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2010/10/31

2010「My演芸大賞」のエントリー(中間)

当ブログで毎年恒例にしている「My演芸大賞」。
その年に観たもので特に印象に残った高座の中から、大賞として1作品(該当ナシの場合もある)、優秀賞として数作品を選んでいる。
選ばれたって、賞状も賞金も名誉も何もないですけどね。
今年もあと残すところ2ヶ月となったが、現在までに候補としてリストアップした作品は下記の通り。
顔ぶれをみてお分かりのように、今年は若手から中堅にかけての層の人たちの活躍が目立つ。
残り2ヶ月の結果を加えて、選考結果は年末に発表する予定。

(演者、「演題」、会の名称、月/日、の順に表示)
春風亭一之輔「鈴ケ森」 #3大手町落語会 10/9
桂しん吉「雨乞い源兵衛」 桂吉弥独演会 9/19
桂吉弥「遊山船」 同上
桃月庵白酒「臆病源兵衛」 #9三田落語会 8/28
三遊亭金時「不孝者」 国立演芸場8月上席 8/10
柳家三三「年枝の怪談」 柳家さんと00さん 8/9
桂雀々「手水廻し」 #6日経ホール落語会 7/24
立川志らく「疝気の虫」 同上
三遊亭兼好「天災」 #13たから寄席 6/5
神田阿久鯉「赤垣源蔵徳利の別れ」 #368花形演芸会 1/23
(順不同)

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2010/10/30

実はアメリカン

ブログネタ: 「書店」vs「ネット」、あなたはどっちで本を買う?参加数拍手
ネット派で、それもAmazon専門です。

Windowsのパソコンで
Googleで検索し
Amazonから購入

何故なら・・・
実はボク、
アメリカ人なんです。

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2010/10/29

#37NHK古典芸能鑑賞会@NHKホール

10月28日NHKホールで行われた「第37回NHK古典芸能鑑賞会」へ出向く。
お断りしておくが、有料ですよ。
この手の会は圧倒的に年配のご婦人が多い。
同じ古典芸能でも落語だと若い人が多いのだが、歌舞伎となると年配者ばかりになるのは、とても残念なことだ。
歌舞伎は日本の古典芸能の総合芸術であり、もっと若い層の人々に観てもらいたい。
歌舞伎ときくだけで敷居が高く感じるかも知れないが、いちど観てみると病みつきになる人も多い。
アタシもあまり偉そうな口はたたけないけど、日本人に生まれて能・狂言や歌舞伎を見ずに死んだら、損ですぜ。

◆箏曲 「三番叟」 
唄:山勢松韻、岸辺美千賀、井口法能、武田祥勢
箏:萩岡松韻、武藤松圃
三絃:山登松和、田中奈央一
小鼓:藤舎呂船
筝曲っていうのは初めてで、てっきり琴の演奏かと思っていたら、三味線に小鼓が加わり、それに何より唄が入るんです。知らなかった。
そういえば日本の器楽というのは、多くが弾き歌いなんですね。
これが実に良い声で、ウットリと聞きほれてしまいました。
オープニングを飾るにふさわしく華やかな舞台で、こういう機会でもないとなかなか筝曲なんてお目にかかれない。

◆舞踊 長唄・常磐津掛合「奴道成寺」
白拍子花子実は狂言師升六:花柳壽輔
唄:今藤長一郎
三味線:杵屋栄八郎   
浄瑠璃:常磐津初勢太夫   
三味線:常磐津文字蔵
囃子:堅田喜三久  
数ある「道成寺物」の中で、この作品は白拍子に化けた狂言師升六という男性が主人公であるところが珍しい。
そして何より、三つの面(おかめ・大尽・ひょっとこ)を使い分けて踊るという、実に難しい振付となっている。立方の花柳流四世宗家家元の花柳壽輔、小柄な方だが、この人の踊りが上手いのなんのって。
日本舞踊の美しさに堪能しましたね。

◆歌舞伎「源平布引滝 実盛物語」            
斎藤別当実盛:片岡仁左衛門
九郎助娘小万:片岡秀太郎 
倅太郎吉:片岡千之助
御台葵御前:片岡孝太郎
瀬尾十郎兼氏:市川左團次 
この芝居の見所は、主な配役が片岡ファミリーによって固められていることだ。
主役の片岡仁左衛門を中心に、兄の秀太郎、長男の孝太郎、さらに孫の千之助と、家族総出の芝居だ。
ストーリーの方は源氏と平家の争いが背景にあって、平家の武将が源氏に心を寄せていたり、敵と思っていたら実の父親だったりという、複雑に入り組んでいる。
仁左衛門の片岡孝夫(本名で役者だったのは珍しい)時代は、世話物の二枚目というイメージが強かった気がするのだが、今や上方を代表する立役になった。
身長が高く男前なので、何を演っても見栄えがするのは得だ。
この日はファミリーの芝居だったせいか、実に気分良さそうに演じ、観ているこっちまで浮き浮きしてくるようだった。
10歳の千之助は芝居心たっぷりで、将来きっといい役者に成長することだろう。
ますます片岡ファミリーは安泰である。
馬の脚をはじめ、脇もしっかりとした演技をみせていた。

NHKに注文、受信料払っている人には入場料を割引してくれませんかねぇ。
そうすりゃぁ、毎年観にくるんだけど。

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2010/10/28

住生活G某社のちょっとコワイ話

横浜ベイスターズへの買収交渉が破談になった住生活グループ、その某社は私の現役時代の大切な取引先企業だった。
ある時、先方の品質管理部門の課長を接待したのだが、ちょうど私が所属していた会社が企業合併に伴うリストラの真っ最中だった。
話題がそのことに及び、社内はいま大変な状況でというと、先方の課長は「希望退職でしょ。退職金に上積みがあるんでしょ。ウチの会社からみれば羨ましい、幸せですよ。」とのこと。
「ウチはね、辞めさせたい社員が自分から辞めるように仕向ける仕掛けがあるので、希望退職なんて必要ないんですよ。」というのだ。

その仕掛けというのは、某社には誰がどう頑張っても絶対に売れない商品というのがあるのだそうだ。
会社は辞めさせたい社員がいると、その商品の営業部門に異動させる。
それで毎日ノルマを与えて売り歩かせ、成績があがらないと毎日ケツをひっぱたく。
元々が絶対に売れない商品だから、成果が上がる筈はない。
どんな意志の強い社員でも、1ヶ月はもたず、自ら辞めていく。
こうして希望退職も上積み金もなしに、日々人員整理を行っているというのだ。
合法的ではあるのだろうが、なんだか強制収容所送りを連想させるような手口だ。
コワイ話だ。

この某社といえば、企業買収(M&A)を繰り返しながら急成長をとげた会社で、その裏ではそんなエゲツナイことをしていたというわけだ。
住生活Gとの買収交渉が白紙に戻された横浜ベイ、果たしてこの破談が吉と出るか凶と出るか。

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2010/10/26

【寄席は学校5】“遊女は客に惚れたと言い・・・”

東京地裁で、客として通っていた耳かき店の店員江尻美保さん=当時(21)=と祖母鈴木芳江さん=同(78)=を殺害したとして殺人罪などに問われた無職林貢二被告(42)の裁判員裁判第5回公判で、検察側は論告で「極めて強い殺意に基づく残虐で計画的な犯行」として死刑を求刑した。裁判員裁判では初めてだ。
この事件に限らず、飲食店などの接客業につとめる女性が、客から被害を受ける例は後を絶たない。

指名制度があるような店で働く女性は、指名を受けないとタダ働き同様になってしまう。
だから指名してもらう客の獲得に必死だし、そのためには世辞や愛想は欠かせない。
時には客に「なんだか好きになっちゃった」位のことは言うだろう。
相手はビジネスで言ってるのだから、そう受け止めてその場を楽しんでくれば良いのだが、なかには勘違いしてしまう男がいるから始末が悪い。
「恋は恋でも金持ってコイ」の世界である。
女性に金を貸したら、ドロンされてしまったという話も少なくない。

ボクが子どもの頃はラジオの時代で、落語や漫才と並んで人気が高かったのが浪花節(浪曲)だ。
当時、人気があった浪花節のひとつに、篠田実の「紺屋高尾」という出し物があった。
その冒頭の出だしはこうだ。
“♪ 遊女は客に惚れたと言い、客は来もせでまた来るという、嘘と嘘との色里で ♪”
「だから水商売の女に惚れただのはれただの言われたって、信用しちゃぁいけなんだよ。」とは、戦前にカフェのママだった母の解説だ。
小学生の子どもには相応しくないアドバイスではあるが、内容はあるていど理解できた。
お陰で被害にあわず、むろん被害を与えることもなく今日に至っている。

古典芸能には生活の知恵がつまっている。
せいぜい寄席に通って、人生を「粋」に過ごしたいものだ。

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2010/10/25

#10三田落語会(10/23夜)@仏教伝道センター

10月23日の夕方からは、第10回三田落語会夜席へ。
この日は「さん喬・喜多八二人会」という企画だったが、よく毎回豪華で贅沢な顔ぶれを集められるものだなと、主催者の努力と力量に感心する。
この回も昼夜ともに前売りが早々に完売だったのは、そうした努力の賜物だ。
チラシに来年から前売りチケットの販売ルールを変更するとの知らせが入っていたが、これも人気の反映だろう。

<  番  組  >
前座・柳家さん市「金明竹」
柳家さん喬「長短」
柳家喜多八「宿屋の仇討」
~仲入り~
柳家喜多八「目黒のさんま」
柳家さん喬「文七元結」

柳家喜多八の最大の特長は目の動きで、正に眼力なのだ。
伏し目がちに身体が弱いとか力が入らないとかというマクラを振って、ネタに入ると大きな目をむきながらハイテンションで語りだす、その落差が魅力だ。
それと緩急のつけ方も巧みで、その辺りが喜多八ワールドとよばれる由縁。
聴き手にとってはクセになる噺家で、固定ファンが多いのはそのためだろう。
1席目の「宿屋の仇討」では目の動きと緩急で、2席目の「目黒」は軽妙な語り口で客席を沸かせていた。

柳家さん喬の1席目「長短」では長めのマクラを振り、先輩師匠方の色紙の描き方からそれぞれの人となりが表れているという話、興味深かった。
ついで珍しく自分の弟子の話題にふれ、喬太郎は目標だけを見据えて周辺が見えていない、左龍は周辺は見えるが目標が見えていない、喬之助は両方とも見えていない、と語っていた。
なるほど師匠から弟子をみると、そう映るのかと。とりわけ喬太郎に対する評価は、観客の側からとは差があるのかなという印象を受け、こちらも興味深かった。
1席目の「長短」、天気を云々する場面はカットされていたが、気長の長さんと短気の短七さんとの対比が鮮やかで、特に短七の描き方に重点が置かれていた。
2席目の「文七」は、いかにもさん喬らしく、登場人物が全て心のあたたかい人柄になっている。
さん喬がトリを取る高座では、帰り道がホンワカした気分になるのは、やはりご本人の人柄か。

実力派二人の熱のこもった高座は、聴き応え充分だった。

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2010/10/24

#15たから寄席@寳幢院

10月23日は午後から「第15回たから寄席」に、そして夕方からは「第10回三田落語会」に掛け持ちになった。
双方ともいわゆる地域寄席というカテゴリーに入る催しだが、後者(エントリーは明日)が「本格・本寸法の落語」という明確なコンセプトを打ち出しているのに対し、前者のコンセプト、もっと言うなら何を目指すのかその方向性がはっきりとしていない、そんな印象を受けている。
その差が、二つの会の評価に現れてしまった。
今回のたから寄席は「鯉朝・談笑二人会 〜新作攻撃」という趣向。

< 番 組 >
瀧川鯉朝「動物圓」*)
立川談笑「薄型テレビ算」
~仲入り~
鯉朝・談笑「フリートーク」
立川談笑「猿のゆめ」
瀧川鯉朝「街角のあの娘」*)
註*)鯉朝の2席のタイトルは自信がないので、間違っていたらご指摘ください。

瀧川鯉朝は初見だったが、この日の印象としては見るべきものが無い。
1席目は既存の「動物園」を落語家に置き換えたネタだが、人間の皮を剥いだものをかぶるというのは、いかにも後味が悪い。
このネタはこの日で終わりにすると宣言していたが、過去の落語会でも同じことを言っていたという記録がある。
2席目はただダラダラと長ったらしく、退屈した。得意ネタのようだが、良さを感じなかった。
フリートークでは自らの新婚生活を語っていたが、私は芸人が自分の家庭や家族のことをアカラサマに喋るのを好まない。
師匠である鯉昇もマクラで家庭のことを話題にするが、あれは100%ネタであり、フィクションなのだ。だから面白く聴ける。
芸人が実際の家庭生活を客に聴かせてどうする。喋るならネタとして昇華したものを披露すべきだろう。
観客におもねる喋り方も、甘ったれているようで聞き苦しい。

談笑の1席目、「壷算」をTVに置き換えたネタだが、2-3年前に国立演芸場で聴いたときはそれほど面白みを感じなかったが、この日の高座は面白かった。
何が違うかといえば、売れてる芸人の勢いだろう。
2席目は病院での精密検査で猿と診断された男の話で、オチがよく工夫されている。
2席ともテンポが良かった。
談笑の高座をみていると、観客との距離間の取り方が巧みで、さすがプロと思わせる。
そこが鯉朝との決定的な違いである。

次回は鈴々舎わか馬改メ柳家小せんの襲名と新真打披露+川柳川柳という企画、う~んよく分からない。
冒頭でも述べたが、この会は何を目指そうとしているのか不明。

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2010/10/21

続・いつまでやる気だ「円楽襲名興行」

先日の記事“いつまでやる気だ「円楽襲名興行」”に、「ヘイ、加門」さんという方から以下のコメントが寄せられました(一部誤字訂正)。

「円楽襲名披露公演、北見市まで1時間30分かけて聴きに行きました。
笑点メンバーの至らなさ、円楽のトリ”浜野矩隋”のヒドサ・・・勉強になりました。
その後日初めて聴いた”桂雀々”の凄さに、芸人の有様を思い知らされました。
それにしても、TVに出た人だと、田舎の人間は良く笑うんですよ・・・何ですかね。残念。
その後日、小遊三が講演で来ました・・客をなめてたね・・フザケルナ!
こんな事をしてたら落語界のためには絶対ならないと思います。」

なかなか厳しい指摘ですが、共感される方は多いと思います。
ここで、項目別に見てゆきたいと思います。

【笑点メンバーの至らなさ、円楽のトリ”浜野矩隋”のヒドサ】
先ず、1年間かけて襲名披露公演をやろうという了見が間違っています。
自分の芸をみて貰うというよりは、人気に乗って手っ取り早く稼いでしまおうという意図がミエミエです。
「笑点」の出演者の多くは芸達者で、真剣な高座をみせれば本来はお客をガッカリさせることはない筈です。
しかしTV人気に乗っかって、人寄せパンダ宜しく1年間も襲名披露に付き合うとなれば、「手抜き」したくもなるでしょう。
顔をみせるだけで喜んでくれる甘い客が相手とみれば、余計そうです。
先代・円楽の”浜野矩隋”は正に絶品でしたから、それと比較するのは気の毒ではありますが、当代の円楽の芸はまだまだ未熟だといえます。
落語は個人芸ですから、他人に頼らず、独演会を重ねて芸を磨くしかないでしょう。

【”桂雀々”の凄さに、芸人の有様を思い知らされ】
確かに桂雀々の芸は凄いですよね。「笑点」の人たちとは対照的です。
かつて「漫才は大阪、落語は東京」と言われていましたが、そうでもないなと最近思うようになりました。
大阪の落語家は面白く、ガッカリするようなことは先ずありません。
一つには、払わせたお金の分は楽しませようというサービス精神が旺盛で、この点は東京の落語家は見習う必要があるでしょう。

【小遊三が講演で来ました・・客をなめてたね】
好楽の弟子の兼好が言っていましたが、落語に比べ講演会のギャラは数倍高いんだそうです。
しゃべる内容は一緒でギャラが高いので、先代の円楽は高座より講演が多かったそうです。
でも落語家の講演なんて、何か参考になるのでしょうか。
漫談まがいの事をやってガバっとお金が入ればウハウハでしょうが、芸は荒れてきます。
ご指摘の通り、絶対に落語界のためにならないのは明らかです。

寄席ブーム落語ブームがいわれて久しいですが、長い目でみれば精進を怠り芸を磨かなかった芸人は、やがて見放され凋落してゆくことでしょう。

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2010/10/20

J.J.カントロフ&上田晴子 デュオリサイタル(10/19)

10月19日浜離宮朝日ホールで「J.J.カントロフ&上田晴子 デュオリサイタル」が行われた。
リーフレットの解説によれば、2002年から8年間続けてきたこの会も、今回が最終回になるとのこと。
カントロフがこれからは指揮者に専念するというのが理由らしい。
フランス出身のヴァイオリニストとして巨匠であるカントロフだが、近年専ら指揮者としての活躍が多く、そういう意味でこの会は貴重だったといえよう。

【出演者】
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
上田晴子(ピアノ)

【曲目】
フンメル/ヴァイオリンソナタ Op.64
ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ
          第1番ニ長調Op.12-1
          第2番イ長調Op.12-2
          第10番ト長調Op.96
(他にアンコール3曲演奏)

カントロフは小柄でスリムな身体を、ダークグレイの一見すると中国の国民服のような装いに包んでいたが、着こなしが「粋」なのだ。
巨匠らしからぬ愛嬌のある風貌と身のこなしで、待ち構えている観客をリラックスさせる。
演奏が始まるや、流れてくる音は実に気品があり、ウットリ聞きほれてしまう。
特にベートーヴェンのソナタ第2番は、こんなに美しい曲だったっけと思わされる程だった。
解説で上田晴子が、ベートーヴェンのソナタ第10番第2楽章を完璧に弾きたくて、この8年間を向き合ってきたとあるが、この日の演奏でその思いは十分に観客に伝わったのではなかろうか。
それほど、この日のピアノ演奏は素晴らしかった。
最後は会場全体の温かい拍手に包まれ、演奏者も3度のアンコールでこれに応えた。
出演者と観客が一体となった心温まる、とても気持ちの良い演奏会だった。

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2010/10/19

エジプトで軍に拘束されたこと

ブログネタ: 海外旅行の失敗談、教えて!参加数拍手
もう20年以上前になるが、生まれて初めての海外旅行先エジプトでの出来事。
カイロで一日自由行動になり、現地ガイドと共に車でスエズに向かっていた。
途中、郊外にあった豪邸を撮影していたら、いきなり通行人にカメラをひったくられた。
こちらは取り戻そうと押し問答になったら、正門に護衛で立っていた兵士が(家の横から撮っていたので見えなかった)駆けつけてきて、銃口を向けられカメラを取られた。
何がなんだか分からないうちに、軍の迷彩トラックがきて、荷台からマシンガンを持った兵士がバラバラと降りてきて、乗用車ごと拘束、近くの軍の駐屯地に連れていかれた。
そこで初めて、政府高官の自宅を撮影したスパイ容疑だと知らされた。
こっちとしては、「聞いてないよ」状態だ。
取り調べでは同行していた現地ガイドが対応してくれた。
たまたまその当時、政府関係の仕事を手伝っていて、外郭団体名義の名刺を持っていたのが幸いしてか、間もなく解放されてカメラもフィルムも返してくれた。
それで終りかと思ったら、次に地元警察署に連れていかれて、又そこで取り調べ。
結局、なんのかので半日つぶれてしまった。

その当時エジプトは隣国リビアとの紛争で、軍事的緊張関係になっていて、砂漠には地雷が埋められ、知らずにランドクルーザーで走り回っていたイギリス人観光客が爆死する事件がつい2週間ほど前にあったということは、後から聞かされた。
国によって撮影禁止区域というのが決めれているので、特にドンパチやっているような国では注意が必要だ。
先日、中国でフジタの社員が軍事区域を撮影していて拘束されたが、ああした事は起こり得るのだ。

良かったことといえば、初めての海外でいちばん恐ろしいことを経験したので、度胸がついたことだろう。
その後も海外で何度か恐い思いをしたが、幸いあれ以上のことは無い。

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2010/10/18

「ヤラセ」の街頭インタビュー

フジテレビは情報番組「Mr.サンデー」で、今年8月8日と9月26日に放送した女性誌特集に登場した愛読者について、事前に取材していたにもかかわらず、街頭で偶然見つけたような演出をしていたことを番組内で明らかにした。
同局の広報部は「チェック体制を強化し、再発防止に努める」としているそうだ。
まあ、ムリだろうが。

待ち合わせで新橋の駅前広場をよく利用しているが、注意して見ていると明らかに「プロ」と思われる「一般市民」をしばしば目にする。
立つ位置もJRの駅側に近いところにいるケースが多いのは、背景に電車が写るのを狙っているのだろう。
一人の場合もあれば、複数の人間が配置されていることもある。
やがてリポーターとカメラのクルーが現れると、お約束通りに仕込みの「一般市民」に近づいてゆきインタビューをする。
さすがに受け答えや仕草は堂に入ったもので、感心する。
終わるとさっさと引き上げるが、時には取材クルーに挨拶してから帰る大胆な「一般市民」もいる。

こういう光景を頻繁に目にしていると、TV各局の「ヤラセ」インタビューは日常化していると見てよい。
番組としては結論ありきで、そのアリバイ作りにインタビューを利用するわけだから、「ヤラセ」が手っ取り早いのだ。
視聴者も全てのTV番組は「作りもの」だとしておけば、そう腹も立たないだろう。

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2010/10/17

柳家喬太郎独演会@松戸市民会館

10月16日に松戸市民会館で行われた「柳家喬太郎独演会」に出向く。
土曜の夜ということもあってか広い会場は一杯の入り。

< 番 組 >
柳家小んぶ「権助芝居」
柳家喬太郎「井戸の茶碗」
~仲入り~
寒空はだか「スタンダップコミック」
柳家喬太郎「ハンバーグができるまで」

開口一番の小んぶ「権助芝居」、このネタは後半勝負なので、前半で切ったのでは実力が分からない。

寒空はだか、数年前に初めてみたときはどこが面白いんだろうと思ったが、すっかり芸人らしくなった。
キャリアを積んだということもあるだろうが、自分の芸に自信が付いてきたのだろう。

さて喬太郎の2席だが、最初の「井戸茶」は先日聴いたばかりで、マクラも殆んど同じ。
人物像が鮮やかで、特に細川家の若侍の描き方が優れているのは、さすがだ。
ただ個人的にはこうした登場人物が全員善人であるような爽やかなネタは苦手だし、喬太郎の持ち味とも合わないと思う。
それとこの日もそうだったが、近ごろの喬太郎の古典にはミスが目立つ。
原因は稽古不足ではなかろうか。
ミスを切り返して笑いを取る技術はさすがだが、それに溺れてはいけない。
名人・文楽は、その日に高座にかける演目は必ず弟子を前にして稽古していたそうだ。いくつになっても精進は必要なのだ。

2席目の「ハンバーグ」、冒頭の「マコトちゃん」で客席がザワザワと、「あれだね」というわけだ。
喬太郎の新作の多くは、男と女の甘く切ないラブストーリーがテーマになっているが、なかでもこの「ハンバーグ」は傑作といって良いだろう。
毎回、細部を少しずつ変える工夫もされており、完成度も高い。
しかし、今年だけで4度目というのでは、些か食傷気味だ。
それと、終演時間が予定より15分も短かった。
もしかして2席目は、当初は別のネタが用意されていたのではなかろうか。
喬太郎の独演会といえば、かつては予定時間をオーバーするのが普通だったことからすると、全体的に物足りなさが残る。

せっかくの大きなホールでの独演会だから、もう少し意欲的な出し物を期待したかった。

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2010/10/14

六代目三遊亭圓生トリビュートの会(10/13昼)@紀伊国屋ホール

らくご座@紀伊国屋の秋公演として、「六代目三遊亭圓生トリビュートの会」が10月13日行われ、その昼の部に出向く。
7分ほどの入りの客席は空席が目立ち寂しい。
生誕110周年ということだが、六代目圓生が亡くなって31年。オールドファンでないとライブは観ていないことになるが、CDやDVDを通してファンになった若い人もいるようだ。
圓生が名人といわれるのは、何よりレパートリーの広さからだ。
滑稽噺や人情噺はもちろんのこと、芝居噺、音曲噺、怪談噺など、およそ手がけなかったジャンルは無いといってよい。
しかも全てにレベルが高いのだ。

高座姿は美しく、色気に溢れていたが、眼は恐かった。
いちど圓生が芝居に出ていて、私は最前列の袖の席から見上げていたのだが、ちょうど目の前に来たとき圓生が見下ろした眼と眼が合ってしまった時の、その恐い眼差し、今でも忘れない。
あんな眼で叱られたら、さぞかし周囲の人は縮みあがったことだろう。
高座での優しい眼にするのに、ご本人は相当工夫をしたと思える。

この日のプログラムでは、仲入り前後の落語の前に出演者の対談があったが、いちばん年上の市馬も圓生の高座は観ていないとのこと。
孫弟子にあたる白鳥はYOUTUBEで観た程度だと言っていた。
圓生を知らない人たちによるトリビュートの会である。

三遊亭兼好「八九升(はっくしょう)」
新しく入門してきた人に、最初に稽古するネタというのは、一門ごとに異なるそうだ。
柳家なら「道灌」で、圓生一門はこの「八九升(はっくしょう)」だそうである。
中味は耳の遠い人をネタにした小咄を次々とつなげたもので、最後の小咄で米の八九升とクシャミのハクションを掛けたオチになっている。
滅多に高座に掛からない珍しいネタだそうだが、滑り出しでは硬さがみられた兼好だったが、後半は快調に客席を沸かせていた。
後の対談で白鳥から「圓生を継いだら」と言われていたが、マジに目指してみたら良い。

三遊亭圓生X柳亭市馬「掛取万歳」
圓生のDVDと市馬のナマのリレー落語という趣向。
私はこのネタは、もう55年ほど前になるが、その当時あった川崎演芸場12月下席のトリで圓生の高座を観ている。
映像で観ても、さすが上手い。動きがキレイだしムダが無い。そして表情の一つ一つが実に良い。
あれだけ注意があったのに、途中で携帯の着メロが、それも本人が気付かなかったのかなかなか鳴り止まない。
こういう客は、入場禁止にして欲しい。
バトンを受けた市馬の高座も、気合が入っていたせいか普段より良い出来だった。
でもやはりこのネタは師走に演るもので、9月や10月に演るのは場違いだ。
今年も暮れまでに、また市馬の掛取を数回聴くのかと思うと、少々ウンザリする。

~仲入り~
三遊亭圓生「淀五郎」X三遊亭白鳥「聖橋」
圓生の映像は10数分だったが、あまりの上手さに溜息が出る。
後を受けた白鳥の新作はこの「淀五郎」と「中村仲蔵」、それに「文七元結」を掛け合わせたようなネタで、歌舞伎役者を落語家に置き換えている。
談志をタップリとからかっていて(実話が元になっているそうだ)、なかなか面白かった。
途中、文七の冒頭シーンを語るところで、客席から「お~」という反応があった。「なんだ、出来るんだ」という感嘆の声である。
こうして演出もよく工夫されている。
白鳥の新作としては傑作の部類に入ると思う。

圓生の芸や精神はちゃんと受け継がれているんだなと、実感した会だった。

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2010/10/12

【検事起訴】「佐賀元明を支援する会」の怪

最高検は10月11日、郵便不正事件の証拠を改ざんしたとして逮捕した大阪地検特捜部の元主任検事・前田恒彦容疑者を、証拠隠滅罪で大阪地裁に起訴した。前田元検事は起訴内容を認めているとされる。
一方、証拠改ざんを知りながら隠したとして、犯人隠避容疑で同部の前部長・大坪弘道容疑者と共に逮捕された前副部長・佐賀元明容疑者を支援しようと、弁護士36人が「佐賀元明を支援する会」を発足させた。司法修習の同期生を中心に、佐賀容疑者が司法研修所で教官を務めた教え子も参加した。今後、賛同者は100人規模に達する見込みだそうである。
会合では、弁護団長を務める伊藤裕志弁護士は「彼の人柄を知る者として、到底犯罪を犯す人物とは思えない。」と話し、同期の秋田真志弁護士も「彼は正義感にあふれ、検察官になるべくしてなった人。容疑を明確に否認していることから支援することを決めた」と述べた。
教え子の吉田豪弁護士(大阪弁護士会)は「当時から『供述に頼らず客観的に裏をとる必要がある』と力説していた」と思い出を語った。

弁護士というからには法律の専門家のはずだが、随分と乱暴な主張をしている。
世の中、“到底犯罪を犯す人物とは思えない”人間が凶悪事件を起こす例などザラだ。こんなことを根拠に無罪を主張されたのでは堪ったものではない。
“正義感にあふれ”もまた同様で、そういう人物が組織の利益を最優先することも決して珍しくない。

“「供述に頼らず客観的に裏をとる必要がある」と力説していた”とは、噴飯ものだ。
裏をとらずに供述だけで、厚生労働省元局長の村木厚子さんを有罪に仕立てあげたのは、どこの誰だっけ。
もし佐賀元明ら特捜部の幹部が部下に対して、「供述に頼らず客観的に裏をとる」ことを指示していたなら、元々こうした間違いは起きなかったのだ。
前田恒彦容疑者からFDの改ざんを打ち明けられた際に、
・証拠の改ざんそれ自体が違法行為であること
・オリジナルの日付通りなら事件の構図が崩れること
を指摘し、捜査のやり直しを命じるべきだった。
改ざんが故意か過失かが問題なのではない。
部下の違法行為を組織的に隠蔽したことそのものが、裁かれるべきことなのだ。

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2010/10/10

#3大手町落語会(10/9)@日経ホール

第3回大手町落語会は10月9日日経ホールにて開催。

春風亭一之輔「鈴ケ森」
開口一番、初めてこの会場に来た印象としてお金持ちの家に遊びに来たみたい、その割に場内放送をお囃子さんがやったり、メクリの字が手書きだったり(寄席文字でない)、日経ホールなのにサンケイリビング社の主催だったり、なんかチグハグと語り、会場をなごませる。
私だけ二ツ目で、後は全員、百栄兄さんも真打ですで、会場はまた爆笑。
とぼけた泥棒が実に良い味わいで、このネタは柳家喜多八が十八番としているが、一之輔の高座はそれと勝るとも劣らない。
それより何より、落語協会はなんでこの人を真打に上げないんだろう。
年功序列の集団昇進はそろそろ見直しが必要だ。
春風亭百栄「お血脈」
古典が次第にサマになって来つつある。
マクラの入り方からオーソドックスで、五右衛門の見得の切り方も形になっていた。
進歩が窺える一席。
橘家文左衛門「ちりとてちん」
プログラムに「柳家」とあり、訂正していたが前代未聞、本人はどっちでも良いとは言っていたが。
いつもより時間を長めにとり、少しパワーアップした「ちん」だった。
初めて聴く人が多かったのだろう、会場は大受けだった。
昔昔亭桃太郎「金満家族」
人を食ったような語り口が、この新作にはピッタリ。芸協代表で孤軍奮闘。
落語ほどではないが、こういう金持ちって本当にいるから恐い。モデルは鳩山家辺りかしらん。
毎回思うのだが、高座で使う茶碗はもうチョット高級なものにしたら。

~仲入り~
柳家権太楼「文七元結」
長講というサブタイトル通り、ノーカット・フルバージョンの文七。
熱演ではあったが、全体としてやや平板な印象を受けた。
このネタ、どうも鬼気迫るというべき古今亭志ん朝の高座があまりにインパクトが強く、どうしても他の演者に対する点数が辛くなってしまう。

この会、今後どのような特色を出してゆくのか注目したい。

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2010/10/09

西のかい枝・東の兼好(10/8)@横浜にぎわい座

横浜にぎわい座での第10回「桂かい枝・三遊亭兼好二人会」が10月8日に行われた。
1階席の7分ほどの入りでやや寂しいが、その割に熱気があるのは固定ファンが多いせいだろう。
昔シャンソンで「幸福(しあわせ)を売る男」という歌が流行ったが、芸人というのは「幸福を売る人」であることが望ましい。
観ているだけで楽しくなる、そこにいるだけで面白い、そういう芸人だ。
三遊亭兼好の魅力を一口でいえば、これに尽きる。
芸という面からだけみれば注文もあるが、芸人は芸と同時にキャラを売る商売であり、その点で兼好は天性の才能を持っている。

かい枝・兼好「オープニングトーク」
10月1日にかい枝が車上あらしにあった話題を中心に話が弾む。
落語家にはピッタリの自虐ネタで、悪霊を落としてあげるからと霊媒師に1万円取られるオマケつき。
ぼやくと、奥方から「あんただって似たような者」と言われというオチもついていた。
笑福亭笑助「牛ほめ」
入門して13年となれば、東京ならそろそろ真打に手が届きそうなキャリアだ。
表情が硬く愛嬌がない。
その辺から改めないと、この世界ではやっていけないのでは。
三遊亭兼好「黄金の大黒」
大家と店子の子どもたちが普請場で遊んでいるうちに、大家の倅が黄金の大黒を掘り当てる。
お祝いに店子が招待されご馳走にあずかることになったが、着ていく羽織が長屋に1枚しかない。
順繰りに着まわししながら大家に挨拶に行くが・・・。
宴会の食事の場面をカットした短縮版だったが、チグハグな祝辞や、大家の倅を鉄の棒で殴ったエピソードなどの笑わせ所はしっかりと押えて、軽快なリズム感に乗った楽しい一席。
桂かい枝「星野屋」
星野屋の主、妾・お花とその母親の人物像がクッキリと描かれていて、良い出来だった。
以前桂文珍で聴いたが、比較してかい枝の方が上なのは、お花に色気があるせいだろう。
このネタは東京でも演じられるが、やはり上方向きだ。

~仲入り~
桂かい枝「豊竹屋」
見たことを何でも浄瑠璃にしてしまう男と、口三味線で洒落をいう男の組み合わせ。
こういう馬鹿馬鹿しくてコッテリとしたネタも、やはり上方向き。
かい枝の高座は派手さこそないが、一つ一つが丁寧に演じられている。
三遊亭兼好「蒟蒻問答」
このネタ、坊主になるのが江戸で遊び人だった八五郎であり、上州安中のコンニャク屋の六兵衛も元はといえば江戸のヤクザの親分、という重層的な人物設定になっている。
兼好の演出はそうしたところを無視して、真っ平な人物として描いている。
軽快だし面白かったが、そのぶん平板になってしまい、深みに欠ける憾みがあった。
この辺りは賛否が分かれる所だろう。

対称的な芸風の二人会、これからも楽しみだ。

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2010/10/07

「検察審査会」無謬論も困る

小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京第五検察審査会は10月4日、小沢氏を2004、05年分の政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制的に起訴すべきだとする「起訴議決」を公表した。
この結論は適切であり、この件で検察審査会としての役割は十分果たしたといえる。
そのことと、議決の要旨に書かれた検審の主張が全て正しいかどうかは全く別問題だ。

例えば「国民は裁判所によってほんとうに無罪なのか有罪なのかを判断してもらう権利がある」という記載があるが、そうお気楽に言ってもらっては困るのだ。
刑事事件の被告になるということは、経済的にも精神的にも大変な負担になる。
数年かかって裁判で無罪が確定しても、民間企業ならその間に職を失い、場合によっては家族さえ失ってしまうことさえある。
「無罪」という権利を勝ち取ったところで、失われたものは取り戻せない。
もし有罪の可能性があるなら起訴すべきだという基準が出来てしまったら、これから沢山の不幸が生まれることは間違いないだろう。
今回の東京第五検察審査会の審査員は、刑事事件の裁判の現実についてどこまで正確に把握しているのだろうか。

今回の審査会メンバーの11名の平均年齢が30.9歳というのも気になる。
審査員の選定については、検察審査会法で次のように定められている。
【第4条 検察審査会は、当該検察審査会の管轄区域内の衆議院議員の選挙権を有する者の中からくじで選定した11人の検察審査員を以てこれを組織する。】
第5条以下に、懲役または禁固1年以上を受けた者は除くというような除外事項はあるものの、基本的には有権者から無作為抽出により選ばれることになっている。
どのような経過で11人が絞られたか明らかでないが、現在の有権者の年齢構成からして、平均が30.9歳というのはあまりに不自然ではなかろうか。

検察ファッショも困るが、検察審査会を絶対視するがごとき無謬論も困るのだ。

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2010/10/05

【街角で出会った美女】ポルトガル編(3)

数年前にアメリカに行ったとき、現地ガイドから日本の携帯電話事情について疑問が出されました。
ちょうど日本で高校生に携帯が普及していた時期です。
現地ガイドの疑問点は次の2点です。
一つは、高校生になぜ携帯が必要なのか、不要ではないかということ
二つ目は、高額な携帯の料金をなぜ親が負担しているのか。携帯が必要なら、自分で稼げるようになってから持つべきではないかということ。
アメリカ人なら皆そう思うよというのが、現地ガイドの言い分でした。
私も同感で、高校生には携帯は不要だし、まして親が料金を負担しているのはオカシイと答えました。アメリカ人の考えが正常ですと。

それが我が国では、今では中学生や時には小学生までが携帯を持つようになりました。
あれ以後、米国には行ってませんが、今あちらではどうなんでしょうね。
ご存知の方がいたら教えてください。
今年のスペイン・ポルトガル旅行では、日本と同様に高校生とおぼしき若者たちが携帯を扱う姿はフツーに見られました。
写真の少女も、教会を見学している最中なのに携帯の画面に夢中のようすです。
こういう光景はもう、世界的になってしまったのでしょうか。
スカート丈も、新潟の女子高校生顔負けですね。

1w
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2010/10/03

【街角で出会った美女】ポルトガル編(2)

女性のイメージというのは国ごとに異なるもので、例えばフランスならパリジェンヌ、イタリアならナポリっ娘、スペインならカルメンというような。
あくまで頭の中で抱いたイメージであって、スペインの女性が皆バラの花を口にくわえて歩いているわけでもないし、パリでは北アフリカ出身の褐色の肌をした女性の姿が目立ちます。
ポルトガルというと、私にはたくましい女性というイメージがあります。
その理由は、私が中学生の頃だったと思われますが、「ポルトガルの洗濯女」というシャンソンが流行りました。
その歌詞のなかにこんな一節がありました。

洗うものが多けりゃ 
葡萄酒もたんといる
洗うものが多けりゃ 
恋をする間もない
Et tape et tape 疲れて眠りゃ
Et tape et tape 恋も出来ない

この“Et tape et tape(エタップ、エタップ)”というのが、ポルトガル第三の都市であるコインブラの町を流れるモンデゴ川で、女性たちが洗濯をするときの音なんです。
きっと大きなタライに沢山の洗濯物を入れた女性たちが川辺に集まり、賑やかにおしゃべりをしながら日長一日エタップエタップと洗濯をし、終わると家に帰ってきてはワインを飲み干す、そんな姿が浮かんできます。
コインブラには「洗濯女の銅像」が置かれているくらいですから、ポルトガルの洗濯女は有名なんです。

とにかくポルトガル人はよく食べるそうで、統計データによると、ドイツ人と比べると肉の摂取量は同等ですが、魚や野菜は2-3割多く食べているそうです。
これをビールやワインと一緒にお腹に入れるのですから、たまりません。
ある年齢以上になると、揃って立派な体格になってゆきます。

ナザレの街でこれから海水浴に向かう母娘ですが、どうです、この母親のたくましい姿は。
かつては左側の娘さんのような華奢なスタイルだったんでしょうけど。
まるでビフォー・アフターですね。

Photo
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2010/10/01

こういう右翼こそ日本の恥だ

9月29日夕方に、福岡市中央区の福岡市役所前の路上で、右翼団体の街宣車が中国人観光客を乗せたバスの進路をふさぎ、出発が遅れる騒ぎがあった。けが人はなかった。
福岡市によると、一行は中国・上海からクルーズ船で訪れた観光客約1300人で、大半が中国人だった。
うち一部が午後4時頃、市役所前で博多港への送迎バスに分乗したところ、街宣車が進路前に停車した。男らが「尖閣諸島は日本固有の領土だ」などとバスに向かって叫んだという。
旅行会社の男性スタッフは、「男に胸ぐらをつかまれ『中国人か』とどなられた」と話したとされる。

日本へ観光旅行に来た人に抗議したり、嫌がらせしたりして一体なんになる。
こういう時にこそ温かく迎えてあげるのが、日本人の度量ではないか。
この件を受けて、中国国家観光局はウェブサイトで、日本に滞在中または旅行する予定がある中国人観光客に対し、安全に注意するよう呼び掛けた。
抗議すべき相手は中国政府であって、観光客ではない。
こういう日本人がいるということは、実に恥ずかしい。

右翼の思想や主張に共鳴している人は少なくない。
だが街宣車で大音量の軍歌を流しながら走り回るかれらの姿に、大半の人は眉を顰める。
一般市民に迷惑を及ぼすだけの情けない存在だ。
こうした右翼連中の頭の中味は、中国政府と同類である。

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