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2009/12/25

貰って困る「贈り物」

年の暮れから新年にかけては贈り物の季節でもある。
現役時代に比べれば数少なくが、それでもいくつかの贈答品が届く。ご近所から「良かったら使って」といわゆるお裾分けが増えるのもこの季節だ。
せっかく下さったものにケチをつけるようで恐縮なのだが、大半は不要な品物であり、もっといえば迷惑でしかない。

一つは住宅事情が関係している。
とてもコンパクトな居住空間で(早くいやぁ狭い家で)暮らしているので、なにか新しいものを受けいれるということは、同時に今あるものを捨てなければならない。これが悩ましい。
いま家にあるものを採るか、新たに贈られてきたものを採るか、ここでいつも悩むわけだ。
要らないとなれば、処分するしかない。

それなら食料品ならいいかというと、これもそうはいかない。
贈り物で届く食品は、冷蔵保存のものが多いのだが、我が家の冷蔵庫は小さく、入りきれない。正月用だったりすると、新年になるまで冷蔵庫内を占有することになるので、余計に困る。
毎年、新巻シャケを贈ってくださる方がいる。これが数年前までは2ヶ所から、多いときは3ヶ所から届いたことがあった。
狭い台所でさばくのが一苦労。おまけにさばいた切り身を冷蔵庫で保管するのだが、前記の事情でこれもまた困りモノだ。

余ったらお裾分けすればという向きもあるだろうが、自分が要らないから他人に分けるということに抵抗がある。なんだか迷惑を横パスするような気がするのだ。
先日ご近所の一人住まいの老婦人から、お歳暮で贈られてきたが食べられないからということで、ハムのセットを頂いた。大きなブロックが三つ入っていて、贈り主のセンスを疑ってしまう。断れないので貰ったのだが、正直こっちも扱いに窮している。
甘味が苦手で間食をしないので、菓子類も迷惑だ。
唯一大歓迎なのはアルコール類で、これだけは受け取ったその日に消費できる。

近所にあるスーパーは元日から営業するので、正月といえども何も不便は感じない。
それがいつまでも、正月三が日は商店を閉めていた時代と同じような感覚で、贈答品がつくられている。そこに問題がある。

贈ってくれた人の気持ちを・・・という意見もあるが、しかしどうだろう。
殆んどの人は、デパートかスーパーのお歳暮コーナーで値ごろの商品を選び、贈答しているのが現実ではあるまいか。そうであれば、あまり心がこもった贈り物というわけではなさそうだ。
温室効果ガスの削減だの省エネだのがさけばれている昨今、先ずはムダの多い贈答の習慣を見直したらどうだろうか。
生活の質を落さずに地球温暖化を防ぐためには、ムダを排除するのが肝要であると思う。

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