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2012/02/11

「芸協」幹部に問う

他のサイトの記事で、浅草演芸ホール2月上席、この時は落語芸術協会の芝居(「寄席興行」の意)だったのだが、出演者の大半が代演だったと書かれていた。客の中には怒って途中で帰ってしまった人もいたとか。
これだけ代演が多いと、誰が休演してその代演に誰が出ているのかさえ分からなくなる。
定席は10日間興行だが、芸協の芝居では通常半分に分けて5日間の2回興行にしている。
たった5日間の日程で、ほぼ全員が都合がつかず休演することは考えにくい。そう言っては何だが、それほど他の落語会が忙しいとも思えない。
10年位前の一時期、末広亭の芸協の芝居に通ったことがあり、多い時は3分の1ほどの代演があったが、これほどヒドイことは無かった。
回数は少ないが、国立演芸場の芸協の芝居では代演が少ないという印象を受けている。
要するに芸協所属の芸人が浅草演芸ホールを、そして寄席に足を運んで下さる客をナメテいるとしか思えない。
先日の当ブログで、昨年末の芸協の納会の席上で末広亭・真山由光社長が芸協の客入りの悪さに触れ、「圓楽一門会や立川流と一緒になってほしい」と発言し、浅草演芸ホールと池袋演芸場も同調したという朝日の記事を紹介した。
これに対して芸協副会長の三遊亭小遊三は「重く受け止めたい」と答えたと書かれていた。
その口の端からこのザマだ。

席亭が協会に、他の流派と一緒になって欲しいなどと要望するのは極めて異例なことだ。
興行主としては客が入らなければ採算がとれず、寄席の運営が成り立たなくなる。
芸協として客足を伸ばすよう努力を促すと同時に、もしダメなら他の流派を出演させざるを得ないぞという通告だったとも取れる発言なのだ。
これに対して芸協幹部はどの程度の危機感を持っているのだろうか。
先ず芸協所属の芸人たちのスケジュールをしっかり把握・管理し、各寄席の当日の出演者を公表する。
そして公演中の休演は出来るだけ避けるよう通達する。
この二点なら直ちに実行可能ではなかろうか。
今回の問題を機に、多くの落語ファンのサイトが芸協の動きに関心を寄せている。
それだけ真剣に心配している証拠であり、今こそ芸協幹部はその期待に応えねばならないだろう。

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コメント

まったく、ご指摘の通りです。
トップの二人があのテレビ番組で顔を売って、地方の落語会で自分達だけ稼いでいる間に、彼らが本来は注力しなければならない芸協の芸人の技量やモラルは落ち、組織はどんどん腐っていく、そんな印象です。
米丸や笑三、玉川スミといった師匠達が老体に鞭打って高座に出ることができる今のうちに、思い切った手を打たなければならないように思います。

投稿: 小言幸兵衛 | 2012/02/12 20:41

小言幸兵衛様
組織と鰯は頭から腐る、この諺を芸協幹部は身に染みて欲しいと思います。
心配されている内が花で、ダメと決まれば見向きもされなくなります。
建て直しのためなら「笑点」のレギュラーを降板するくらいの覚悟が要るのでしょうが、果たしてどうでしょうか。

投稿: HOME-9(ほめ・く) | 2012/02/12 21:18

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