなのかも知れない。

ラフマニノフという作曲家の名前が一般に知られるようになったのは、おそらく映画「七年目の浮気」ではなかろうか。
マリリン・モンロー扮する女優の卵が、階下の中年男の部屋を訪れ、ピアノ協奏曲のレコードを聴いて「ラフマニノフ!」とつぶやく有名なシーンだ。
少々オツムの弱い女の子が知っている位だから、これはきっと有名な人なんだと、当時の人は思ったに違いない。私もその一人だった。
ピアノ協奏曲第二番が一般に知られたのも映画のおかげだ。
「アラビアのロレンス」の砂漠のシーン全編に流れたこの曲の「サビ」が、観客に強いインパクトを与えた。
クラシックといえども、他のメディアの影響は常に受ける。

ただラフマニノフの第二番をナマ演奏で聴くと、オーケストラの響きにピアノの音が負けてしまい、特に第一楽章ではピアノ・パートが聞き取りづらいという問題がある。
どうもこの曲だけは、CDで聴くのに向いている気がする。

ドヴォルザークの「新世界より」はさすがに自家薬篭中のものという演奏ぶりだったが、金管楽器の強音に不満が残った。

公演は11月22日まで各地で。

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