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2010/03/05

(続)国税庁に騙されるな!e-Taxはもうやめた

前回の記事で、e-Taxはカンタンでも便利でもないことを指摘したが、その後の経過を含めて国税庁HPのデタラメぶりを明らかにしたい。
なにより問題なのは、せっかく制度を作っても「利用者目線」に立っていないことだ。
電子証明書の取得にてこずり、税務署に「どうしても出来ないときはどうなるのか?」と訊いたら、職員は一言「通常の申告書に書いて持ってきて貰うしかないですね」と答えた。
こうした姿勢が変わらない以上、どんな制度を作っても失敗に終わるだろう。

先ず、国税庁HPには「添付資料の提出は必要ない」と書かれているが、これが違う。
医療費控除を申告する際には、医療費の領収書は提出せねばならない。
郵送は税務署へ持参かのいずれかの方法となっているが、税務署のわざわざ行かなくて済むというからe-Taxを選んだのだ。
仕方がないので郵便局から発送したら390円も取られてしまった。
それなら今まで透り、最初から申告書と添付書類を揃えて税務署に行けばよかったのだ。

次に、やはりHPでは「還付金が早く戻ってくる」と書かれているが、今までも申告からおよそ2週間で還付が行われていた。
今回はすでに2週間以上過ぎているが、未だに振込みがされていない。
想像するに、電子申告と添付資料が税務署に別々に送られるため照合に時間がかかり、かえって手続きが遅くなっているのではなかろうか。
こちらも「看板に偽りあり」なのだ。

結論からいえば、e-Taxは従来の申告方法に比べ数倍の労力と時間と費用がかかるだけで、利便性は全くなかった。
もう懲りた、来年からe-Taxはやらない。
せっかく電子証明書を取得したりICjカードリーダーを購入したりして、ムダにするのは勿体ない気もするが、こんな煩雑なことは二度とゴメンだ。

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