股股「玉にキズ」
ちょうど5年前に切り取った「陰のう腫瘍」、つまり玉袋の先っちょの腫物だが、また出来てしまった。
同じ病院に行ったのだが、前回は若き美人女医だったのが、今度は男の医師。
なんだか見せ甲斐がないなあ。
「先生、なんで同じ場所にできたんですかね?」と訊くと、「まあ、たまたまでしょう」と気のない返事。
「玉玉、玉袋に股股」ってぇところなのかねぇ。
「印ろう」なら、水戸黄門。
「陰のう」なら、見ろ肛門。
「このまま放っておきます?」と、医者は明らかに投げやり。
どうせこれから使いモノになるわけじゃなし、というのが顔に表れている。
こっちも意地になって「前回と同じように切ってくれませんか」と言うと、「ええ、切るんですか。範囲が広いし周囲に血管が集まっているし、リスクが大きいですよ」と、やはりヤル気なし。
こっちがしばらく黙っていると、「そうしたら、取り敢えず焼いてみましょう」と言い出した。
ナンだ取り敢えずって、ビールじゃないぞ。
液体窒素をつかって、患部を焼いてしまおうというわけだ。
窒素ガスを-200℃以下に冷却すると液体になるので、要はこれを塗って低温火傷をおこして腫瘍を除去するというもの。
「じゃベッドに横になって、下半身は全部脱いで。看護婦さーん、こっちへ来て、はいソコをしっかり握ってて」と、なんだか恥ずかしいやら嬉しいやら。
これから液体窒素を塗りたくられたのだが、これが痛いこと痛いこと。
なにしろ男性にとって最も敏感なトコロですからね、そりゃもう呻いたね。
「ほー、真っ白になったね」と医師はまるで他人事。
仔細にみれば、小山に雪がかぶったような姿。
「これでダメなら切りますよ」という言葉を背中に、病院を後にした。
でも、その後がまた大変。
とにかく歩くとスレて痛むから、がに股でヨチヨチと歩くことになる。
座っても先端が床に接してやはり痛い。
寝ていると楽だが、そう一日中寝てばかりいられない。
痛みはおよそ5日間は続くそうなので、その間はジッとガマン。
ブログで他人様の悪口ばかり書いているのでバチが当たったんだな、きっと。
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