【街角で出会った美女】ポルトガル編(2)
女性のイメージというのは国ごとに異なるもので、例えばフランスならパリジェンヌ、イタリアならナポリっ娘、スペインならカルメンというような。
あくまで頭の中で抱いたイメージであって、スペインの女性が皆バラの花を口にくわえて歩いているわけでもないし、パリでは北アフリカ出身の褐色の肌をした女性の姿が目立ちます。
ポルトガルというと、私にはたくましい女性というイメージがあります。
その理由は、私が中学生の頃だったと思われますが、「ポルトガルの洗濯女」というシャンソンが流行りました。
その歌詞のなかにこんな一節がありました。
洗うものが多けりゃ
葡萄酒もたんといる
洗うものが多けりゃ
恋をする間もない
Et tape et tape 疲れて眠りゃ
Et tape et tape 恋も出来ない
この“Et tape et tape(エタップ、エタップ)”というのが、ポルトガル第三の都市であるコインブラの町を流れるモンデゴ川で、女性たちが洗濯をするときの音なんです。
きっと大きなタライに沢山の洗濯物を入れた女性たちが川辺に集まり、賑やかにおしゃべりをしながら日長一日エタップエタップと洗濯をし、終わると家に帰ってきてはワインを飲み干す、そんな姿が浮かんできます。
コインブラには「洗濯女の銅像」が置かれているくらいですから、ポルトガルの洗濯女は有名なんです。
とにかくポルトガル人はよく食べるそうで、統計データによると、ドイツ人と比べると肉の摂取量は同等ですが、魚や野菜は2-3割多く食べているそうです。
これをビールやワインと一緒にお腹に入れるのですから、たまりません。
ある年齢以上になると、揃って立派な体格になってゆきます。
ナザレの街でこれから海水浴に向かう母娘ですが、どうです、この母親のたくましい姿は。
かつては左側の娘さんのような華奢なスタイルだったんでしょうけど。
まるでビフォー・アフターですね。
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