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2011/12/21

【金正日の死去】結局は何も起きないさ

12月19日に、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)が17日に死去したことが発表になってから、例によってマスコミは大騒ぎしている。
つい先日まで「あいつさえいなければ」と金正日を叩いていたのに、死んだら死んだで「これからどうなるのか不安」などと危機を煽っている。一体どっちがいいんじゃ。
死去したのは17日かどうかとか、本当の死因はどうだとか、そんなことどうでもいいじゃん。ああいう国は国家の最高機関が死去を確認しなければ公表しない。その間に後継体制も決めねばならず、いずれにしろ死去から公表まで相当な日数を要したはずだ。死因だって後からくっつけた事だから事実は分からない。又それを我々が知ったところで何か得ることがあるだろうか。
要はどうでもいいことだ。

「独裁者の死」は常に世間に衝撃を与え、不安にさせる。
リアルタイムで最も衝撃的だったのはソ連のスターリンの死だ。まだ小学生だったが号外が街を回った。今の号外じゃない。当時は腰に鈴をつけた号外屋がシャンシャンと売り歩いていた。それを買った大人たちが深刻な表情で語りあっていたのを憶えている。「スターリン暴落」といって世界中の株価が大幅に下落し、戦後間もない日本に大きなショックを与えた。
でも何も起きなかった。
フルシチョフによる「スターリン批判」の秘密報告が出るのは数年後だし、さらにゴルバチョフによるペレストロイカを経てソ連が崩壊していくのはずっと先のことだ。
中国の毛沢東の死去も大ニュースだった。
中国はこれからどこへ向かうかなどと大騒ぎしたが、あのバカバカしい文化大革命に終止符がうたれ、その後の改革開放路線に切り替わるきっかけにはなった。
大きな流れからすると、中国もやがてソ連と同じ運命を辿るだろうが、未だ未だ時間はかかる。
北朝鮮の金日成の死去の時も大騒ぎだった。
国内が大混乱になるだとか、いや自由化の方向に向かうだろうとか様々な議論があったけど、結局は大きな変化はなかった。

かれらに比べりゃあ、金正日は遥かに小物、だからインパクトも小さかろう。そう見るのが常識的だ。
かの国の命運は中国とロシアが握っている。
だから直ちに大きな変化が起きることはないだろう。
ニュースで解説者やらコメンテーターやらウオッチャーやらが「北朝鮮の将来が心配」などと言っていたが、オイオイ、それより日本の将来を心配してくれよ。

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コメント

ソ連=スターリンと中国=毛沢東の憎悪しながらも離れられない関係のミニチュアが中国と北朝鮮の関係ですね。

投稿: 佐平次 | 2011/12/22 10:35

佐平次様
地政学的にみて中国ロシアにとっては北朝鮮は大事な存在です。
だからいくら駄々をこねても見放す訳にはいかない。
いうなれば持たざる者の強みですね。

投稿: home-9(ほめ・く) | 2011/12/23 03:51

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