”紳助引退劇”にみる「街宣右翼」の正体
8月24日夜に島田紳助の引退が発表されるや、マスメディアはこの問題一色、例によって朝から晩まで大騒ぎしている。
いちタレントの引退など、マスコミにとっちゃあ飯のタネの大問題かも知れないが、アッシらにゃ係わりのないこって。
第一、芸能界と暴力団の関係なんて、ナンで今さらの感がある。
記者会見なんかではオープンにできない、深刻な事情が隠されているのだろう。
一つだけ気になることがあった。
それは島田紳助が暴力団員(山口組の最高幹部の一人で、同組系列の組長)と接触する契機となった出来事だ。
報道によると十数年前、関西テレビ(大阪市)制作のバラエティー番組「紳助の人間マンダラ」での島田紳助の発言をめぐり、同局に街宣車が来てトラブルになった。
芸能界を辞めようとまで悩んだ島田が、知人(元プロボクシング世界王者、渡辺二郎被告)に相談。渡辺被告が組長に話をつなぎ、トラブルは解決したという。
ほう、右翼団体の街宣活動なんていうのは、ヤクザの組長が一声かければ止めてしまうのだ。
日本の右翼団体、特に街宣右翼と呼ばれる連中の実態は、かねてより暴力団や悪質な同和団体の隠れ蓑だと言われてきた。
今回の件は端無くも、街宣右翼がヤクザのコントロール下にあることを天下に明らかにした。
右手でけしかけ左手で止めさせる事だって出来るわけだ。
そんなことが明らかになったことだけは、この騒動の功名か。
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