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2011/11/23

【寄席は学校6】“女郎買い振られて帰る果報者”

「女郎買い 振られて帰る 果報者」
花の吉原へ女郎買い(「じょうろかい」と発音する)に出かける。ところがサッパリもてず振られて帰る。ついてないなぁと思うだろうが、これがそうじゃない。
もし、モテテモテテやたらいい気分にされたら病み付きになっちまう。やがては手持ちの金は底をつき、義理の悪い借金を重ね、終いには親戚や友人からも見放される。
だから店側は初回の客にはサービスを良くし、のめり込ませるように仕向けるのだ。
反対に振られれば気分が悪いから二度とあんな所へ行くかとなり、真面目に仕事に精を出すことになる。結果としては幸せなのだ。

昨日、大王製紙前会長の井川意高ってぇ人が、子会社から100億円あまりの巨額借り入れをしたってぇことで、東京地検特捜部に会社法違反(特別背任)容疑で逮捕された。
なんでもこの男、2007年頃に株式の先物取引やFX取引で大きな損失を出した後、たまたま訪れたカジノで勝って大きな利益を得たことをきっかけにのめり込んだという。
そうしてマカオやシンガポールで高額レートのギャンブルを繰り返すうちに損失が膨らんで追い詰められ、自らが役員を務める子会社から借金を重ねたものらしい。

井川意高は東大法学部卒だってぇのに、バカだねぇ。
博打だっておんなじで、カモござんなれと、最初はいい目を出してくれる。
「ビギナーズラック」ってぇ言葉がある。素人や初心者の持つ運の良さを意味するのだが、それだけではない。
胴を取る人間が、素人さんを引き入れるためにわざと仕組む、そういう幸運だってある。
生き馬の目を抜く賭博の世界、金持ちで世間知らずのお坊ちゃんこそ、理想のカモネギなのだ。

株だのFXだのやらずに、寄席に来て落語でも聴いていりゃ、こんな目に合わずにすんだものを。

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