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2009/11/02

「鳳楽を円生に」なら協会へ復帰して

10月29日死去した三遊亭圓楽の一番弟子である三遊亭鳳楽が「圓生(円生)」を継ぐようだ。
円楽が今春、自宅に鳳楽を呼んで「(楽太郎の)六代目円楽襲名が終わった後、ゆっくり円生を継いでいけばいい」などと話したといい、鳳楽は「先代・円生の遺族と相談して進めていきたい」としている。
鳳楽は数年前から「三遊亭圓生への道」というタイトルの独演会を続けており、圓生襲名のウワサはあった。また圓楽一門会の会長にもなっており、圓生襲名はかなりの現実性をおびている。

これを機会に、圓楽一門は協会に復帰したらどうだろうか。
1978年に真打の昇進制度をめぐって、圓生一門が落語協会から脱退したのだが、もう当事者の圓生とその後継者である圓楽が亡くなった今、独立して運営する理由も無くなったのではなかろうか。
一番大きな問題は、三遊亭圓生は大名跡であり、その名前は落語界全体の財産だからだ。
それを特定のグループが所有するのはいかにもマズイ。
そのためにも協会に復帰し、寄席に出演できるようにすべきでは。圓生が寄席(定席)に出ないのはおかしいでしょう。

これは個人的な希望ではあるが、復帰先は落語芸術協会(芸協)が良いと思っている。
いま落語協会優勢の傾きがあるが、圓楽一門が芸協に加わることにより、両者のバランスが取れるようになるのを期待している。
「香盤」をどうするかなど難しい問題もあるが、そこは大局的な立場で解決して欲しい。
なにせ、「圓生の名跡」復活のためなんだから。

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寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

賛成ですが、圓生と芸術協会はかつて一悶着あったようで、そのあたりを清算できるかどうかでしょうね。名跡で言えば、巷間噂されているようにゆくゆくは小朝が円朝になるのでしょうか。また、志ん生などという大きな名前も・・・個人的には永久欠番にしてほしいと思いますが。

福さま
圓生は落語協会から脱退(当時は「分裂」と呼ばれていた)してますので、落語協会に復帰するのがスジかも知れませんが、芸協の方が却ってワダカマリがなく、スムースにいくと思われます。
両協会のバランスを考えて、芸協に加盟して欲しいというのが、私の希望です。

すみません。言葉足らずでした。以前、圓生に日本橋の初席を取られ、芸協側が怒った、といういきさつがあったらしいので、一悶着あった、と書いたのです。間違いなら申し訳ないですが。さて、寄席はやはりいいもんですね。本日は浅草演芸ホール昼の部に行ったのですが、2階から見ていると圓蔵が楽屋に入るときに高座をちらりと覗く様子が見えたりして・・・。やはり、圓楽一門にもそうあって欲しいと思います。

福さま
日本橋の初席での悶着の件は存じあげておりませんが、事実はどうなのでしょうか。
昭和18年以後の寄席を調べてみたのですが、日本橋の寄席というのが見当たりません。
かつては古典の落語協会、新作の芸術協会といわれたものですが、今はその特徴も薄れてきました。
二つに分かれるという必然性も無くなっているように思われます。

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