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2013/09/12

「デンキ開ケテ世間暗夜」

月刊誌「図書」9月号に、小松裕・熊本大教授が「田中正造没後100年に思う」という副題の記事を書いていて、その中に田中正造の言葉がいくつか引用されている。
ご存知の方もおられるだろうが、当方は不勉強で初めて知った次第。その中のいくつかを以下に紹介したい。
なお、田中正造(1841年12月15日-1913年9月4日)は、戦前の衆議院議員選挙に当選6回の政治家で、日本初の公害事件と言われる足尾銅山鉱毒事件を告発し、その解決に生涯をかけた人物だ。

冒頭の言葉は次のようだ。
【物質上、人工人為の進歩のみを以ってせバ社会は暗黒なり。デンキ開ケテ世間暗夜となれり】
まさに福島の原発事故そのものをズバリ表している。
他にもこういう言葉がある。
【真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さ〲るべし】
原発事故でいまなお住民の9割が仮設住宅での暮らしを余儀なくされている。古里の山河は荒れ、住民の生活は破壊されたままだ。
【猫もシャクシも興利々々、興利が人民を殺すのです】
【食のみ足りて人ハ飢えたり。食ハ充満して餓死多シ】
【他を思わざるもの社会ニ充満して国漸く滅亡す】
田中正造の警句を読むと、100年経ても日本は変っていないと思わざるを得ない。

それに引き換え、安倍首相は2020年五輪招致のスピーチで、原発の汚染水漏洩問題について「抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している」と発言していた。
安倍首相は同じ言葉で、福島の被災者の前にして大見得を切れるのだろうか。
国外向けと国内向けで使い分けるとしたら、"ウソツキ晋ちゃん"である。

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コメント

若い頃、民芸だったかで田中正造を主役にした劇を見ました。
直訴するのでしたね。
烈々たる気迫が舞台にみなぎっていました。
誰が正造を演じたかを思い出せないのです。

佐平次様
いま反原発運動ではこの田中正造の【真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さ〲るべし】が合言葉になっているんだそうです。
100年以上前に書かれたたことがそのまま当てはまるというのも凄いことです。

田中正造ですか、勉強不足でした。
目の前の「利」のみ考える政治家や官僚、そして天下り先企業の経営者ばかり目立つ中で、見当たりませんねぇ、国民の視点で自然と共生する国づくりを考える人が。
安倍自民党は昨年末の衆議院選で「TPP断固反対、ブレない、ウソつかない」と訴えました。IOC総会も含め見事な“ウソツキ晋ちゃん”です。

小言幸兵衛様
こうなると「ウソツキは首相の始まり」ですね。
放射能による海洋汚染は国際的な環境問題です。一国の宰相として軽々に断言すべきではありません。
「報道より事実を見て」と言ったそうですが、それはこっちのセリフ。

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