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2011/06/21

この噺にはこの噺家(し)

さんま火事

(3)桂三木助

鹿政談

五街道雲助

持参金

三遊亭小遊三

しじみ売り

(2)桂小南

紫檀楼古木

(8)林家正蔵

七段目

林家たい平

七の字

(3)三遊亭金馬

十徳

(8)春風亭柳枝

品川心中

(5)古今亭志ん生

死神

(6)三遊亭圓生

死ぬなら今

春風亭小朝

しの字嫌い

(3)三遊亭小圓朝

芝浜

(3)桂三木助

しびん

(8)桂文楽

締め込み 

(7)橘家圓蔵

蛇含草

(3)桂三木助

三味線栗毛(錦木検校)

柳家喬太郎

洒落小町

(6)三遊亭圓生

宗論

三遊亭遊雀

宿題

(3)三遊亭金馬

(新)寿限無

三遊亭円丈

樟脳玉

(6)三遊亭圓生

松竹梅

柳家喬太郎

尻餅

(8)三笑亭可楽

城木屋

(6)三遊亭圓生

素人鰻

(8)桂文楽

しわい屋

心眼

(8)桂文楽

真景累ヶ淵(豊志賀の死)

古今亭志ん朝

牡丹燈籠(栗橋宿)

(6)三遊亭圓生

新聞記事

(4)柳亭痴楽

前回の「さ」で、三代目三木助の「さんま火事」を落としていたので、冒頭に付けました。
三木助の「芝浜」か「芝浜」の三木助かと謳われた人で、一番の特長はこの人情噺をメルヘンに仕立てたことだと私は思っています。変に理屈っぽく考えリアリティを持たせようとすると、大概失敗に終わる、そういうネタです。
若い頃大阪に行き、二代目三木助の内弟子になっていた関係で、数々の上方落語のネタを東京に移した功績も大です。ここの「蛇含草」もその内の一つ。

数多ある落語の中でどれか一つ選ぶとしたら、迷うことなく志ん生の「品川心中」を選びます。まさに傑作中の傑作ですね。
お染に心中を持ちかけられた金蔵が「おめぇが死ぬってんなら俺も死のうじゃねぇか」と、いともあっさりと応じてしまいますが、こんな人間の心理など不可解で誰も説明がつかない。でも志ん生の噺を聴いていると、なんの疑問もわかず納得させられてしまう、そこが凄い。

「しじみ売り」の2代目小南ですが、元々は上方落語の人です。
当時の大阪弁は東京の人にとって馴染みにくく聴きづらかったのですが、小南は上方訛をマイルドにして分かり易い噺に仕立て直していました。翻訳ですね。東京と大阪の間ということから「京都落語」「静岡落語」と呼ばれた、独特の芸風を確立した人です。

「宗論」は順当なら柳枝か小三冶でしょうが、倅のクリスチャンを演じる遊雀のあの「目」をみると、ついついこっちを選んでしまう。
「寿限無」は該当ナシにしようかと思ったのですが、抱腹絶倒の円丈「新寿限無」を入れてしまいました。ルール違反ですが大目に見てください。
「豊志賀の死」は志ん朝の手にかかると、明るく怖い怪談噺になります。

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コメント

今回はサプライズが一杯ですね。雲助、たい平、そして遊雀ですか!
喬太郎はまったくサプライズにならない^^
たい平は、結構ツボを押さえている人で、私も彼の『七段目』や『紙屑屋』は好きですね。しかし、競合揃いの『七段目』で名前が残るとは。よほど生で良い高座に出会われたのでしょうね。
今回の幸兵衛のこだわり(?)は、『尻餅』を(8)柳枝、その代わりというと妙ですが、『素人鰻』(『士族の商法』)を(8)可楽、ということにさせていただきます。

投稿: 小言幸兵衛 | 2011/06/21 21:56

小言幸兵衛様
やはりナマの高座を観た印象は強くなります。
「七段目」はたい平の真打披露公演以来、数回観ていますが良く出来ています。
それに林家(唯一の)希望の星ですから。
「素人鰻」の神田川の金、この人物描写は黒門町に限ります。ここは譲れません。
「心眼」の梅喜と共に、文楽の芸の神髄だと思います。

投稿: home-9(ほめ・く) | 2011/06/22 00:25

「七段目」現役ならば金時かと思いましたが、たい平でしたか。
役者の声色までできる器用な師匠ですから、なるほどと思います。
「宗論」はある意味、難しい噺ですが、大好きです。
この二席は親の心子知らずという部分で通じていると思います。

投稿: 福 | 2011/06/23 07:01

福様
何より、たい平の明るさを買いました。
「宗論」は遊雀の狂気が活きています。スタンダードなら8代目柳枝がお薦めですが。

投稿: home-9(ほめ・く) | 2011/06/23 09:41

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