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2011/08/22

この噺にはこの噺家(補遺)最終回

麻のれん  入船亭扇橋 
あんま小僧  (7)橘家圓蔵 
うなぎ屋  (5)柳家小さん 
馬の田楽  (5)柳家小さん 
江戸の夢  (6)三遊亭圓生 
喜撰小僧  (8)春風亭柳枝 
紀綿散(素人易者)  (7)橘家圓蔵 
佐野山  (10)金原亭馬生 
七面堂  橘家圓蔵 
芝居の喧嘩  春風亭一朝 
虱茶屋  (8)雷門助六 
旅の里扶持  (8)林家正蔵 
茶釜の喧嘩 (2)三遊亭円歌 
鼓ヶ滝  笑福亭鶴光 
二人旅  (5)柳家小さん 

 

改めて見直したら扇橋の名前がなく、「麻のれん」を落としたことに気付きました。

ついでに他のネタについても漏れがあったことが分かり、「補遺」として表示しています。

7代目圓蔵は飄々とした佇まいで珍しいネタをかける人でした。弟子は上から初代三平、当代圓蔵、当代文楽と続きますが、芸風がみんなバラバラです。

8代目助六は落語より一席終わった後の「あやつり踊り」が楽しみでした。見る落語家です。

 

寄せられたコメントを参考に改めて聴き直したり、記事をアップ後に落語会などの高座に接した結果を踏まえ、以下のように直します。

「厩火事」志ん朝を小三冶に

「子ほめ」雲助を8代目柳枝に

「反対俥」10代目文治を遊雀に

各々変更します。

又、ブランクにしていた

「お血脈」に10代目文治を

「蛙茶番」に一朝を

「ふぐ鍋」に2代目小南を

各々加えます。

なお、訂正版については日を改めて一覧表示する予定です。

 

今回をもって本シリーズは最終回となります。

1回目に書いた通り、いち落語好きが自分の整理のために始めたもので、何かを推薦するといった大それたものではありません。

気楽な気持ちでスタートしたのですが、思った以上に手間がかかる作業でした。

「よせば良かった舌きり雀 ちょいと舐めたが身の因果」ってな処です。

最後に、ご気付きやご意見を寄せて頂いた皆様に感謝いたします。

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コメント

楽しかったです。奥がふかいですねえ、つくづく。

佐平次様
本来奥の深い作業を、何事によらず広く浅くという人間がやりましたので、自ずと限界があります。
楽しんで頂いたとしたら、幸甚です。

>本シリーズは最終回
毎回わくわくして拝読していたので、とても残念です。もう一つ残念なのは(個人的なことですが)ここで挙げられた古い噺家さんの高座を見たことがないことです。
僕が落語を意識し始めたのは人間国宝の小さんが会長のころで、馬生・談志・圓楽・志ん朝・柳朝・圓鏡(現圓蔵 )などが活躍していました。
もっとも今の若い方からすれば、上記の噺家の全盛期を知っていること自体、極めて貴重、となるんでしょうか。

大変な労作でしたね。毎回、心待ちにしていました。
柳枝で「喜撰小僧」の復活、うれしい限りです。この噺、今では誰も演じないですねぇ。
ほめ・くさんの造詣の深さ、そして昔の噺家さんへの適切なな評価、現役の噺家への期待を含めた選考。コメントへのご丁寧な返信を含め、いつも勉強させていただだきました。
下手な落語評論家などという人たちとは、その「料簡」の違いを感じたものです。
ともかく、お疲れ様でした。

福様
現在の落語ブームは21世紀に入ってからになりますので、志ん朝の死とほぼ入れ替わりの形となりました。
今のようにチケットの入手に苦労することもなく、そういう意味では良い時代だったと思います。
先代馬生の高座を観ておられるなら、もう立派なオールドファンではありませんか。

小言幸兵衛様
毎回貴重なコメントを寄せて頂き、こちらも勉強になりました。
柳枝の「喜撰小僧」もそうですが、改めて数多くの演目が埋もれたままになっていることを再認識させられました。
特に若手の人たちに、是非そうしたネタを掘り起し継承して欲しいと願っています。

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