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2012/11/14

やっぱり「宗教はアヘン」か

エジプトのイスラム教厳格派サラフ主義のモルガン・ゴハリー導師が、古代エジプト時代に造られたピラミッドやスフィンクスは偶像崇拝を禁じたイスラム教に反しているとして破壊を呼び掛け、物議を醸していると報じられている。
民放番組の中で「これらの偶像は不敬の象徴だ。全イスラム教徒は立ち上がらなければならない」と訴えた。スフィンクスなどは、アフガニスタンの旧タリバン政権が2001年に破壊したバーミヤンの巨大石仏と同じ運命をたどるべきだと主張したというのだ。

10月9日にはパキスタン北西部スワト地区で、ブログなどを通じてイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TPP)」を批判していた少女・マララ・ユスフザイさん(14)が下校のためにスクールバスに乗っていたところ、TPPの銃撃を受け重体になった。
TPPは声明を発表し、「われわれを邪魔する女はすべて殺す」と犯行を正当化し、ユスフザイさんを再び狙うと宣言した。

一方、11月に行われたアメリカ連邦議会上院議員選挙では、共和党保守派のリチャード・マードック候補がレイプ被害者の中絶も認められないとして「生命は神の贈り物。たとえレイプというひどい状況で命が芽生えたとしても、それは神が意図したことだ」と発言している。
これとは別に、共和党保守派候補が「レイプ被害者はほとんど妊娠しない」と発言し、謝罪に追い込まれた。この言でいけば妊娠したのであれば、それは本当のレイプではない、言い換えれば合意だったということになる。

かたや中東と中央アジアのイスラム教原理主義、こなたアメリカのキリスト教原理主義。
もうキチガイ沙汰としか思えない発言や行為だ。オウム真理教でさえ例外とは思えなくなるほどだ。
怖ろしいのはこうした教理が中東諸国やアジア、米国それぞれの国で浸透し、影響力を拡大しつつあることだ。

「宗教はアヘン」という有名な言葉がある。
マルクスの著作の中に出てくるとされているが、実際は「宗教上の不幸は、一つには現実の不幸の表現であり、一つには現実の不幸にたいする抗議である。宗教は、なやめるもののため息であり、心なき世界の心情であるとともに精神なき状態の精神である。それは民衆のアヘンである」と書かれていて、ニュアンスは異なる。
しかし上記の事柄からすれば、文字通り「宗教はアヘン」と言っても間違いではない気がしてくる。
中世の宗教戦争を引き合いに出すまでもなく、過去の歴史の中では宗教の名のもとに実に多数の犠牲者を生み出してきた。
宗教というのは果たして人類を幸せにするのだろうか。
それとも一部の原理主義だけが異常と考えるべきなのか。

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コメント

物事には二面性があり薬にもなれば毒にもなるという意味ではやはり宗教は阿片のようなものかもしれませんね。
近代のイスラムーキリスト原理主義の構造には背後から煽る存在が見え隠れし表のメディアが伝える話は鵜呑みにできないのが現状です。チュニジアから突如連鎖したアラブの春(似非民主化革命)はソーシャルネットワークが利用されましたが間違いなくCIAが暗躍しています。長年続いた独裁政治が崩壊すれば混沌のなかから原理主義政権が誕生するのは明白です。イスラエルと戦争するために。我々の感覚にはありませんが、アラブは基本的に遊牧民なので他民族は徹底的に排除します。そういう土地柄において権力者がリーダーシップを発揮し他の部族を押さえつけるというのはあの土地においては有効なスタイルなんではないでしょうか?事実、現状は革命前より悲惨です。
また2000年にタリバン政権がアフガニスタンにおいてケシ栽培を全面禁止をし、対テロの名目でアフガンに乗り込みタリバンを叩きヘロイン生産量を飛躍的に発展させたのは世界一の麻薬業者ブッシュユダヤCIAです。
チベットーウイグル問題で活躍するのは法輪功という反共のカルト宗教ですがこれは日本における統一教会と同じ役割で代表は朝鮮族、本部はアメリカ、後見人はユダヤ人です。もちろんCIAの肝入りです。目的は中国国内の混乱です。シリア問題も同じです。CIAはほぼ隠れユダヤ人ロックフェラーの私設団体なので、目的はN.W.O「ニューワールドオーダー」にあります。新世界秩序とは世界の人口を10億人くらいまで削減し一部の支配者と残りの奴隷という狂った世界を築く事だそうです。キチガイ沙汰ですが本気のようです。どうやら2012年というのは彼らにとって約束の年のようで、新約聖書巻末のヨハネの黙示録の記述を悪用し最終戦争を起こしたいみたいです。数年前から香ばしいスピリチュアル系の人達が2012年アセンションが来て地球が次元上昇し云々という話やマヤ暦が2012年12月に終わる云々という話も同じです。統一教会の地上天国も創価の総体革命も一緒です。ちなみに統一教会の地上天国の約束の時は2013年1月だそうです。教祖は9月に無事おくたばりになりましたので破綻してると思いますが。早く大戦争をおこして戦争経済にしないとアメリカ経済が持ちそうにないので必死に中東と極東で火をつけていますが、
資金不足もあって上手くいってないようなので油断はできませんが戦争はもう無理じゃないかと楽観しています。
日本ではまだ飼い犬のシナシナ石原あたりが動いていますが…。
宗教を悪用する輩が多すぎるという事を述べたかっただけなのに主題から逸れた長文失礼しました。ちなみに私が言うユダヤ人とは正確にはハザール人の末裔であとからユダヤ教に改宗した者たちの事で、本当のユダヤ人は白人ではなくアラブ系ですのでユダヤの方々を差別する気持ちは一切ありません。憎むべきはハザールさん家のユダヤ君です。失礼しました。

投稿: 審神者 | 2012/11/14 23:59

審神者様
アラブの春の背後に米国がいたことは事実です。イランとシリアを孤立化させ、イスラエルを含めた中東の安定を目指したのでしょう。
しかし結果としてはイスラム原理主義という「パンドラの箱」を開けてしまった。
イラク戦争と全く同じ構図になってしまったわけで、米国は懲りないですねぇ。
米国のキリスト教保守派が親イスラエルなのは不思議としか言い様がありません。本来は最も対立すべき相手な筈ですが。
この辺りは政治的な企みを感じます。

投稿: HOME-9(ほめ・く) | 2012/11/15 09:39

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