オリンピックのカネとカネ
2月12日の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、2020年夏季五輪の中核競技(25競技)からレスリングが外れた。
レスリングは近代五輪の第1回大会となった1896年アテネ大会から採用され、1900年パリ大会を除いて毎回実施されてきた伝統種目だ。
因みに女子は2004年アテネ大会から採用された。
過去の五輪でも日本がメダルを量産してきたお家芸であることは御承知のとおり。
なぜレスリングのような伝統競技が外されたのかというと、競技関係者がロビー活動を怠ってきたためとある。「ロビー活動に積極的だった競技は強かった」と語る関係者もいたようだ。
「ロビー活動」というには、特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動である。
オリンピックでいえば、競技団体からIOC理事会への働きかけということになる。
政治の世界では主張を通してもらう見返りとして利益供与が行われるのが一般的で、ロビー活動は利権団体と政治家との癒着・買収の一形態とみられがちだ。
IOCと競技団体との関係も同様であろうことは想像に難くない。
五輪には巨額な金が動く。
例えば東京都の2016年夏季オリンピックの招致活動に使った招致費用は150億円だった。たかが招致だけでこれだけの巨額。しかも失敗すればパーだ。賭け金が150億円のギャンブル。
実際の開催に動く金は推して知るべし。
スポーツそのものは純粋だが、その裏では巨費が動いている。
五輪の採用されるかどうかは、その競技にとって死活問題になるわけだ。
第1回のオリンピックが開かれた1896年当時とちがって、現在では各競技種目ごとに国際大会が行われている。
なかには五輪よりW杯の方が権威のあるスポーツも多い。
いま、オリンピックの存在意義を問い直す時期に来ているのではなかろうか。
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今夜あるサイトで高木リナなる女性が韓国人男性と結婚したことにつき、最低とかという記事を目にしました。
そして高木リナで検索すると、予備キーワードで「高木リナ 韓国人」とも出てました。
一事が万事こういう手合いが多いことに閉口です。
そんな愚かな有権者が多いからこそ履き違えてる橋本徹や石原慎太郎などが政治家として名を馳せてしまう。
悲しいですね・・・
投稿: dejavue | 2013/02/14 22:54