スケコマ師に翻弄された知的「年増」
APF通信社代表の山路徹(49)をめぐる大桃美代子(45)と麻木久仁子(48)二人のバトル、海老蔵事件も一段落で話題が枯渇していたメディアに恰好の材料を提供した。
まさに大桃美代子サマサマである。
知的タレントとされていた二人が寝取っただの寝取られただのと、実に下世話なレベルで論争しているのが世間で受けている。
フタをあけてみれば何のことはない、山路徹という男がとんだスケコマ師で、色と欲で二人の女性を操り金を貢がせていたという、古典的モチーフだった。
あんな美女から逆援助交際とはウラヤマシ、じゃなかった、実にケシカラン話だ。
大桃と麻木の二人に対してメディアでは熟女だの美熟女(言いづらいやね)と称されているようだが、日本には昔から「年増」という適切な言葉があるではないか。
「イロ(情婦、愛人)は年増にとどめさす」の、年増だ。
落語の世界では毎度お馴染みで、
「その年増ってぇのは、どんな女だい。」
「それがお前、年の頃なら27,8(“にじゅうしっぱち”と発音する)、30でこぼこ、小股の切れ上がった、親指の反りかえった、実にい~~~女なんだ。」
その頃の年増というのは、今でいう「アラサー」だった。
人生経験も男性経験も積んできて、酸いも甘いも噛み分けた年代だったから、遊び相手にはピッタリだった。
ただ当時は人生50年の時代、今の平均寿命から逆算すれば現代の「年増」は40代ということになるだろう。
前述の二人は正にそのゾーンに入る立派な「年増」。
色と欲を追い求めるスケコマ師のターゲットにはまってしまったという、お粗末な一席。
「麻木夢見し 栄もせず」
この件では、大桃、麻木、山路の3人揃ってイメージダウンで、みな損をしている。
得をしたのは団十郎と海老蔵親子、ホッと一息ついていることだろう。
(文中敬称略)
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