大分のホーバーが運航に幕
大分空港を利用された方ならご存知だろうが、ここには空港と大分市を結ぶ全国唯一のホーバークラフトがあったが、10月31日運航最終日を迎え、39年の歴史に幕を下ろした。
現役当時、外注工場と取引先が大分市内にあり、それこそ数十回はホーバークラフトに乗船した。
最初のころは50-60人乗りぐらいの小さな船で船体も低く、少し波の高い時は波間に揺られているような感じがして、特に日没を過ぎると恐かった。
やがて大型船に切り替わると船体が高くなり乗り心地も良くなった。
海が荒れると欠航となるのだが、朝の第一便だけは欠航の場合、タクシーで大分空港まで送ってくれるサービスがあり、一度だけ利用した。
前の晩に飲みすぎて二日酔いのまま翌朝乗船したりすると、地獄の苦しみを味わうことになる。自業自得だけど。
ホーバーは空港から大分市内まで30分で着けるので便利だが、
・運賃が高い。
・船着場から大分駅まで距離があるため、連絡バスかタクシーを利用せねばならない。
という欠点があった。
だから大分駅や市の中心部に行く時は、ホーバーはあまり便利ではない。
空港から市内まではリムジンバスが出ている。
当初は大分駅まで1時間20分以上かかっていたのが、高速道路が整備されて時間が短縮され、1時間で着くようになった。
それにバスだと別府湾をグルリと回るコースをとるため、晴れた日はとても海岸の景色が美しく、これもバスの魅力のひとつだった。
こうなるとホーバーの優位性はうすれてくるようになり、乗客はバスに移ってゆく。
1971年に就航、乗客数は90年度の約44万人をピークに、昨年度は約25万人まで減少した。
経営する大分ホーバーフェリー(大分市)の負債額は8億円強に達し、運航が続けられなくなったものだ。
これから高速料金が無料になったり、ガソリンにかかる暫定税率が廃止になってくれば、大分と同じようなことが全国のアチコチで起きるのだろう。
31日のホーバー最終日には、乗り場は朝から記念乗船する人などであふれたそうだ。
そんなに廃止を惜しむなら、普段から乗ってあげればいいのにさ。
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