フォト
2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 【暴力団との交際】そんなら「政治家」はどうよ | トップページ | ヤクザにも言わせろ »

2011/09/09

【ツアーな人々】団体ツアーは添乗員しだい

海外旅行のおよそ9割は添乗員同行のパッケージツアーを利用してきましたので、ざっと50名以上のツアコンと接したことになります。
利用旅行社は6社です。
こうしたツアーの充実度は、添乗員の出来不出来(当り外れ)によりかなり左右されます。優秀な添乗員に出あうと、旅の楽しさは倍増します。
ふつう旅行者はツアコンを選べませんが、最近は「人気添乗員同行」を売り物にしたツアーや、添乗員の名前が指定されているツアーもあります。
ただ人気添乗員というのは必ずしもアテにならず、「どこが?」と訊きたくなるようなケースもあるので、要注意です。

私が、添乗員にとって必要な要素と考えているのは、次の3つです。
①参加者が安全、快適に旅行できるようサポートする。
②不測の事態に、迅速かつ適切に対応する。
③参加者一人一人に細かな目配り、気配りができる。
添乗員によっては、食事の際に日本から調味料などの食材を持参して配ったり、ソバやソーメンを茹でてふるまったりする人もいますが、余計なことです。
大事なことは添乗員の本分を過不足無く果たすことにあります。

よくネットの掲示板などに、特定の旅行社の名前をあげて、添乗員がひどいから二度と利用しないなどと書かれていますが、一度や二度の経験だけでは断定的なことは言えません。
個人的な感想から言うと、阪急交通社のツアコンにはハズレが少ない。日本から渡航先までの距離が長いほど、アタリのツアコンに出会える。社員添乗員に比べ派遣添乗員の方が優秀だというような、大まかな傾向はあります。

それでは今までの旅行で、特に印象に残った添乗員を3名紹介します。
(渡航年月、渡航先、旅行社、添乗員氏名の順で記載)
2009年7月 オーストリア 阪急交通社  大藪和彦
2008年7月 ギリシア クラブツーリズム 福沢奈津子
2002年8月 中国・雲南省 阪急交通社  佐藤(名前は失念)

大藪和彦さんは、プロ中のプロというべき人で、全ての面で満点でした。固定ファンがいるのも頷けます。
良い点をあげればキリがないのですが、例えば自由時間。通常はツアコンはフリータイムとなるのですが、現地に不案内の人のために標準コースを作り一緒に回ってくれます。自由食のときは、安くて美味しい店に案内してくれます。
しかもサービスはさり気なく、決して押し付けになりません。
「豪華列車で行く南アフリカの旅」というツアーで100年に1度の脱線事故に出会ったとき、大藪さんの団体だけがスケジュール通りのツアーを続けられ感謝されたというエピソードも聞きましたが、この人だから出来たんだろうなと思います。

福沢奈津子さんは細かな気配りの人でした。
旅行者がいま何に困っているのか、何を求めているのかを的確につかみ、対処してくれます。
ツアーの最終日に参加者全員がお金を出し合い、感謝の記念品を贈ることが自然に決まったことからも、仕事ぶりが想像して貰えると思います。
福沢さんはかつてツアー客の一人が事故で亡くなるというピンチがあった際に、他のメンバーに誰も気づかれずに最後までツアーを続けたというエピソードを持っています。
優しそうな外見のかげに、芯の強いプロ根性があります。

佐藤さんはツアー参加者の中に、自閉症と思われる少年がいたのですが、実に良く面倒を見ていました。
現地ガイドが案内する旅行社の指定店に入る時、「この店は偽物が多いですから注意して」と全員に耳打ちしてくれました。こんなツアコンは他にいません。
この時の旅行で、私は一日高熱を発したのですが、佐藤さんは一晩に3回もポリ袋に氷を入れて部屋に持ってきてくれ、助かりました。
こういう時は、しみじみと添乗員同行のツアーで良かったなと思います。

これらとは反対の、ハズレの添乗員の話もありますが、それはまた別の機会に。

« 【暴力団との交際】そんなら「政治家」はどうよ | トップページ | ヤクザにも言わせろ »

ツアーな人々」カテゴリの記事

コメント

落語ネタ以外でのコメントです^^
数年前、仕事でアメリカに行った帰りの飛行機に、東北地方の方中心と思われるツアーのお客さんが、私の席の近くに数名いらっしゃいました。食事の注文(肉か魚か、飲み物は何か、など)についてネイティブのフライトアテンダント(スチュワーデス、はいつから差別用語になったんでしょう?)が質問しても答えられないので、ついお手伝いしてあげて、大変喜ばれたのですが、「添乗員の方は?」と聞くと、「あそこで寝てます」と指をさした先に若い女性添乗員が鼾をかいていました。
そんなことを思い出しました。

小言幸兵衛様
現役時代に私の上司だった人が、アメリカに出張になりました。
本人はかなりガッチリと英会話を勉強していて、自信満々で出かけたのですが、これが全く通じなかったそうなんです。
帰国してから、「あいつらの喋るのは、あれは英語じゃない」と怒っていました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【ツアーな人々】団体ツアーは添乗員しだい:

« 【暴力団との交際】そんなら「政治家」はどうよ | トップページ | ヤクザにも言わせろ »