安倍政権に籠絡されるメディア
1月7日 讀賣新聞 渡辺恒雄会長 「和田倉」
1月8日 産経新聞 清原会長 「雲海」
熊坂社長
2月7日 朝日新聞 木村社長 「北京」
2月14日 産経新聞 清原会長 「陽明殿」
2月15日 共同通信 石川社長 「壺中庵」
3月8日 日経新聞 喜多社長 「レ セゾン」
3月15日 フジテレビ 日枝会長 「クレッセント」
3月22日 テレビ朝日 早河社長 「総理官邸」
3月28日 毎日新聞 朝比奈社長 「錦水」
4月4日 朝日新聞 曽我政治部長 「聘珍樓」
時事通信 田崎解説委員
讀賣新聞 小田論説委員長
4月5日 日本テレビ 大久保社長 「楠」
以上は今年に入ってから安倍晋三首相が会食した大手マスメディアの幹部たちだ。順に日付 社名 名前 会食場となっている。
店は名前もきいたことがないし行ったこともないが、いずれも高級店なんだろう。推測だが割り勘ではあるまい。
テーブルの下には茶封筒も・・・、なんてこともついつい勘ぐってしまう。
報道関係各社に対し、会長・社長から部長や論説委員に至るまで日々一杯飲まされて(or喰わされて)いるわけだ。
いや、幹部だけではなかろう。
元官房長官だった人の著書を読むと、官房機密費の一部を記者たちの小遣いとして渡していたそうだ。政治評論家たちに金を配った時も、辞退した人はほんの一握りだったとか。
悲しいかな、人間は金に弱い。
かくして報道各社は競うように安倍政権に対する提灯持ち記事を書くことになる。
メディア経営者は政権トップとの接触は控えるのが、先進国では一般的だ。
日本のマスコミにはそうした規範さえないのが現実だ。
彼らは「李下に冠を正さず」という諺を知らないのだろうか。
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冠もない、さればとて無冠に徹するのではなく、なにかと肩書きを欲しがる。
投稿: 佐平次 | 2013/04/12 11:33
佐平次様
「冠、無料」ってぇとこですね。
こうベッタリじゃ批判なんか出来っこない。
投稿: HOME-9(ほめ・く) | 2013/04/12 12:02
まったく、日本には“ジャーナリズム”はなくなってしまいましたね。
この件についてブログで記事を書いたので、ほめ・くさんの記事にリンクさせていただきました。ご了承ください。
TPPのアメリカ優位の交渉結果にも、どこのメディアも歯切れが悪い。
一部の雑誌やネットでしか真っ当な情報は得られない時代になったのかもしれません。
投稿: 小言幸兵衛 | 2013/04/13 19:19
小言幸兵衛
朝日の「安倍政権検証100日」シリーズなんぞは、アベさんヨイショ特集みたいなもんでした。後は推して知るべし。
福島周辺の動植物への影響に関する研究報告会も、大手メディアは黙殺状態。
先ずマスコミ経営者に矜持が無いのが全ての原因でしょう。
投稿: HOME-9(ほめ・く) | 2013/04/14 09:58