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2013/09/03

「露店のクジが当らない」って、当たり前じゃないの

9月2日付の産経新聞によると、当たりが入っていないくじを引かせて現金をだまし取ったとして、露店アルバイトの男が詐欺容疑で大阪府警に逮捕されたという。きっかけは賞品の人気ゲーム機目当てに、子供たちに負けじと1万円以上をつぎ込んだ男性の訴えだった。
男性は警察官にこう力説したという。「何度引いても当たらない。あのクジは詐欺だ」。
記事によるとこの事件は7月27日夜、大阪市阿倍野区の阿倍王子神社の夏祭りの初日に起きた。
代金は1回300円、2回なら500円。プラスチック製の箱の中から1~100番までの数字が振られた紙くじを引き、60番以上が出れば最新ゲーム機やゲームソフトなどの賞品が当たるという触れ込みだった。
このクジに1万円つぎこみ当りが1枚もなかったという男性の訴えで、阿倍野署が捜査したところ、外れクジばかりだった。男は捜査員に「当たりは入れていません」と告白。男はそのまま逮捕され、今月起訴されたというもの。

あれ、知らなかったんですか。あの手のクジは当たりませんよ、アタシら、子どもの時から知ってましたよ。
当りを出しだら採算がとれず、店は潰れてしまう。そんな商売誰がやる。
だいいち、ギャンブルにインチキは付き物だ。
自分の子どもがまだ小さい頃、縁日に連れていくとクジを引きたがる。黙ってみていると何枚引いてもハズレばかり。そんな時に「このクジはインチキだ」とイチャモンをつけたりしない。子どもには「残念だったね」という言葉をかけてお仕舞にする。
子どもたちもそうした経験を積んで大人になって行く、それでいい。

若いころ、会社の同僚が浅草へ遊びに行ったら、ストリップ小屋がたっていた。看板には裸の女性が露わに描かれていて興味をそそる。それにしては入場料が格安で、これはお得だとチケットを買って中に入ったら、舞台に出てきたのはサルだった。確かに裸ではあった。
その同僚も含めて客たちは「上手く騙しやがったな」と苦笑しながら外へ出たそうだ。「詐欺だ、金返せ!」なんて野暮な客はいなかったのだ。
かつての見世物小屋なども、みなインチキだったようだ。客もそれを承知で、「今度はどんな手で来るのかな」と、騙されるのを楽しみに金を払っていたらしい。

捜査関係者によれば、くじ引きの露店が詐欺容疑で摘発される例は極めて異例だという。「正直、露店くじをめぐって客が被害を申告したというケースですら今まで聞いたことがなかった。祭りで楽しい気分になったついでにくじを引くせいで、多少損をしても余興と思って目をつぶる人が多かったのではないか」と指摘していると記事には書かれている。
ごもっとも。
警察もご苦労なこった。
新聞もこんな記事で紙面をさくより、もっと大事な問題があるだろうに。

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コメント

カバヤブンコ、覚えていませんか。
付いているカードの文字を全部そろえるとかばや文庫を一冊もらえる。
「ブ」がなかなか出なくて、、カバヤンコばかり。
やっとブが出たときの嬉しさは今でも覚えています。
あのキャラメルは5円だったかな、10円だったか。

佐平次様
親に連れられて縁日の「伝助賭博」を見たことがあります。勝率は5分5分の筈なのに必ず客が負ける。たまに勝つのはサクラだけ。
インチキなんですよ。
でもああいうのが社会勉強になりましたね。

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