ジェーン・ラッセルの死去
米国の女優ジェーン・ラッセルが2月28日に呼吸不全のため米カリフォルニア州サンタマリアの自宅で死去した。享年89歳だった。
ジェーン・ラッセルといえば、よほどのオールド映画ファンでないとご存知ないかも知れないが、1940-1950年代にかけてハリウッドのセックスシンボルとして活躍した女優として記憶されている。
とりわけ下の画像にある映画「ならず者」のスチール写真が有名で、日本で公開された当時は私は小学生だったが、この写真だけは鮮明に憶えている。
なにせ早熟でしたからね。
未だに早熟。
もっとも映画は駄作だったようで、兄から聞いたところによると印象に残ったのは「ジェーン・ラッセルのおっぱいだけ」だった由。
ともかく当時の日本男性の眼を、胸の谷間にくぎ付けにした功績は大だった。
彼女の映画を最初にみたのは「腰抜け二丁拳銃」で、これはひっくり返って笑いましたね。
グラマー女優ジェーン・ラッセルと喜劇役者ボブ・ホープとのからみが、実に愉快だった。
映画を知らない方でも、主題歌「ボタンとリボン」の「♪指輪と飾りとバッテンボー♪」のフレーズは憶えているかも。
「紳士は金髪がお好き」は成人してからリバイバル上映で観た。
マリリン・モンロウ主演で有名な映画だが、撮影当時はジェーン・ラッセルの方が格上で、クレジットでも彼女の名前が先に出ている。
二人の曲線美の競艶が印象的だった。
戦後のなにも娯楽のなかった時代、多くの男性ファンに希望の光を灯したジェーン・ラッセルさん、ご冥福をお祈りする。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- イラク戦争の情報操作を暴いた映画『記者たち』(2019.05.16)
- 「慰安婦問題」論争ドキュメンタリー映画『主戦場』(2019/5/2)(2019.05.02)
- 【書評】「原節子の真実」(2019.04.30)
- 映画『金子文子と朴烈』(2019/2/22)(2019.02.22)
- DVD「善き人のためのソナタ」(2018.10.20)
コメント