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2012/10/23

「小林幸子」騒動にみる「紅白」の裏側

小林幸子という歌手がいる。
その昔TVに子役で出ていた記憶があり、しばらく顔を見ないと思っていたら1980年前後に「おもいで酒」という曲のヒットで名前が売れるようになっていた。
ちょうどカラオケブームが始まった頃で、スナックなんかでよく上司の下手な唄を聞かされたもんだ。
その後もいくつかヒット曲が出て、いつしかNHK紅白の常連になり、昨年までに33回連続出場したそうだ。
そう言ってはなんだが特別に歌唱力が優れているわけじゃなし、ヒット曲を量産しているわけでもない。それが紅白でこれだけの実績を積めたのは、よほどの強力な「推し(or押し)」とNHKへの営業力だろうと想像していた。話題は唄われる曲そのものより専ら豪華衣装の方だった。
昨年は結婚も果たした。

しかし良いことばかりは続かないもので、今年の春ごろに永年のビジネスパートナーでもあった幸子プロモーションの女性社長と専務を解雇しトラブルとなっている。一説によれば小林の夫と社長側との確執があったとされる。
この経緯については各種の芸能ニュースが微に入り細を穿つ報道を行っているのは御承知の通り。
芸能界は魑魅魍魎の世界なので、どちらの言い分が正しいのかは分からないが、解雇された社長らは小林のマネージャーとして下積み時代から支えてきたようだ。小林とはファミリー同然だったところへ新パートナーがファミリーに加わった。とうぜん人間関係は変るし、そこに金銭やら嫉妬心やらが渦巻き、定番のお家騒動に発展といったというような経過ではなかったかと推測している。世間よくあること。
小林は騒動の影響か日本コロムビアレコードとの契約も解除となり、新レーベルのもとで新曲を発売した。
その売れ行きも捗々しくなく、今年の紅白出場は難しくなったという観測もなされている。

その紅白出場問題について、大方の解説記事を要約すると次のようになる。
【解任した元社長のバックには芸能界のドンとされる人物(実名報道のケースもある)がついていて、その人物が紅白に出場できるかどうかに多大な影響力を持っている。だから小林幸子側が元社長に直接会って頭を下げない限り紅白復帰は難しいだろう。】
NHK最大の看板番組「紅白歌合戦」に誰を出演させるかという事に関して、芸能界のドンとされる人物が多大な影響力を持っているというのだ。

通常「ドン」と称する場合、単なる実力者だけでなく、いわゆる裏社会にも顔が利く人物という意味が含まれることが多い。まして芸能の世界だから、暴力団との深いつながりを連想させる。
しかしNHK側がこうした報道に抗議したり、事実を否定したというのは寡聞にして知らない。
NHK紅白については以前からジャニーズ事務所の発言力が大きく、司会から出場者までコントロールされていると報じられてきた。確かに顔ぶれをみればそうかなと納得してしまう(注)。
そうなると紅白という番組はNHKのものではなく、実質的には
「ジャニーズ+ドン」プロデュースによるイベント
ということになりはしまいか。
しかも私たちの受信料を使ってだ。
(注)ジャニーズ事務所の所属タレントはNHK紅白歌合戦に1980-2012年連続して出場している。SMAPの中居正広は紅白合わせて6回も司会を務めており、2010-2012には嵐がグループで白組の司会を担当した。

公共放送たるNHKはこれらの報道に対してどう考えているのか、反論や反証を示す意思があるのかどうか訊いてみたいものだ。

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