【こんなものイラナイ】NHKの番組宣伝
毎年3月,9月,12月の期末や年末になるとやたら目に付くのが、TV番組の中での番組宣伝(番宣)だ。
新番組や大型企画番組などの視聴率を上げるのが目的のようだが、ハイライトと目される一部のシーンを、繰りかえし繰りかえし見せ付けられるのは不快でしかない。
それが民放であれば、視聴率がTV局の経営そのものを左右するので、まだ理解できる。
問題はNHKだ。
NHKは現在半強制的に受信料を取り立てており、視聴率によって収益が左右されるわけではない。
それより何より、私たちが受信料を払わされている根拠は、NHKが公共放送であるという一点だけだ。
公共のために資するのであれば視聴率が1%以下でも放送しなくてはならないし、高い視聴率が期待できても公共のためにならないものであれば、なにもNHKで放送する必要はない。
NHKが番宣をやる必要性はどこにもない。
ところが実際は逆で、特に紅白や大河ドラマに対しては、これでもかこれでもかと番宣を繰りかえす。
それもニュースの合間のスポットで流すだけでなく、レギュラー番組の中で、あるいは番組宣伝番組というワケの分からない番組まで制作して宣伝している。
これらは、次の理由から視聴者に対する背信行為だ。
(1)貴重な放送時間を、番宣で費やしている。時間のムダ使い。
(2)番宣の制作費もまた、私たちの受信料が使われている。費用のムダ使い。
NHKは何の意味もない番組宣伝をやめて、そのぶん有益な番組を提供するか、受信料を引き下げるかすべきだ。
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タケチャンマンはもっと過激?で、NHKが大河ドラマや朝ドラ、紅白を始めとした歌番組などの娯楽番組を制作・放送する必要はないと思っています。
放送開始直後にはNHKしか見られない難視聴地域が多かったので娯楽番組も必要だったのかも知れませんが、NHKが主体となって?進めている地デジ化などで難視聴地域が少なくなってきた現在ではNHKが娯楽番組を放送する必要はないのではないでしょうか。
投稿: タケチャンマン | 2010/01/11 11:13
タケチャンマン様
コメント有難うございます。
TV放送開始時と現在とでは、NHKの役割は変わったし、それに対応して番組作りも変えてゆかねばならないでしょう。
公共放送という特性からすれば、
・教育・教養番組
・報道番組
・民放が中継しないスポーツ番組
に対象を絞ったらどうでしょうか。
紅白のような視聴率が取れる番組は、民放に任せる。
肥大化した組織をスリム化し、受信料を引き下げる。
放送のボリュームも、今の半分位で丁度良いと思います。
投稿: home-9(ほめく) | 2010/01/11 15:12