【こんなものイラナイ】成人式
毎年この時期になると必ず報道されるのが、荒れる成人式の話題だ。
今年も、どこそこで新成人が暴れたというニュースが伝わっている。
成人になるというのは、個々の人間にとって人生のひとつの区切りであり、家族や親しい人たちから祝福されるのは嬉しいことに違いない。
しかしそれは個別のことがらであり、年度内に成人を迎える人たちを一同に集め、地方自治体が式典を行うことにどんな意味があるのだろうか。
私たちのころは成人式など無かったし、無くても誰も困らなかった。
20歳の誕生日には家族でお祝いをしてくれただろうが、実はよくおぼえていない。
しかし鮮明に記憶していることはある。
それは、会社の上司が20歳の誕生日にデコレーションケーキを買ってきて、休憩時間にみんなでお祝いをしてくれたことだ。
泪が出るほど嬉しかったし、その時の光景は今でもはっきりと思い出すことができる。
成人式を主催するほうからすれば、いくら相手が成人になったといっても、どこの誰だか分からない人に対して、本心から祝う気など起きようがない。
役目だから仕方なく祝辞を述べている。「せっかくの休日なのに・・・」と思いつつ来ているわけだ。
ここで名前を顔を売っておけば、来るべき首長選挙に投票してくれるかもという期待があるだけだ。
そんな空気を察するから、参加した新成人もシラケル。
同級生と会えるからということで参加する人も多いようだが、それは学校の同窓会やクラス会の役目だ。成人の祝いとはなんの関係もない。
成人には、式典もエライ人の祝辞もいらない。
家族や友人知人からの心のこもったお祝いがあれば、それで十分だ。
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