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2013/04/05

「体罰アンケート」で教師に脅される

孫の一人が都内の公立中学に通っている。現在中3だが、1年生からバスケットボール部に入部し現在も続けている。
昨年秋ごろから部活動の顧問の教師による体罰が始まり、最初のころは軽くビンタ程度だったが次第にエスカレートして時には拳で殴るようになり、子どもが顔にアザを作ったり頬が腫れたり唇を切ってくることもあった。
この教師は以前にも体罰で処分を受けたことがあったようだ。
見るに見かねた生徒の母親たちが学校を訪れ、顧問の教師に体罰をやめるようお願いした。当初は体罰はしていない指導しただけだと強弁していたが、最終的には謝罪し、以後は一応収まってはいる。

今年1月、東京都教育委員会は、都立学校長および区市町村教育委員会教育長に対し、部活動指導における暴力による体罰の実態把握のために実態調査を実施することにした。
実態調査での教師に対しての質問で、「部活動の指導で、生徒に暴力による体罰を行ったことがあるか」「生徒からは暴力による体罰ではないかと受け止められかねない行為をしたことがあるか」など6項目。
生徒に対しての質問では「部活動中に、顧問教諭から、暴力による体罰を受けたことがあるか」「部活動中に、上級生から、暴力による体罰を受けたことがあるか」「部活動中に、顧問教諭から、暴力ではないが、肉体的や精神的苦痛を感じる体罰を受けたことがあるか(長時間にわたる正座など)」など同じく6項目に渡る。
孫はアンケートに正確に答えるかどうか迷い母親に相談したところ、母親(わたしの娘)は事実をありのまま回答するようにと勧めた。どうやら孫はその助言に従ったようだ。

処がその後、バスケットボール部の顧問の教師から孫が呼び出され、アンケートの内容について強く叱責を受けたそうだ。
その内容は、「体罰があると答えたのはお前だけだ」「親は承知してるのか」「なぜあんな事を書いたのか」「こうなったらお前が部をやめるか、俺がやめるか、どちらしかない」「お前はレギュラーを続けたくないのか」など。
孫は、来年に高校受験を控えている。
顧問の後段の脅しは、部活動を熱心に続けたかどうかは内申書に響くので、明らかにそこの弱みを衝いてきたものだ。
教育者にあるまじき卑劣な手口だ。
ただ「受験」の二文字がどうしても頭に浮かぶので、孫も母親も悩んでいる。

「体罰アンケート」に対する学校側の嫌がらせは、孫の中学だけではあるまい。恐らく多くの学校で行われているんだろう。
教育委員会といえば、見て見ぬ振り。
そうした調査結果というのは、果たしてどれだけ信用がおけるのだろうか。
全国で行われている「体罰」や「いじめ」の実態調査に関しても、その結果については疑ってかかった方が良さそうだ。

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教育」カテゴリの記事

コメント

お孫さんの体験には驚きました。
その昔、イギリスなどで親が子供を不法に重労働に従事させていた実態から守るため、学校は安全が確保されていた場所でした。
もちろん、今日では状況は違いますが、学校に行くことに危険や恐怖を感じることで、ますます生徒達の心身が蝕まれる時代になったのかもしれません。
躾や生きるための哲学は家庭の役割でしょう。しかし、学校は「スキル」「知識」を教えるのが役割としても、生徒の人間としての尊厳をないがしろにしてはいけないと思います。

小言幸兵衛様
東京都の「体罰アンケート」は記名式で、学校で集約して教育委に提出という流れです。
これだと都合の悪い回答は、学校内でもみ消しが出来る訳で、なんのための調査なのか分かりません。
生徒を傷つけるための調査なら、やらない方が良い。
東京都は何を考えているんでしょうか。

ひどいですね。
直接教育委員会に投書されたらいかがですか。お孫さんが落ち着いて勉強できなくなる?
そういう足元を見ているのでしょうか。

佐平次様
筋論からいえばその通りですが、娘たちが悩んでいるのは前回の体罰問題の時も、学校ぐるみ隠ぺいしようとしていたことです。
今回も教育委に持ち込めば、学校全体を相手にしなくてはならない可能性が高い。
その辺りが難しい所なんです。

同じ様な事が有るのだとビックリしました。もっと陰険で、この二年間、真ともな練習や試合には殆ど出して貰っていません。中二です。部活の方針?説明会も聞いておりません。部費もきっちりお支払いしております。年功序列とかで三年が中心と!切磋琢磨も無く公務員感覚、だから子供達も上から目線、顧問の後ろ姿を見て、一年来いや〜やれや〜、この指導者にこの選手有りと言う状態!今この顧問は問題教師として問われています。体罰の件です。やっては行けない事を内々にしていたのです。学校も隠蔽して居たのでしょう。心の壊れてる先生も居るので十分注意が必要ですお孫さんの為にお体に気を付け、頑張って行きましょう。私も残り少ない中学校生活が良い思いでとなる様頑張っていきます。何も悪い事はしていませんし、黒か白しか無いのですから!

未来様
苦しんでおられる様子が伝わってきて胸が痛みます。本来は中学の時が人生で一番楽しい時期であるべきなのです。
幸い孫の件は教師から謝罪があり、現在も元気に部活を続けています。
あなたも希望を失わず頑張って下さい。

今回の体罰アンケート調査の記名式は、失敗かと思われます。書いた家庭では学校にチクリやがってと…すでにイジメや嫌がらせ、八つ当たりを受けて居る子供達が居るはずです。何の為の調査だったのか?疑問です。文部科学省の落ち度です。解決している事より先生に嫌がらせされて居る子供達の方が多いのではないでしょうか?

アタル様
これではまるで児童に、不正があっても正直に言ったり書いたりしちゃダメだよと教えているようnものです。
なぜ記名式にしたのでしょうか。根拠が分かりません。

日本では教師に体罰を隠蔽するように脅されるってのはあると思いますね。なんか心当たりを思い出しました。

思い当たる教師が過去に多くいますが、最近その一人がとある情報から「あるコネ」によって教育の現場に復帰したと聞きました。何十年も現場を離れているそうで、過去の問題は相殺なのかと涙が出ました。

ちなみにその教師の場合、彼は部活動での体罰が異常なまでにひどかった。その他、授業中の度過ぎた体罰もひどく、特に自分の気に入らないことが最高点の場合、相談室という密室に閉じ込めて、さらなる暴行を行っていたことを思い出しました。当時、学校は黙認でした。

その密室暴行がなぜ明らかになったかと言うと同じように暴行(セクハラ)を受けて逃げ延びた女性の方の話で発覚したことです。ただ当時は、警察に連絡したり、処罰の手法が今でも見当たらないのが問題だったと、今考えると思います。

その当時、今ほどネットの発達も低く、テレビは無視、新聞ぐらいしかなかったので、公表した側の生徒側に力が弱かった。教師はどんなクソ誰であれ偉大だったですから。

今考えると、彼の怒りというかはけ口の「沸点」として一番最悪の状況は、都合が悪くなると相談室という密室に閉じ込めて暴行を行っていた。証拠が残らない。ドラマの高校教師とほぼ同じ状況です。

いまいましい思いがあります。私もその部活動の顧問から徹底した暴行を、気分がいけ好かない時にはことあるごとに受けました。暴行と言うか、それは相当の度を越したものでした。

分厚いクリスタルの灰皿で顔面を何度も叩きつけられるように殴られた。格闘技でいえば、マウントパンチの状況です。めがねと歯が折れ衣服はずたずたになるほどになったのもあります。殴る蹴るどれだけやられたか記憶にないくらいでした。さすがに私も気を失いましたから。これ教師ですよ。

相談室にある手洗い場の、血みどろの拳の、相手の手洗いのすくった水で意識を取り戻しました。当然、何の言葉も発することはできない。殴られた理由は、ただ教科書を忘れた事を授業中に述べなかっただけ。ただそれだけです。

確か2時半ぐらい5時間目の終了から約1時間ぶっ通しで暴行を受けました。まあそれがいちばんひどかったのは「密室」だったからです。

だがある時、それが突然明らかになりました。なぜ明らかになったかと言うと、同じように暴行(セクハラ)を受けて逃げ延びた女性がいたことです。その保護者の方が、同級生の当時のマスメディアに働く人に伝え、部活動の最中、暴行の最中のことを、詳細に連絡してくれたことで発覚したことです。それがなければ毎日泣き寝入りでした。今のように携帯やデジタルカメラが高性能ならば良かったのですが。

ただ警察に連絡したり、法律などでの手続きと言うか、処罰の手法が今でも見当たらなかった、映像による証拠がつかめなかった、口止めを脅迫されたことがかなりの問題だったと、今考えると思います。当然、野球での後の進学は当然断念せざる得なかったし、高校進学後も執拗な嫌がらせは続きました。数々の人間の夢が完全に絶たれたし、服従しなかったものには徹底して根回ししてましたね、セレクションや大学推薦なんて、自分の関西地域の大学から社会人から吹聴潰しはすごかったですよ。自分は彼の素性を把握していたので、そうなると予想して別の道に進みました。それでもひどいんですから。ヤクザの根回しそのもの(笑)。

彼は部活動に熱心と言うか、それしか存在意義のない教師でした。部活動での体罰が異常なまでにひどく、その他、授業中の度過ぎた、いわば自分の気に入らないことがある都度、加えて女性でも明らかにセクハラまがいの行為に及んでいました。

だが現実はこのネット時代になっても、新聞は変わらず。例えば、こういう教師の名前を公表しても、コネさえあれば即復帰させる現状があることに怒りすら覚えます。出身大学の同属関係もあるのでしょう。どうやらそこにはらコネや事件の隠蔽が暗躍しているらしいのです。

過去を紐解いてみると、そういう暴力教師はヤクザ系。桑田つながりでいえば、PL学園の密室での暴力事件などをいろんな難癖をつけて、教師が率先して暴力遂行する→生徒に強要する。いわば暴力団まがいのことをやる教師が存在した。そんな教師が今も過去も禊どころか、のうのうと幸せに生きて、まったく処罰されていない現状がある。たとえ公立でも教育委員会がとてもいいかげんで程度が低い地域ならよくあります。

そんな教師が一向に厳罰に処されない。何十年も続いているのです。結局は実名が特定されないことの方が多い。そんな教師たちを何のお咎めもなく復帰させている現状がある。こんな事例が常態化しています。調査なんて名目だけ。密室の暴力事件などは、いろんな難癖をつけて隠蔽できます。過去にもまったく処罰されていない現状がある。

そのような教師たちは程度を超えた殺人事件級の騒動を過去に何度も起こしてきたにもかかわらず、隠蔽されてしまう現実。なぜかそんな教師が厳罰に処されないのだろう。のうのうと幸せに生きるのか。そんな事例が数多く浮かび上がります。

そういうキチガイ教師たちの復帰の背景は、ある地域の保護者の「身分的問題」そしてなおさらひどいのは体育大学出身や二部学部(その大学にもう消滅して存在していない場合など)の教員免許詐称が蔓延っています。社会人名目で簡単に入ることができる。


そこに浮かび上がるのが強力なコネの問題。おそらくそこに部活動の野球などが、特にそうで、問題がおきると必ずこのような隠ぺい工作に結びつけている。社会人経験などもその枠に入り、政治もそこに絡む。長年の議員の圧力もある聞きました。長年の市議会議員とか2世の国会議員が要注意人物。

そんな現状がありつつも、最近テレビ報道のふり幅が大きく、肝心な報道がスルーされまくるだけに、そんな教師に対するネットによる糾弾は、この時代、映像も含めて絶対に必要。


分数もできないような学生の恩恵を施してもらうなんらかの保護者たちの悪辣さも含め、弱者はそんな暴力教師たちやそんなヤカラを簡単に復帰させたりすることに文句は言えない。採用する団体組織のコネの圧力がある限り、体罰問題は消えないだろう。大衆は結局泣き寝入りしてきた現状が今でもある。だからして何十年も同じクソ教師が残滓として残ってしまうと思いました。ネットの大衆はそんな教師の糾弾者であるべきだと思う。


うお様
随分と辛い体験をされたんですね。悔しさ、怒りは察するに余りあります。まして加害者たる教師がのうのうと未だに教育現場にいるとなれば尚更です。
昔は、学校での教師から生徒への暴力やセクハラは当たり前のように思われていました。それが表沙汰になることはまれで、まして刑事事件として裁かれることは先ずなかった。
そういう意味では、今は多少でも良くなsってきたとも言えるでしょう。
しかし学校の隠蔽体質は一向に改まりません。
その理由は、教育委員会も校長も生徒を守るより学校組織そのものを守ることを最優先するためで、この体質はこれからも変わらないと思います。
ネットがそうした行為の糾弾者としての役割を果たすべきだというご指摘はその通りだと思います。

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