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ブログの再開は8月6日を予定しています。
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ブログの再開は8月6日を予定しています。
早めの夏休みで当ブログをしばらく休みます。
再開は8月上旬を予定しており、その間コメントの公開やレスが遅れることがありますがご了承下さい。
私事ですが、明日参院選の期日前投票に行きます。21日がどうしても都合付きません。
過去の選挙はいずれも投票日に投票してきましたので、初体験ということになります。
今回の選挙で自民党は「日本を取り戻す」というスローガンを掲げています。
だが私は「安倍政権から日本を取り戻す」ために働いてくれる政党と候補者に一票を投じるつもりです。
ベルギー南部のディナンはミューズ川沿いの美しい街ですが、川にかかる橋の両側に世界の国旗が飾られています。もちろん日本のも。かつてはドイツの国旗だけは無かったそうです。なぜなら第二次世界大戦でこの街が激戦地となり、ドイツ軍に壊滅的な打撃を受けたからです。戦争とはいえ、やられた側の恨みというのは簡単に消し去ることができないものだという事です。
その後、ドイツ政府から正式な謝罪があり、今ではドイツ国旗が飾られています。
ヨーロッパを旅するといつも感心するのは、EU加盟国の間に国境がないこと(シェンゲン協定)、同一通貨であることです(一部の国では今でも自国通貨を使っている)。
恐らく数十年前までは想像すらできなかったでしょう。
二つの大戦では欧州全域が敵と味方に分かれて戦ったわけですから、そうした恩讐を乗り越えての統合というのは人類史上において画期的な出来事だといえます。
アジアではこの先何年かかるでしょうか。
ベルギーは言語が南北で分かれていて。北部はフラマン語(オランダ語)、南部はフランス語が公用語です。首都ブリュッセルはその両方が使われています。さらに殆んどの人が英語を話せます。
私たちがブリュッセルを観光した日に、同性愛者のデモが市の中心地で行われていました。男性たちのデモはちょっと気持ち悪いとこもありましたが、女性たちのデモは華やかで、中には下着姿の女性もいたりして私たち(私だけかな?)の眼を楽しませてくれました。
デモが終わった後も色々な扮装を凝らして街の中を歩く姿が見られました。
そうした中から美女を紹介。
7月7日、新宿区四谷区民ホールで行われた”神楽坂伝統芸能2013 神楽坂落語まつり・夜の部「扇辰・三三 二人会」”へ。
猛暑日だった七夕、都心では夕方に盆を返したような俄か雨が降り、新宿御苑駅から会場へ入るのが少し遅れた。扇辰によればこういう雨を「大夕立(おおゆだち)」と言うのだそうだ。
場内はざっと8分の入り。
< 番組 >
前座・林家扇兵衛「道具屋」
柳家三三「真田小僧」
入船亭扇辰「阿武松」
~仲入り~
入船亭扇辰「野ざらし(通し)」
柳家三三「転宅」
扇辰の1席目「阿武松」
この日が大相撲名古屋場所の初日、それに因んで相撲ネタという選定がいい。
数ある相撲ネタの中でこれは講釈から落語に転じたネタで、いわゆろ出世物語。
近年では6代目圓生が高座にかけていた。
それほど笑いの取れる噺ではないし、登場人物が武隈親方以外はみな善良という扇辰が言う通りクサイ噺だ。
それだけに演者の力量が試されるわけだが、扇辰は主人公の長吉(阿武松)―恐らく芝居の「一本刀土俵入り」の駒形茂兵衛をイメージしたかと思われるが―、旅篭屋善兵衛、錣山親方、そして敵役の武隈親方を鮮やかに演じ分けて好演。
同じ力士でも善兵衛が長吉を伴って相撲部屋を訪れた際に、玄関先を掃除している新米、次の兄弟子、それから親方とそれぞれの話し方を微妙に変えていた。
こういう細部への目配りがこの種のネタには大事なのだ。
扇辰2席目「野ざらし(通し)」
軽いネタかと思いきや、野ざらしの通しできた。
1席目とはガラリと変わって、主人公の八五郎が狂ったように弾ける。扇辰の良いところは整然と人情噺を語るかと思えば、滑稽噺では一転してひたすら陽気になれることだ。
前半で切るのが普通だが、扇辰は後半まで演じることが多いのは、最後まで面白く聴かせる自信があるからだろう。
オチも今の人にも分かり易く変えていたが、ムリがない。
噺家というのは、どこかに狂気を持っていることが必要なのかも知れない。
三三の1席目「真田小僧」
上手いですよ、とりわけ下手な前座の後だからさすがと思わせる。
でもネタの選定はどうなのかな、もっと季節感のあるネタを選ぶべきではなかったのか。
それとも1席目は前座噺と決めているのだろうか。
三三の2席目「転宅」
ウ~ン、いくつか不満がありましたね。
先ず妾のお菊が部屋で泥棒を見つけた時、最初は驚くし恐怖心もあった筈だ。そうでなけりゃ、泥棒が帰った後で直ぐに向かいの煙草屋へ駆け込むことはなかった。
その恐怖心を克服し、次第に冷静になって行く過程がこの場面では必要とされる。
だから通常は次のようなヤリトリでその過程を表現している。
お妾 ちょっとお前さん、どっから入ったんだよ
泥棒 ん? ...うっ、む、むぁ...し、静かにしろ
お妾 なに言ってんだよ、この人は。 なに、お前さん
泥棒 なんだとは何だ!
お妾 なんだとは何だ、とはなんだよ?
泥棒 なんだとは何だ、とはなんだ、とは何だ!
お妾 なんだとは何だ、とはなんだ、とは何だとはなんだ?
泥棒 な...なんだ?
お妾 な、何だってぇの?
泥棒 なんだって、決まってんじゃねぇか、人のうちに黙って入ってんだ。言わずと知れた、こちとら泥棒よ!
お妾 まぁ、ちょぃとお前さん、泥棒?
こういう会話を交わしながらお妾の気持ちが次第に治まり、相手の値踏みも出来て行く。だからこの部分はカット出来ない。
翌日の泥棒と煙草屋の主人との会話で、主人が泥棒は間抜けだという度に泥棒が反論していたが、あれは不自然。これではまるで自らの身分を明かしているようなものだ。話としてはこの方が面白いが禁じ手だと思う。
二人並べると扇辰と三三の実力差は歴然としている。
もっとも今、扇辰を圧倒できる落語家は限られているだろうけど。
関東地方に梅雨明け宣言が出た7月6日、いよいよこれから本格的な夏を迎える。
浅草仲見世にも浴衣姿の若い女性の姿がふえていた。風情があるのはよこざんしたが、雷門前の交差点で信号が変るので急いでいた女性が、左手で褄(つま)を持って駆けだしていたのは頂けませんな。あんたは芸者かい。
会場の浅草見番の前で人力が「運が良ければ芸者さんが出入りする姿が見られるかも知れません」なんて解説している横を冴えない爺さんがすっと入って行ったんだからお客はさぞガッカリしただろう。
スビバァセンネ。
真夏の「雲助蔵出し」は季節感溢れる二席が並ぶ。
いつもの開演時間を繰り下げ夕方からとなっていたが、ネタの構成を見る限り正解だったようだ。
< 番組 >
前座・林家つる子「桃太郎」
柳亭市弥「高砂や」
五街道雲助「酢豆腐」
~仲入り~
五街道雲助「猫定」
(三味線 はる)
雲助の1席目「酢豆腐」
はるさんの美声入り出囃子に送られて登場、雲助はマクラで白酒に初めての弟子が付いたことを紹介。一門4人が集まってその弟子の名前をアアデモナイコウデモナイと議論したようだ。
このエピソードを話す雲助の顔は、まるで初孫を迎えた祖父の表情だ。自分が手塩をかけて育てた弟子に、そのまた弟子が生まれるのいうのは師匠にとっても嬉しいんでしょうね。
「酢豆腐」はこの季節にピッタリの演目だ。近頃やたらに「ちりとてちん」を高座にかける傾向があるが、あれはどうも感心しない。やはり東京の落語家は「酢豆腐」で行ってほしい。
若い者が集まって一杯やることになったが肴を買う銭がない。
気の利いた男がそれじゃ糠味噌の古漬けでと提案するが、糠味噌から出すのを皆いやがる。
そこて通りかかった建具屋の半ちゃん、岡惚れの”みい坊”に思いを寄せられているという噂を信用し、「頼まれりゃ後へは引かないお兄いさんだ」と見得を切ると、「糠味噌から香香を出してくれ」。
嫌がる半公から50銭巻き上げて、そういえばと昨日の豆腐が1丁残っていたのに気付く。ところが与太郎が温かい釜の中に入れて蓋をしていたもんだから、すっかり腐っていた。
捨てようと思ったが、普段からイヤミの伊勢屋の若旦那をみつけ、あいつをおだてて食わしちゃおうと相談がまとまる・・・。
この噺の眼目は、半可通を懲らしめるという江戸の伝統的文化に基づいていることだ。
知識も教養もないくせに通人ぶる「半可通」ってぇのには江戸っ子は我慢がならないのだ。
呼び止めると扇子でパタパタ扇ぎながら「こんつわ」と入ってくる。
新ちゃんが若旦那の目の下に隈が出ているのを見て、昨夜はさぞお楽しみと問いかけると、
「拙の眼を一見して、昨夜は乙な二番目がありましたろうとは、単刀直入……ききましたね。夏の夜は短いでしょうなと止めをお刺しになるお腕前、すんちゃん(「新ちゃん」のこと)、君もなかなか通でげすね」。
こうした自惚れ男や半可通をからかうのが、若いものたちの何よりの酒の肴。
こういう粋さは、「ちりとてちん」など足元にも及ばない。
それだけに演者としては難しく敬遠されるのだろう。
8代目文楽から志ん朝へと受け継がれたネタ、雲助の高座は人物の演じ分けも鮮やかに会場へ江戸の風を吹き込んでいた。
雲助の2席目「猫定」
八丁堀玉子屋新道の長屋に住む魚屋定吉という男、実は博打打ち。
朝湯の帰り行きつけの三河屋という居酒屋で殺されそうになっていた黒猫を助けて、自宅で飼うことになる。
猫嫌いのかみさんに文句を言われ、定吉が始終懐に入れて出歩くうち、この猫が賽の目で丁が出たときは二声、半が出たときは一声鳴くことに気付く。
さっそく賭場に連れて行ってたちまち大もうけ。いつも猫を連れてくるところから「猫定」とあだ名がついた。
この定吉、事情があって2か月ばかり江戸を留守にするが、そのあいだに女房のお滝が若い男を引き込んで密通する。
戻ってきた亭主が今度は邪魔になる。
お滝は間男をそそのかし、賭場の帰りの定吉を闇討ちにし殺してしまう。その時、定吉の懐からあの黑猫が飛び出してきて。
一方、間男の戻りを待つお滝、急に天井の引き窓から黒いものが飛び込んできて、悲鳴をあげたのがこの世の別れ。
翌朝、長屋の月番が喉を食い破られたお滝の死骸を見つけ、間もなく定吉の死骸が発見されたが、傍らで間男が喉を噛みちぎられて死んでいた。
長屋で定吉夫婦の通夜をしていると、棺桶から抜け出した二人の死骸が、すさまじい形相をして立っていたから長屋の連中は大騒ぎ。
そこへたまたま帰ってきた浪人があたりを調べると、腰張りの紙がぺらぺらっと動き、その度に死骸が踊り出すので、さては魔物かと脇差でと突くと、黒猫が両手に人の喉の肉をつかんで息絶えていた。
猫が恩返しに仇討ちをしたのだ評判になり、町奉行が二十五両の金を出し両国回向院に猫塚を建てて供養したという、猫塚の由来の1席。
日本の怪談には「化け猫」モノというジャンルがあるが、これらは猫が人間にのり移って復讐を果たすというストーリーが多い。
この「猫定」はむしろポーの「黒猫」を思い起こさせる筋立てだ。
長講でかなり陰惨な物語なので、6代目圓生以来絶えていたのを雲助が掘り起こしたネタだ。
雲助の演出は殺しのシーンをあっさりと描きながら、長屋の通夜の場面を滑稽噺風にまとめあげ、全体として後味の悪さを薄めていた。
いつもながらの人物の造形の巧みさも活きて、渾身の1席。
やっぱり雲助はいいねぇ。
フィギュアスケートの安藤美姫選手が出産したことをめぐり週刊誌やネットのニュースなどメディアの「父親探し」報道が過熱しています。なかには週刊文春のように「安藤美姫の出産を支持するか」という読者アンケートまで募集し、批判を浴びて謝罪に追い込まれた例まで現れました。
支持するもないも、もう産んじゃってるんだよ。
安藤の子の父親って、そんなに気になりますかね? アタシは全く気にならないし関心もないなぁ。
これがもし知り合いの女性が出産したなら、これは大いに関心を持ちますよ。父親は誰だろうなんて、ハラハラドキドキしちゃう。
赤の他人じゃどうでもいいし、第一大きなお世話だ。
安藤がソチ五輪を目指すっていってるんだから、好きな人は応援すりゃいいし、嫌いな人は無視すりゃいい。それだけの事。
可能性は低いだろうが、もし日本代表に選ばれたら拍手で送りだそうじゃありませんか。
ほら、このように本人も手を合わせて、放っておいてって頼んでるしね。
それよりも参院選に関心を払いましょう。
ルクセンブルク大公国(ルクセンブルク)は、西ヨーロッパに位置し、南はフランス、西はベルギー、東はドイツに挟まれた小国です。
面積は神奈川県とほぼ同じで世界ランキングでは168位というのですから未だ下があるんですね。
ちなみに日本は60位、あのドイツより大きいんです。欧州にいけば日本は大国です。
ルクセンブルク、国は小さくとも二つの世界一を保持しています。
一つは一人当たりのGDP、21世紀に入ってから世界首位の座を維持し続けています。
もう一つは、一人当たりの国民総所得(GNI)の購買力平価ベースでは世界首位で、つまり世界で最もお金持ちの国民だということです。
しかも国内の所得格差が北欧諸国並みに小さいというんですから、いう事なしです。
産業ですが、意外にも鉄鋼を中心とした重工業が経済を牽引してきました。
現在は金融が中心で、スイスと並ぶ国際金融センターになりました。
また近年では、豊かな自然を活かしたエコツーリズムにも力を入れています。
農業人口は1%程度ですが、有機農法を用いた農地に政府助成金が支給される仕組みとなっています。そのため政府認証を受けた農地のほぼ100%が有機農法を行っています。
まあ、こちらからは理想郷に見えますなぁ。
首都ルクセンブルク市の旧市街は世界遺産に登録されていて、丘の上に中世以来の古い街並みが残されています。
その中央広場では教会で式を挙げた新郎新婦が記念写真を撮っていました。
そこを横からパチリ。
いつ見ても花嫁さんていうのは美しいもんですねぇ。
ウチのカミさんだってその当時は・・・(ブツブツ)。
最近、ある旅行社から海外パッケージツアーの案内に太字で次の文章が注意書きされていました。
「日本及び渡航先国の出入国関連法により搭乗、もしくは出入国できない場合の責任は負いかねます。」
ああ、あれだなと直ぐに分かりました。
6月初めに報道された、添乗員付きツアーで男性客がロンドンの空港に置いてきぼりにされ、旅行社との間で係争に発展しているという件です。
6月5日付河北新報の記事によれば内容は次の様です。
<引用開始>
添乗員付きの欧州ツアー旅行で英国のヒースロー空港に置き去りにされ、精神的苦痛を受けたとして、
仙台市若林区の50代男性が6月4日までに、ツアーを計画した大手旅行会社阪急交通社(大阪市)に慰謝
料など計40万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。
男性の代理人によると、同様の訴訟は珍しい。男性は「会社は責任を認め、過失のない旅行客の立場に
配慮した対応をしてほしい」と強調する。
訴えによると、ツアーには男性ら26人が参加。ことし1月、スペインやポルトガルを訪れ、ヒースロー空港で帰国手続きを取った。テロ警戒で手荷物検査が厳しく、男性と女性添乗員、女性客の計3人が無作為で選ばれ、再検査を受けた。
添乗員と女性客は先に再検査を終え、搭乗ゲートに移動。添乗員は男性が遅れる旨をゲートの係員に
知らせた後、係員の指示で成田空港行きの航空機に移った。男性も再検査を済ませてゲートに駆け付け
たが、出発に間に合わなかった。
添乗員は携帯電話で男性に「飛び立つので(男性は)もう乗れない。頑張って帰ってきてください」と伝えたという。
男性は現地の旅行代理店を通じてホテルを予約。英語があまり話せないため道案内などのガイドを依頼し、ホテルに1泊し、別の航空機で帰国した。宿泊費やガイド代は自分で負担したという。
被害の弁償などをめぐり、男性は旅行会社側と何度かやりとりしたが、帰国後、会社側から「会社に過失はなく、金銭の補償はしない」といった連絡があったという。
男性側は「安全に旅行できると思って添乗員付きのツアーを選んだ。添乗員は空港に残って男性の安全確保に力を尽くすべきだった」と主張。阪急交通社の担当者は「裁判になったことは誠に残念。法廷で見解を述べる」と話している。
<引用終り>
よく旅行パンフレットの後ろに「旅行約款」とか「旅行条件書」という名称で契約者が掲載されていますよね。小さな字でゴチャゴチャ書かれているので読む人は少ないでしょうが、「旅行社の免責事項」の中に「官公署の命令」や「出入国規制」による損害が例示されています。
これを文字通り読めば、空港のセキュリティチェックのために乗り遅れても、それによる損害を旅行社は補償しないということになります。
一方、客の立場からなぜ添乗員付きのツアーを選ぶかといえば、第一にトラブルが起きた時に添乗員が解決してくれることを期待しているからです。逆にいえばトラブルが全く無ければ敢えて添乗員の必要性が感じられない。
そうした観点から前記の「置き去り」トラブルに対する添乗員の対処ついていえば、
①ツアー客の乗り遅れがないよう、空港到着に十分な時間の余裕を取っていたか。
ヒースロー空港の場合、長距離便では出発3時間前にチェックインするよう勧められている。これが守られていればいかに保安検査に時間がかかっても乗り遅れは避けられただろう。
②男性客が手荷物の再検査が長引いていた時に、添乗員が(直接又は地上係員を通じて)検査係員に対して、出発時間が迫っているので間に合うように急いで欲しいという要望を伝えていたか。
③男性客の乗り遅れが避けられないと分かった時点で、添乗員が現地旅行社(必ずある)に対して男性客をフォローするよう連絡を取っていたか。
添乗員は出発直前に男性客に携帯で連絡しているので、現地旅行社に対しても連絡は可能だっただろう。
上記の諸点が実施されていたら、旅行社としての責任は果たしていると言えます。
もし一つでも欠けていたとしたら、客の側から求める添乗員の義務を果たしていなかったと見なし、何らかの補償を求める事になるでしょう。
裁判になるというのでどのような判決が出るか分かりませんが、恐らくそうした具体的な点を考慮した判断になると思われます。
なおネットの一部から、添乗員が乗り遅れた男性客と一緒に空港に残るべきという意見が出されていますが、それは無理です。添乗員は最終到着空港までの責任を負っていますので、25名のツアー客がいる出発便に搭乗したのは当然のことです。
付け加えれば、この男性客が海外で使える携帯電話を持っていたので自分で現地旅行社に連絡が出来たことと、40万円もの資金を持っていた(クレジットカードかも)ことは不幸中の幸いでした。
とにかく自力で日本に戻れたんですから、その点は良しとすべきでしょう。
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