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2010/01/15

【寄席な人々】落語家に「学歴」はイラナイ

落語家の高学歴化がいわれるようになってから久しい。
初めのころは国立大出が話題になっていたが、東大や京大出身者も現れるようになって驚かなくなってきた。きっと親御さんはガッカリだろうなと想像はするが。
こうした傾向とともに、落語家の経歴やプロフィールの中に、「学歴」を書く人が出てきた。というより、若手の落語家では「学歴」を書く人が多数を占める。
加えて、マクラなどで有名大学を出ていることを(自分あるいは同僚の)、それとなくアピールする噺家もいる。
意図が不明だし、意味が分からない。
「京都大学経済学部卒」などと書かれても、「だから?」と言うしかない。

噺家は芸で勝負するのであり、どこの大学を出ていようと出ていまいと全く関係ない。むしろある種のインテリ臭さは、芸の妨げになることはあっても、プラスになることはない。
有名大学を出ていることに希少価値があった時代なら、多少の自己PRにはなっていただろうが、それも今は無くなっている。

落語家の経歴といえば、かつては様々な職業を経験してから入門したり、いったん落語家になってから別の職種に就いてから、あるいは一度(時には何回も)破門されてから、再び落語家に戻るというような人が多かった。
幇間、踊りの師匠、講釈師、義太夫語り、音曲師などの職歴は本人の芸に中に反映されるので、それなりに意味があった。
しかし学歴は関係ない。
無意味であることにそろそろ気が付いてもいい頃だろう。

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