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« この噺にはこの噺家(お) | トップページ | #7大手町落語会(2011/6/11) »

2011/06/10

この噺にはこの噺家(か)

火焔太鼓

(5)古今亭志ん生

景清

(8)桂文楽

掛取万歳

(6)三遊亭圓生

笠碁

(10)金原亭馬生

鰍沢

(6)三遊亭圓生

火事息子

(8)林家正蔵

刀屋(おせつ徳三郎・下)

古今亭志ん朝

刀屋(牡丹灯籠・発端)

(5)古今亭志ん生

片棒

(9)桂文治

かぼちゃ屋

(5)柳家小さん

蝦蟇の油

(3)春風亭柳好

紙入れ

(6)三遊亭圓生

紙屑屋

(7)橘家圓蔵

蛙茶番

 

替り目

(5)古今亭志ん生

かんしゃく

(8)桂文楽

勘定板

昔昔亭桃太郎

堪忍袋

柳亭市馬

看板のピン

(5)柳家小さん

雁風呂

(6)三遊亭圓生

巌柳島

(5)古今亭志ん生

「勘定板」桃太郎と「堪忍袋」市馬を除くと、鉄板の顔ぶれになってしまいました。桃太郎はオリジナルの改作に成功し、市馬は女房が袋を縫う姿が可愛らしい。

同じ「刀屋」でも「牡丹灯籠・発端」は父親の志ん生、「おせつ徳三郎・下」は志ん朝と父子で分かれました。志ん生のは倒れた後の最晩年の録音が残っています。言葉こそ少し不自由になってはいますが、クスグリを散りばめながら最後まで緊張感のある高座で、この人の芸の凄さを改めて感じることができます。志ん朝の好演はいうまでもないでしょう。

紙屑屋」は先代・圓蔵。芸風が地味で世評は高いとはいえませんが、飄々とした中に、この人が負ってきた人生が高座に現れています。後から出てくる「締め込み」では特にそれを感じます。

あかにしやケチ兵衛が主人公の「片棒」は、そのまんまで通称・ケチの文治。「エデンの東」のギャグが懐かしいけど、若い人には通じないか。

ここまでで3回、”あ”から”か”まで終わりました。当初10回の予定としていたが、とてもそれに収まりそうもありません。予想していたより手間のかかる作業で、えらい事を始めてしまったなと、実は後悔しているところです。
自業自得、自縄自縛、自給自足・・・ってこれはチョット違うか。とにかく完走だけはしたいと、念じております。

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コメント

『笠碁』の(10)馬生、同感です。(5)小さんより、私も好きです。マクラがいいですよね。
『火事息子』は(8)正蔵にしていただき(?)ありがとうございます。ほめ・くさんなら円生かと思いました。
『蛙茶番』は、なるほど難しいですね。私の持っている音源でも(5)柳朝もいいけど、(3)金馬もいれば(10)文治も悪くない・・・・・・。現役もなかなか楽しい人もいるし。あっ、もしかするとこの噺そのものがお好きじゃないのかもしれませんね。
『堪忍袋』は(8)柳枝で、これは譲れません。

小言幸兵衛様
熱いコメント有難うございます。
まともに選んでいると大部分が「昔の人」になり兼ねません。
人選には、出来るだけ現役からも選んでいきたいという、当方の意向が働いております。
これからも「オヤ」っと思うような人選があった場合は、そういうことかと理解頂ければと思います。
一つ前のコメントはダブりかと思い、削除いたしましたのでご了承願います。

>鉄板の顔ぶれ
たしかに錚々たる顔ぶれですね。
また、「か」には落語の真髄というべき噺が多いのに驚かれます。
「火焔太鼓」「笠碁」「鰍沢」「紙入れ」「替り目」

「火事息子」はNHKで放送された扇橋師のものが好きですが、ご推奨の稲荷町のものも聴いてみたいと思います。

福様
「か」だけの落語会なんてぇのも面白そうですね。
「家事息子」には彦六の特別の思い入れがあるのと、あの独特のリズムがこの噺に向いていて、やはり稲荷町が一番です。

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