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2011/02/13

鈴本演芸場2月中席・昼(2011/2/12)

先週に引き続き、2月12日は鈴本演芸場中席・昼の部へ。

<  番組  >
前座・柳家いっぽん「道灌」
春風亭朝也「真田小僧」
翁家和楽・小楽・和助「太神楽」
春風亭柳朝「転失気」
桂藤兵衛「時そば」
ロケット団「漫才」
三遊亭歌武蔵「ぼやき居酒屋」
三遊亭圓歌「漫談」
カンジヤマ・マイム「パントマイム」
桃月庵白酒「壷算」
-仲入り-
アサダ二世「奇術」
古今亭菊丸「ふぐ鍋」
柳家小袁治「長短」
大空遊平・かほり「漫才」
春風亭一朝「片棒」

2月11日に、一人話芸の日本一を決定すると称する『R-1ぐらんぷり2011』決勝戦というのをTVで観た。
初戦での出演者8名の芸をみたが、ヒューマン中村という人が多少面白かっただけで、残りの7名は実につまらなく、見るに堪えなかった。
TVから次々お笑い番組が消えているそうだが、こんなレベルの芸を見せていたのでは当然だろう。

それに引き換え、先週に引き続きこの日も立ち見の出る満員。
そう言ってはなんだが、土曜日とはいえ特に人気者が出ているわけでもないのにこの入り、落語ブームもすっかり定着した感がある。
遠くから足を運び、安くない入場料を払って大勢さんがみに来るには、それなりの理由がある。
この日の色物でも、翁家和楽らの「太神楽」、カンジヤマ・マイム「パントマイム」やアサダ二世「奇術」に客席から感嘆の声が上がっていた。
ロケット団「漫才」のいつもの四文字熟語や山形弁、また来たなと思いながらやはり大笑いしてしまう。
しっかりとした芸の裏づけがあるからだ。

落語でも噺の面白さという以外にも、例えば藤兵衛「時そば」の蕎麦の食いっぷり、汁のすすり方。あるいは菊丸「ふぐ鍋」でのフグや野菜、豆腐の食い分け。こういう細部の芸が見せ所になっている。
マクラでは、白酒「壷算」での交通事故の猿の話や、一朝「片棒」での彦六の正蔵のエピソード、何度聴いても腹を抱える。
この他、歌武蔵「ぼやき居酒屋」は今や本家の桂三枝より面白いと思った。
柳朝と朝也の若手二人は愛嬌があって良い。
全体として特に充実していた番組と云う訳ではないが、それでも楽しい時間を過ごすことができた。

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