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2009/12/22

阿久根市長発言は言論の自由を逸脱している

鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログで「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記述するなど、障害者に対する差別発言をくりかえしている。
その竹原信一市長が12月21日に「行われた講演会で、次の発言を行ったことが報じられている。
「植物を考えればわかる。葉っぱや花が散って土壌になる。私たちは葉っぱ、枝」。
「社会は木を育てるようにしないといけない。木の枝の先が腐れば切り落とす。全体として活力のある状態にする」。
「社会をつくることは命の部分に踏み込まないとダメ。表現として厳しいが、刈り込む作業をしないと全体が死ぬ。壊死(えし)した足は切り取らないと。情緒で社会をつくることはできない」。

ここで「腐った枝 」や「壊死した足」が障害者を指したものであることは、竹原市長の過去の言説からみて明白だ。
こうした人々を「切り落とす」「刈り込む」という主張は、比喩としても極めて不穏当であり、障害者への差別を助長するにとどまらず、攻撃あるいは襲撃を教唆、扇動するものと捉えかねないと考える。
少なくとも地方自治体の首長の発言としては、下記「障害者基本法」に抵触すると思われるが、司直の判断はどうなのだろうか。

【引用始め】
「障害者基本法」(抜粋)
第三条  すべて障害者は、個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する。
2  すべて障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられる。
3  何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない。
第四条  国及び地方公共団体は、障害者の権利の擁護及び障害者に対する差別の防止を図りつつ障害者の自立及び社会参加を支援すること等により、障害者の福祉を増進する責務を有する。
第五条  国及び地方公共団体は、国民が障害者について正しい理解を深めるよう必要な施策を講じなければならない。
【引用終り】

言論の自由には、常に責任もまた伴う。
私たちが書いているこうしたブログや掲示板へのカキコミでも、内容によっては逮捕、起訴され、罪に問われることが現実に起きている。
ことに市長という公職にある人間であれば、発言の影響力が格段に大きく、責任も厳しく問われる。
そのことを阿久根市の竹原信一市長は自覚すべきだろう。

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» 阿久根市長のブログに思う。 [今日はゆっくり話そう-Let's talk slowly today-]
おいおい、自治体の市長がそんなこと言っていいのかいな、という発言でした。 そのブログ→http://www5.diary.ne.jp/user/521727/ ソースの記事→http:/... [続きを読む]

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