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2010/04/12

三遊亭円楽襲名披露公演(4/11)@国立演芸場

国立演芸場4月中席前半は、楽太郎改メ六代目三遊亭円楽襲名披露公演で、その初日に出向く。
家をでるとき家族から「なんで又?」という声があった。“笑点”を見ない人間が、ということらしい。
まあ、たんに襲名興行が好きなだけだ。
大入り満員で、立ち見の出る盛況。

圓楽一門は定席に出られないが、今回の襲名披露公演では落語芸術協会がバックアップする形で、芸協の高座に出演している。
この日も会長と副会長がサポートしての公演となった。
当代の圓楽は定席に出るのは30数年ぶりで、協会脱退のときは未だ二ツ目だった由。
トリを取るのは生まれて始めてだったと言っていた。
なお各地ホールでの公演は、落語協会所属の噺家もゲスト出演している。

<番     組>
前座・桂翔丸「新聞記事」
・瀧川鯉橋「粗忽の釘」
落ち着いた高座で、真打も近いのだろうか。
・三遊亭小圓楽「花筏」
昨日の昇太と比べ同じネタでこうまでつまらなくできるのか、妙に感心した。
マクラで小圓楽の「小」がなかなか取れないと言っていたが、ムベなるかな。
口上のシメで、襲名披露を真打披露と言い間違えるようでは、いかんともし難い。
・三遊亭小遊三「道灌」
【訂正】コメントで指摘があり、演目を「やかん」に訂正します。
軽い噺を前半で切ったが、この日一番客席を沸かせていた。
天性の明るさと華が持ち味で、毒舌を吐いても嫌みにならない。
・コントD51「コント」
ツマラナイのにクドイ。
だからツライ。
・桂歌丸「短命」
この人は語り口も表情も動きもすべて硬い。
人情噺や怪談だと良いのだが、こうした軽いネタはサッパリ面白くない。
クスグリで笑いが取れるのは、“笑点”ネタだけだ。

―仲入り―
「襲名披露口上」
この日、これが一番面白かった。
・三遊亭圓橘「悋気の火の玉」
あい変らず、地味だが確かな芸。
・桧山うめ吉「俗曲」
見てくれは良いが、唄がイマイチ。
・楽太郎改メ
六代目三遊亭圓楽「ねずみ穴」
同門の鳳楽がコツコツと独演会を重ね芸を磨いてきたのに対し、楽太郎は“笑点”人気に乗っかって、芸が上滑りしている印象をずっと持っていた。
この日の高座を見る限りでは、随分と腰が据わってきたという感じを受けた。
最後のオチのところで、「帳面」を「提灯」と言い間違えそうになったのは残念。襲名興行の強行スケジュールで、お疲れ気味だったのか。

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