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2011/06/14

この噺にはこの噺家(き-け)

祇園会

春風亭正朝

菊江の仏壇

(10)金原亭馬生

紀州

(6)三遊亭圓生

肝つぶし

(6)三遊亭圓生

きゃいのう

柳家金語楼

九州吹き戻し

立川談春

御慶

古今亭志ん朝

金魚の芸者

柳家小満ん

近日息子

(3)桂三木助

禁酒番屋

(5)柳家小さん

黄金の大黒

立川談志

金明竹

柳家喬太郎

くしゃみ講釈

(3)三遊亭金馬

首ったけ

(5)古今亭志ん生

首提灯

(6)三遊亭圓生

熊の皮

三遊亭遊雀

汲みたて

(6)三遊亭圓生

蜘蛛駕籠

(5)柳家小さん

蔵前駕籠

(3)三遊亭金馬

稽古屋

春風亭小朝

源平盛衰記

立川談志

俳優に転じて、日本を代表する喜劇役者となっていた金語楼ですが、たまに寄席に戻り高座にかけていたのが、この芝居噺の「きゃいのう」。昭和の前半に一時代築いただけの実力をみせていました。ただ音源が残ってるかどうか。
実弟の先代・桃太郎も上手い噺家として定評がありましたが、今は忘れ去られた存在になってしまい、音源も残されていないかと思われます。
落語は大衆芸能ですから、時代と共に評価が変わるのは避けられません。今をときめく落語家のうち、はたして後世に名が残るのは何人いるのでしょうか。

「源平」と「黄金(きん)の大黒」、それに後から出てくる「五人廻し」「相撲風景」は家元のオンリー・ワンです。この人の「源平」を聴いたら、他は聴けません。

これが代表作かよと、談志ファンからは異論が出そうですが。

「菊江の仏壇」や「近日息子」、いずれも良い噺なので継承者の出現が待たれるところです。

「稽古屋」では多芸ぶりを見せた小朝。
「金明竹」の面白さを再認識させてくれた喬太郎。
「金魚の芸者」を復活させた小満ん、など。
ここでは現役の噺家から選んでいます。

「祇園会」は根岸の文治、「稽古屋」は圓生、「熊の皮」は柳枝、「金明竹」は先代金馬だろうと、お叱りを受けるかも知れませんし、当方も全く異論はありません。

ただ、落語はライブです。
いくら名人だ名演だといっても、過去の噺家のナマの高座を観ることはできません。
これからも出来るだけ現役の人を、それも一人でも多く登場させたいと考えております。

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コメント

楽しく拝見しています。
私が聞いた中で「近日息子」は古今亭菊之丞、「菊江の仏壇」は上方ですが桂文我が継承者かと思います。
遊雀の登場うれしいです。「金明竹」の喬太郎も大賛成です。

小言幸兵衛様
「近日息子」は菊之丞が演ってましたか。芸風からいえば、入船亭から後継者が出て欲しいように思います。
「金明竹」は前座噺に分類されていますが、実際には難しいネタです。
あの圓生は全くダメ、志ん生は前半で切って逃げています。
現役では喬太郎が一番で、それに次ぐのが白酒といった所でしょうか。

「金明竹」柳家喬太郎
あのおかみさんの演じ方は絶品です。喬太郎の女を演じるうまさには定評がありますが、その好例となると思います。

前座噺だが難しいというご説、おっしゃるとおりです。いわゆるセンスが出るもんです。
名古屋弁やら、東北弁やら、はたまた英語なんていうのもありますね。

福様
その通りで、「金明竹」というネタのポイントは、おかみさんの描き方で決まるんです。
この点、やはり喬太郎は巧みです。
今の落語界は、喬太郎抜きには語れないでしょう。
ただ近頃はチケットが取れなくなって、聴くチャンスが減ってしまったのが残念です。

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