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2010/12/07

【ツアーな人々】(続)ここにもアメリカの横暴

W.S.J.日本版12月5日号に、ペギー・ヌーナン氏(ウォール・ストリート・ジャーナルのコラムニスト)署名入りの“大統領に「普通の感覚」求む、空港での新たな身体検査は屈辱”という主張が掲載されているが、下記にその一部を紹介する。
【引用開始】
迷惑ではありません。屈辱です。新型スキャナーと身体検査では、国民は股を開いて立ち、腕を横に上げろと言われるのです。これは絶対服従の態度――警官が加害者を「米国一のお尋ね者」のように扱う時と同じ――です。公衆の面前で絶対服従の姿勢を取らされた挙句、身体の微妙な部分に触られる。これはプライバシーの侵害です。気持ちとしては、もうぐったりですよ。これは、人間を魂ではなく、肉の袋として扱うような社会です。人間は元来、人間同士距離を置いて生活するものです。その空間が侵された時、驚き、抗議するのです。
常識に従うのです。「自由な男性と女性は、粗末に扱われない権利がある。より良い道を模索しよう」です。
【引用終了】

従来からからアメリカの入国時の保安検査については、
・明確な理由が示されないまま入国を拒否されることがある
・指紋の採取と顔写真が撮られる
・過去にイランなど特定の国へ旅行した人は別室で事情を訊かれる
・これらは米国への入国者だけでなく第三国への乗り継ぎにおいても適用される
などの問題があった。
私も南米への乗り継ぎの保安検査で3時間以上待たされ、その間トイレにも行かせないということで旅行者と係員が押し問答になったという経験がある。
それでも乗り継ぎにギリギリ間に合ったが、なかには出発に間に合わなかったケースもあると聞く。
最近これに加えてスキャナーの導入や身体検査の強化がなされている。
冒頭の記事のように、アメリカ国内でも問題視されているのだ。

加えて、今年米議会で、観光のPRや電子渡航認証システム(ESTA)システムの経費を捻出する目的で「旅行促進法案」が可決された。
これにより米国を短期の観光や商用で訪れる際、今後は10ドルの手数料を支払うことになりそうだ。
米国を経由して第三国への乗り継ぎ客も対象となる。
日本やEUからは、手数料は実質ビザ代にあたるということで、米国政府に懸念を表明しているが、アメリカ政府はビザではなく入国手続きの一環だと反論している。
しかし手数料の徴収が、短期滞在者を対象にビザを相互免除する取り決めに反していることは明らかだ。
手数料は一定の周知期間を経て徴収が始まるようだ。

こうした米国の姿勢に対して日本の旅行社の中には、米国での中南米への乗り継ぎを避けるため、カナダ経由にするというコースを売り出している。
やむを得ぬ自衛策である。
いくら安全のためとはいえ、人間性を無視したような保安検査は見直すべきだろう。

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