「新党」に蠢く政治屋たち
あさ目がさめると、またどこやらで「新党」が出来ている、そんな季節がやってきたようだ。
ついこの前、賞味期限切れの議員が集まって「たちあがれない日本」とかいう党を創ったかと思ったら、昨日は三人ヒロシが中心となって「日本喪心(そうしん)党」を結成したとか。なんだか名前を聞いただけで、頭がボンヤリしてきそうな党名だ。
この分ではいずれ、「すわりこめ日本」だの「日本変心党」だのが出現するのは時間の問題だろう。
毎度、なぜ選挙前になると新党が生まれるのかといえば、マスメディアが大きくとりあげてくれて、関係者の名前が売れるからだ。
タダで名前を宣伝してくれる、候補者にとってこれほど有り難いことはない。
だから、政治理念もなにもあったもんじゃない。
ただ打算だけで集まった連中だ。
長い間やっているとボロが出るが、選挙までの短い間ならゴマカシが利くというわけだ。
さて、どんな人物が新党をこさえたり参加したりするかというと、いくつかの特徴がある。
その1、目立ちたがり屋。
その2 落選の可能性の高い人。
その3、既成政党からの公認もれ。
その4、次の就職先を探してる首長。
その5、孤立してる嫌われ者。
以上、5つのどれかの条件に当てはまる筈だ。
もっとも最後の特徴では、あまり嫌われていると舛添要一のように、「菜っ葉の肥やし」じゃないが「掛け声ばかり」で終わりかねないけど。
その昔、小池百合子ってぇ議員がいたが(今もいるっけ?)、この人は選挙のたびごとにいつも別の新党から立候補し、「政界の渡り鳥」という異名を頂戴していた。
「渡り鳥」が集まり「烏合の衆」ってぇ寸法か、こいつは理屈にあっている。
さて、新党に集まった政治屋たち、次はどこの「止まり木」にいるのやら。
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