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2011/11/16

【痴漢無罪判決】警察って怖い

「飲んだら乗るな」、飲酒運転のことではない。男が酔って帰宅するときは、出来るだけ電車を避けてタクシーで帰れという意味だ。
酔っぱらって車内で痴漢呼ばわりされたら言い訳は聞かず、ほぼ100%有罪になるそうだ。恐ろしい世の中になったもんだ。
42年間の通勤生活で常に注意してきたが、今でも外出で電車に乗る時は若い女性に近づかぬよう心掛けている。

深夜、暗い場所で黒い服を着た女性にぶつかっただけで痴漢現行犯で逮捕されたら、あなたならどうする。
今年5月6日午前0時40分ごろ、神戸市須磨区の路上で私服で痴漢を警戒捜査していた女性巡査(25)に走り寄って胸を触ったとして、競艇選手森下祐丞さん(26)が県迷惑防止条例違反罪で兵庫県警により逮捕された。
昨日この事件で神戸地裁の片田真志裁判官は、「被害者の証言に全幅の信用性を認めがたい」と述べ、無罪(求刑罰金30万円)を言い渡した。
裁判官が警察官の証言を信用できないと断じるのは余程のことで、いかにこの事件が酷いかを裏付けている。

森下さんはこの日、直前に電車の下車駅を乗り過ごし、翌週に控えた結婚披露宴の準備のため走って早く帰宅しようとしていた。
その途中、女性警官とぶつかってしまった。
深夜で暗い場所、相手は黒のジャージ姿だったから男女の区別さえつかなかった筈だ。
たったこれだけのことなのだ。
ぶつかられた女性巡査の方は頭に血がのぼったのだろう、その場で逮捕してしまった。
警察も前後の状況からすれば誤認逮捕だと分かる筈だが、体面を保つためかそのまま送検し、検察は警察のいいなりに起訴してしまったものと思われる。

片田真志裁判官は判決の中で、右胸を触られたとの女性巡査の証言に関し「何の反応もできずに胸を触られたというのはあまりにも不自然」と指摘し、「森下さんが不意にぶつかった可能性が十分あり、犯罪の証明があったとは到底言えない」と結論付けたのは、極めて妥当な判断だ。
たまたま常識的な考えの裁判官だったから良かったものの、そうでなければ有罪にされかねない事件でもあった。

こうなると我々一般市民にとっては、ヤクザより警察の方が怖ろしい。

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コメント

やるせない事件です。警察は主張が認められず残念で終わりでしょうか。名誉回復も期待できません。おキレイな肌を惜しげもなく大手を振って歩く女性にビクビクしながら端に避けて歩く男性。不健全です。効果的な女性の自衛策ってないのかな。 罪を認めた痴漢を重罪にするのが近道?

電流様
もちろん悪いのは痴漢を常習する一握りの男で、こいつらのために女性や男性がビクビクしなければいけない。本当に腹が立つし、心情としては厳罰に処して欲しいところです。
ただ犯罪の性格上、物的証拠が採取しづらく、どうしても被害者の証言や自供に頼よわざるを得ない、ここが難しいところではあります。
ただ現状では痴漢と名指しされると即、現行犯逮捕されるという扱いはあまりに酷いと思います。これでは「冤罪」は避けられません。

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