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2013/11/21

偽装野党「維新」「みんな」

企業には定期的に税務監査というがある。国税局の職員が会社に来て数日かけて帳簿をチェックする。
経理担当から聞いた話だが、わざと完璧にしないのだそうだ。さして重要な事ではない部分にいくつか穴をあけておくのだと。当然のことながら税務職員から指摘を受ける。「ご指摘の通り当方のミスでした」と直ちに訂正する。向こうも仕事で来ているわけで、何一つミスが見つけられなられないよりは、その方が気分よく引き上げていくらしい。
「阿吽の呼吸」ってぇやつだ。

現在、国会で審議中の「特定秘密保護法案」がどうやら与党と維新の会、みんなの党の共同提案で衆院を通過する見通しとなったようだ。
両党との協議で若干の修正は行われたようだが本質的なところは何ひとつ変っていない。自民党も最初から丸のみにさせる心算はなかっただろうし、修正は「想定内」のこと。
元々、「維新の会」にしても「みんなの党」にしても党首(代表)がいずれも安倍首相に近い人物だ。基本政策に大きな違いはない。
「維新の会」の前身は「自民党・維新の会」だったし、「みんなの党」実は上に「じ」が付いているらしい。
いっそ一緒になったらいいだろうと思うが、そうするとどこかの国のように事実上の一党独裁みたいになってしまう。それじゃ体裁が悪いから組織を分けておこうと、まあこういった所ではなかろうか。
この両党の実態は、悪く言えば自民党の別働隊、良く言って「偽装野党」。

法律というのはいったん成立してしまうと独り歩きする。特にこの特定秘密保護法法案というのは行政のさじ加減で、いかようにも運用できるという内容だ。
民主主義の根幹にかかわる問題なので、以前は自民党党内でも慎重意見が強く法案提出ができなかった。
このまま「安倍独走体制」を許すのか、国会の良識が問われる。

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コメント

呆れるというか腹立たしいというか、もともと何の期待もしていなかったのは事実ですが。
野党の意見を聴いたというアリバイつくりに加担した罪は永劫に消えないな、あのバカ二人!

佐平次様
首相を第三者だって、初めはジョークだと思ってましたよ。
あれじゃ修正じゃなく「補強」ですね。
「自民維新の会」と「自民なの党」、とんだ食わせ物です。

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