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2010/10/29

#37NHK古典芸能鑑賞会@NHKホール

10月28日NHKホールで行われた「第37回NHK古典芸能鑑賞会」へ出向く。
お断りしておくが、有料ですよ。
この手の会は圧倒的に年配のご婦人が多い。
同じ古典芸能でも落語だと若い人が多いのだが、歌舞伎となると年配者ばかりになるのは、とても残念なことだ。
歌舞伎は日本の古典芸能の総合芸術であり、もっと若い層の人々に観てもらいたい。
歌舞伎ときくだけで敷居が高く感じるかも知れないが、いちど観てみると病みつきになる人も多い。
アタシもあまり偉そうな口はたたけないけど、日本人に生まれて能・狂言や歌舞伎を見ずに死んだら、損ですぜ。

◆箏曲 「三番叟」 
唄:山勢松韻、岸辺美千賀、井口法能、武田祥勢
箏:萩岡松韻、武藤松圃
三絃:山登松和、田中奈央一
小鼓:藤舎呂船
筝曲っていうのは初めてで、てっきり琴の演奏かと思っていたら、三味線に小鼓が加わり、それに何より唄が入るんです。知らなかった。
そういえば日本の器楽というのは、多くが弾き歌いなんですね。
これが実に良い声で、ウットリと聞きほれてしまいました。
オープニングを飾るにふさわしく華やかな舞台で、こういう機会でもないとなかなか筝曲なんてお目にかかれない。

◆舞踊 長唄・常磐津掛合「奴道成寺」
白拍子花子実は狂言師升六:花柳壽輔
唄:今藤長一郎
三味線:杵屋栄八郎   
浄瑠璃:常磐津初勢太夫   
三味線:常磐津文字蔵
囃子:堅田喜三久  
数ある「道成寺物」の中で、この作品は白拍子に化けた狂言師升六という男性が主人公であるところが珍しい。
そして何より、三つの面(おかめ・大尽・ひょっとこ)を使い分けて踊るという、実に難しい振付となっている。立方の花柳流四世宗家家元の花柳壽輔、小柄な方だが、この人の踊りが上手いのなんのって。
日本舞踊の美しさに堪能しましたね。

◆歌舞伎「源平布引滝 実盛物語」            
斎藤別当実盛:片岡仁左衛門
九郎助娘小万:片岡秀太郎 
倅太郎吉:片岡千之助
御台葵御前:片岡孝太郎
瀬尾十郎兼氏:市川左團次 
この芝居の見所は、主な配役が片岡ファミリーによって固められていることだ。
主役の片岡仁左衛門を中心に、兄の秀太郎、長男の孝太郎、さらに孫の千之助と、家族総出の芝居だ。
ストーリーの方は源氏と平家の争いが背景にあって、平家の武将が源氏に心を寄せていたり、敵と思っていたら実の父親だったりという、複雑に入り組んでいる。
仁左衛門の片岡孝夫(本名で役者だったのは珍しい)時代は、世話物の二枚目というイメージが強かった気がするのだが、今や上方を代表する立役になった。
身長が高く男前なので、何を演っても見栄えがするのは得だ。
この日はファミリーの芝居だったせいか、実に気分良さそうに演じ、観ているこっちまで浮き浮きしてくるようだった。
10歳の千之助は芝居心たっぷりで、将来きっといい役者に成長することだろう。
ますます片岡ファミリーは安泰である。
馬の脚をはじめ、脇もしっかりとした演技をみせていた。

NHKに注文、受信料払っている人には入場料を割引してくれませんかねぇ。
そうすりゃぁ、毎年観にくるんだけど。

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