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2009/11/06

【機密費】平野「ウソつき」官房長官

「そんなの、あるんですか。まだ、まったく承知をしておりません」、これは9月17日午前の会見。
同じ日の午後には「私は説明を受けていないし、承知していない」と発言。
いずれも平野博文官房長官が記者会見で、内閣官房報償費(機密費)について尋ねられたときの回答だ。
しかしこれは真っ赤なウソだった。
9月17日の午前に、平野長官は河村建夫前官房長官から業務引き継ぎを受けていたことが分かっている。
その後に、平野官房長官は「報償費として引継ぎを受けたが、機密費という概念のカネがあるとは思っていなかった」と釈明したが、こんな子ども騙しが通用するはずがない。
ウソにウソを重ねているのだ。

なぜ平野長官がウソをついたと断言できるのかというと、民主党は平成14年に、機密費の支払い記録作成や公表義務づけを盛り込んだ「機密費流用防止法案」を国会に提出し、上野公成内閣官房副長官(当時)に官房機密費の執行停止を求めていたからだ。
では、なぜそんな見えすいたウソをついてまで隠蔽しようとしたか。
それは「官房機密費」に対する民主党の方針が変わったからだ。

では官房機密費とはどういうものだろうか。
2001年5月の政府答弁書によれば、官房機密費は、国の事務を円滑に遂行するために「機動的に使用する経費」とされ、取り扱い責任者は官房長官となっている。
これではサッパリ分からないって、そうでしょう、分からないから「機密費」なんですよ。
でも幸いなことに、一部は公になっているし、歴代の官房長官の中には引退してからの気安さもあって、実態をバラシテいる例もある。

先ずは、宮澤内閣当時の資料の一部が2002年に公表されているので、そのデータから。
議員の背広代など国会対策費:3574万円
議員のパーティー券購入費:3028万円
もちろん、これはほんの一部。

なにせ官房長官室にある金庫の中には、常時8000万円の現金が入っていたというのだから、スゴイ。
使うと、ちゃんと翌日には補充されるのだそうで、まるでドラエモンの不思議なポッケですな。
証言などを綜合してみると、およそ次のような使い道になっていたようだ。
・国会対策費。法案を処理するために、主に与野党の国対族に渡す。
・国会議員のパーティー券の購入。こちらも与野党を問わず。
・議員が国際会議や海外視察(外遊)するときの餞別、1回に1議員あたり百万円単位というから驚く。
・マスコミ対策費。政府に都合の良い記事を書いてもらうために渡す。
ざっとこんなところで、なかには首脳会議に同行した首相夫人の買い物代約1000万円なんてぇのもあった由。
要は、表沙汰にできない金だから「官房機密費」なのだ。
どことは言わないが、一切受け取らない政党もあるそうで、一応名誉のために。

では年間でいくら位使っているのかだが、2009年度の予算は14億6165万円だ。
これからの民主党の方針だが、平野博文官房長官は11月5日午前の記者会見で、官房機密費の使途について「相手のあることであり、オープンにしていくことは考えていない」と述べ、公開しないことにした。
きっと金庫に入っている札束を見て、気が変わったんだろうね。
5日の会見で平野氏は
「国民から疑念を持たれないよう、担当であるわたしが使途について責任を持って使っていく」
「わたしを信頼していただきたい」
と述べた
ハッキリ言うが、あなたは信用できない。
ウソつきは信用しないことにしているからだ。

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